暑い日が続きますね(*`Д’)
そんな訳で、今回紹介する作品はこれ↓
(* ̄▽ ̄)フフフッ♪ ぱっと見涼しげなパッケージだろう。でもその内容は……。
製作年:2018年 製作国:アメリカ
上映時間:98分 原題:「TREMORS A COLD IN HELL」
監督:ドン・マイケル・ポール、『トレマーズ ブラッドライン』『U.M.A レイク・プラシッド・ファイナル』
製作:マイク・エリオット
出演:マイケル・グロス/ジェイミー・ケネディ/タニア・ヴァン・グラーン/ジェイミー・リー・マニー/キーノ・リー・へクター/ポール・デュ・トワ
監督は前作『トレマーズ ブラッドライン』に引き続き、ドン・マイケル・ポール。
全く映画に関係ない話で恐縮だが、なんか似たような名前の芸人がいなかったか?
しょうもないことを言って「ドン、マイケ~る」とか言う奴。
なんか昔いたような気がする。
「エンタの神様」…? うっ!? 頭が……。
【あらすじ】
名作モンスター映画『トレマーズ』シリーズ第六弾。グラボイス出現の報告を聞き、相棒のトラヴィスと共にカナダの極地・ヌナプト準州にやってきたバート。そこでは謎の組織”DARPA”(ダーパ)が活動していた。
怪しい動きをみせる”DARPA”に対して、バートはグラボイスを兵器転用しているのではないかと疑うが……。
●キャラクター………◎、バート・ガンマ―のキャラが相変わらずいい。大して出番がない割には無駄に存在感があるモブキャラが多いのも特徴。個人的にはパイロットのおばさんがいい味出していたと思う。
●ストーリー…………〇、いつもの通りあってないような物。最初の雪原の下りはいるのだろうか?
●カメラ………………〇、この手の映画にしてはかなり綺麗。
●怪物…………………◎、我らが”グラボイス”が美麗なCGで復活。今の技術でガンガン動くよ!
※備考:税金は払いたくない。
※以下ネタバレ注意↓
予告編はこんな感じ↓
《今度は雪原だ!……ごめん、やっぱり砂漠でオナシャス!》
思わずこんな↑章題をつけてしまった(笑)
本作のタイトルは「~コールドヘル」
パッケージとストーリー欄ではやたらと”氷上””寒さ”を強調している。
↑このパッケージを店頭で見かけた時、皆さんに心惹かれたものがあると思うんですよ。
「(゚∇゚ ;)エッ!? 今度の舞台は雪原なの!」
本年度の異常な暑さもあり、画面の中とはいえ涼しさを感じたい。そんな風に思った。
(なんなんすかね、40℃って…。本当に日本の話か…)
後は何と言っても「寒冷地に適応したグラボイスが見られるかも…」って淡い期待もあった。
見ての通り、本作ではパッケージ等で散々”寒冷地””寒さ”を謳っている。
(そういえば、いつものパッケージと構図そのものが違う気がする…)
しかし、いざ映画が始まってみれば、雪原が舞台だったのは最初の5分。
いわゆる、モンスター映画の”最初の顔見せ”のシーンだけが寒冷地で、後のシーンはいつもの砂漠。
(寒いのは最初の5分だけ!)
さらにDVDの特典映像によると、この”雪原”のシーンは砂漠で撮影し、後で砂漠を雪原のように編集したものだとか………想像したらよけい暑くなったわ!
”グラボイス”襲撃の報を受け、いつもの通りに、我らのバート・ガンマ―登場。
(いつもと違う野球チームの帽子。その理由は劇中であきらかに……)
今作も『トレマーズ・ブラッドライン』に引き続き相棒のトラヴィスが登場。
”グラボイス”襲撃の連絡を受け、トラヴィスと供にアラスカのヌナプト準州に向かうバート。
小型飛行機で飛んでいたら、早速”アスブラスター”の襲撃を受ける一行。
辛くも”アスブラスター”を退けて、辿り着いた氷河観測基地。
本作の舞台であるヌナプト準州は、極地の寒冷地のはずなんだが、異常気象のせいで雪が全部溶けてしまっていた。折しも、異常気象で異常に暑いの下りが現実と交差する。やめれって。
雪の無くなったアラスカ。
それは、まるでテキサスの荒野の様。
そんな訳で、結局いつも通り「砂漠で怪物退治」となる。
名作である『トレマーズ』シリーズのキモは、明るい所でモンスターが襲ってくるところにある。
「”暗闇と怪物”なんて、知った事か!」とばかりに明るい場所で襲って来る怪物。
その怪物に対して、アクの濃いキャラクター達が、はたから見るとふざけているようにしか見えない方法で、真剣に立ち向かう様が、ゆる~く描かれているのがセールスポイントなんだと、管理人は勝手に思っています。
”寒冷地”が舞台となると知った時は、期待以上に不安があった。
なぜなら、「寒い、暗い、白い」+「なんか襲って来る」の映画は、妙に宗教的で暗くなるパターンが多いからだ。
そんな不安をよそに、本作は、蓋を開けてみれば全くいつも通りの、砂漠が舞台のカラッとした作品だった。
それだったら「最初から砂漠でやれ!」、と思わなくもないが、まぁB級映画の親玉みたいな作品だからその辺は「無理矢理納得する」以外にないのかもしれない。
個人的には、砂漠が舞台ではなく、雪原が舞台で寒冷地仕様の”グラボイス亜種”が出て来る作品も観たかった気もするが、やっぱり砂漠が舞台じゃないと「怪物映画なのにカラッとしている」のは無理なのかもしれない。
シリーズ物の”カラー”じゃない作品を作るのは大変そうだなぁー(; ̄Д ̄)
…まぁ、似たような名前の作品はあるけどな(笑)
(↑例のごとく酷い出来のパチモン作品)
さて、肝心の映画の方は、かなり手堅く作っており、流石は人気シリーズといった感じ。
毎度お馴染みのシーンが多いのだが、ファンが見たい場面を上手くまとめて撮ってくれている感じがして、好感が持てる。
ついでに、本作はヒロインのズボンの下りだとか、グラボイスにドリルが刺さる下り等、シリーズ一作目を彷彿させるシーンが多いのも特徴。
前作『トレマーズ ブラッドライン』に引き続き、どこかで観たシーンも多いが、監督が今の特撮技術で、シリーズ一作目を自分なりに撮り直している感じがした。
監督は一作目を何回も観てそうだ。
今の技術で撮られた人気シリーズを観てみるのも悪くないと思うのだが、いかがだろうか?
《世代交代か?》
前作に引き続き登場のトラヴィス。前作をご覧になった方は知っていると思うが、バート・ガンマ―の息子です。
そのトラヴィスに加えて、本作では一作目に登場したバル(ケヴィン・ベーコン)の娘も登場する。
劇中の会話だと、なんだかその内バルも再登場しそうな流れ。
なによりも、今作のテーマに”世代交代”が選ばれていたのが印象深かった。
長く続いたホラー・モンスター映画は、大抵主役の世代交代が上手くいかずにうやむやに終わってしまう事が多い。
その点をなんとか上手くやってくれる作品が、そろそろ出て来てもいいと思う。
『トレマーズ』シリーズが、そういった例外的作品になってくれればいいなぁーと切に願う。
うん、まぁバートは、まだまだ引退しそうにないけどね(笑)
ところで、グラボイスの地上走る奴(シュリーカーだっけ?) あいつの存在はどうなったんだろう?
【感想まとめ】
●総評:A
●内容はいつも通りの作品。
●怪物の出来はかなりいい。
●懐かしいキャラの影。
●誰しも税金は払いたくない
コメント
相変わらず安定した面白さです。アイストレマーズは怪物の造形はいいです。パチモンタイトルをつけるときは地底怪物ぽいのはトレマーズ、地底人はディセントで統一してくれるありがたいと思う。税金だけではなくNHKの受信料も払いたくない。前に2回ほどちゃんと受信料払っているのに督促状がきたことがある。いや、本当。ネタじゃないよ。
税金だけではなくNHKの受信料も払いたくない。>ミー・トゥー(笑)
NHK受信料払う代わりに、過去のNHKアニメや動物のドキュメンタリー番組をネットで見放題にしてくれないかな……と思わなくもない。