「おやすみシェヘラザード」感想&紹介 ~残念美女がおくる、残念な映画レビュー漫画~

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本日紹介する漫画はウェブ漫画サイト「やわらかスピリッツ」で連載中の『おやすみシェヘラザード』です。

作者は『空談士』『百舌谷さん逆上する』篠房六郎先生。なんとなくアフタヌーンで連載してるイメージがあるが、この作品はサンデー系列です。

 

「もはやカテゴライズ不可能! 誰も見たこと無い寝落ち映画レビューバトルユリエロ漫画スタート」

、と無駄に欲張ったキャッチフレーズが付いている。

「新世代のシンフォニック・ブルータル・メロディック・デスメタルバンド」みたいな感じである。

(どんな感じだ!)

 

 

映画と百合がテーマらしいが、どう見たって”百合”の方がメインです本当にありがとうございます

どう見たって、可愛い女の子が、女の子同士でイチャイチャしてるだけの漫画なんですが、映画の感想をネットに書いている身としては、一応「百合漫画」ではなく「映画ネタが多いギャグ漫画」として読んでいます。

映画ネタが、何気にかなりマニアックです

 

 

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「おやすみシェヘラザード」の内容紹介

主人公の二都麻鳥(にとあさと)は、ある暑い夜に、一つ上の先輩、箆里詩慧(へらざとしえ)の部屋に迷い込んでしまう。

 二都麻鳥の頭の中に、友人からきいた”13番目の魔女”の噂が浮かぶ。「”13番目の魔女”の招きに応え、部屋に入った物は一瞬で意識を失ってしまう…」その噂を思い出した麻鳥は、覚悟を決してベットに入るが、始まったのは映画の話。

ほっとするような、ガッカリするような気分の麻鳥。しかし、ここで予想だにしない出来事が!

なんと、詩慧先輩は物凄く話が下手なのだ。

「”13番目の魔女”に招かれた者は意識を失う」……要は、物凄く下手くそな、つまらない話をされると、人間は眠ってしまうという事だ。

それを、身をもって知る事となる麻鳥だった。

そんなこんなで、詩慧と知り合った麻鳥は、その後も部屋に通う事となり、毎回全く要領をえない、映画の話を聞かされる事となるのだった。

 

 

「おやすみシェヘラザード」の登場人物

二都麻鳥(にと あさと)

本作の主人公。かわいい。

やや、妄想で突っ走るところがある。

 

箆里詩慧(へらさと しえ)

本作のヒロイン(?) 大手寝具メーカーの社長令嬢で、モデルとして広告塔もこなす。

一見すると、美人、頭脳明晰、ナイスバディで性格もいい完璧超人に見えるが、実はかなりの天然ボケ。

映画が大好きで、その感想を話したがるが、要領を得ず物凄くつまらない話し方をする。その効果は「聞いた人が昏倒するレベルで眠くなる」という、恐ろしいものである。

 

橋山さん

ニ都麻鳥の中学からの同級生。高校に入ってから雰囲気がガラリと大人っぽくなった。

以前詩慧と何かあったらしい。

真面目で冷たい感じで登場したが、回を増すごとに人格が崩壊していく。

最近ではすっかりギャグ要因である。

 

 

 

「おやすみシェヘラザード」の面白さ

映画のレビュー漫画を謳っているが、詩慧(しえ)の説明が、冗長の割にはさっぱり要領をえないので、これで映画の内容を理解するのは不可能である。

元ネタの映画を観てない人にとっては、可愛い女の子が、キャッキャ、ウフフ♡しているだけの漫画であろう。……いや、それだけでかなりの層は満足しそうだが。

 

その下手くそな話の仕方のせいで、色んな誤解が発生し、ギャグ漫画として進んでいく。ただし、そのギャグパートが楽しめるかどうかは、元ネタの映画を知っているかどうかが、大きいと思う。

重要な事なんで二度言うが、元ネタの映画を知らないと可愛い女の子がキャッキャ、ウフフ♡しているだけの漫画である。まぁ、画力は高いし、もう百合漫画でいいんじゃないかな?

そして、それだけで満足してしまう漫画である。もう百合漫画でいいよ。

ちなみに、紹介されている映画は以下の通り。

 

 

一話:『裏切りのサーカス』

二話:『ファンタスティック Mr.FOX』

三話:『呪怨』

四話:『君の名は。』

五話:『アウトレイジ』

六話:『第9地区』

七話:『きっとうまくいく』

八話:『パーフェクト・ワールド』

(①巻の掲載話より)

管理人が観た事ある映画は『呪怨』『君の名は。』『第9地区』『パーフェクト・ワールド』の四本。

個人的に面白かったのは『第9地区』を取り上げた回。

冒頭のエビ天を見ながら泣いている詩慧先輩のシーンで、なんとなくこの後ネタにする事が分かってニヤリとしてしまう。エビ天である。

映画を観てない人にとっては、意味のよく分からないシーン・台詞の連続だが、観ている人にとっては「あ、あのシーンの話をしているんだな」、ついでにその台詞がギャグとして機能する。

「エビ汁」

「エビパワードスーツ」

「豚を飛ばすシーン」

「……確かに、そんな風にも表現できるが、もうちょと言い方があるだろう!!」

、と言いたくなること必定。

 

映画レビュー、ギャグ漫画として楽しめるかどうかは、元ネタを知っているかどうかが大きい。

それ以外の人は、女の子が可愛いだけの漫画だが、もうそれでいいんじゃないかな?

ウェブ漫画サイトやわらかスピリッツで、第1~5話+最新話まで無料で読めますので、興味のわいたかたは、試しに読んでみよう。

更新周期はやや、不定期で遅いのが残念。

 

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