今回紹介する作品はこれ↓
巨乳対恐竜
どっちも男の子は大好きだろう。
そんな、男の子の大好きな物同士を、戦わせたらどうなるか?
どうにもならなかったのが本作である。
そもそも「戦わせてみよう」という発想が不思議でしょうがない。
本作品の謳い文句は
「エロ+モンスター+アドヴェンチャー!」
「これを買わなきゃ男じゃない!!!」
、である。
バカなの? けど、こういった開き直ったバカ映画はきらいじゃないぜ。
製作年:1994年 製作国:アメリカ
上映時間:72分 原題:「DINOSAUR ISLAND」
監督:ジム・ウィノースキー、『ピラナコンダ』『シャーク・プリズン』『スパイダー・パニック2012』『ダイナクロコVSスーパーゲーター』
製作:フレッド・オーレン・レイ
出演:ロス・ハーゲン/リチャード・ガバイ/アントニア・ドリアン/ベッキー・ル―ボ/ミシェル・バウアー/トム・シエル/
【あらすじ】
太平洋上空を、一機の軍用輸送機が飛んでいた。
ブリッグス大尉は、部下と共に、軍事裁判に掛けられる3人の囚人の護送任務についていた。
しかし、機体のトラブルが発生し、一行は海に投げ出され、謎の島に漂着する。
島に住んでいたのは、太古の昔から原始的な生活を続けるアマゾネス一族と、巨大な恐竜達だった!
ブリッグス大尉と部下たちは、アマゾネスと共に、島の主”グレート・ワン”に立ち向かうが……。
●キャラクター………△、キャラクター設定は、ほぼ無いです。
あるのはバカな男のアホな妄想とオッパイ。
プレイメイツなパッキンのねーちゃんが、惜しげもなくオッパイを見せてくれます。
男女ともに酷いボンクラしか出て来ない。今のご時代に撮ったらスゲー怒られそうな内容。
●ストーリー…………✖、あってないようなもん。その場で適当に考えて撮ってそう。
「オッパイが出てくればいいや」という作り手の間違った熱意が伝わってくる。
●怪物…………………✖、色んな恐竜が出て来る。ハリボテ、クレイアニメ、パペットと全て笑ってしまう程チープ。すでに二作品で酷使された物だからボロボロ。
「ロジャー・コーマン監督は素材を三回使う」を地で言ってる。
※備考:製作スタッフのジム・ウィノスキーとフレッド・オーレン・レイは、ロジャー・コーマン監督の弟子。
師匠に輪をかけてどうしようもない作品を撮る。
『コモド・リターンズ』『ヘル・ファイアー HELL FIRE』でグローリー・アン・ギルバートを無駄に素っ裸にしていた。
『ボイン・フィールド』『美女とエイリアン』にも関わっている。
怪物よりもお姉さん(おっぱい)を撮る方に力を入れている。
作品一覧をみて色々と納得。
パッケージに映っている恐竜は、師匠であるロジャー・コーマン監督のお下がり。
『恐竜カルノタウルス』『ジュラシック・シティ』の二作品で使われた物の使い回し。
ちなみに、20年くらい前には『恐竜カルノタウルス』は、深夜にテレビで放映されていたんだぜ……凄い時代だ。
なんで知ってるかって?
実際にビデオに撮って観たからだよ!!
管理人の実体験だよ!!
※以下ネタバレ注意↓
予告編はYoutubeでは18禁になってた(笑)
自己責任で検索してみてくれ(。・ω・)ノ゙
モンスターもエロも、期待する様な出来ではないかなぁ……。
《この映画はオッパイだ》
初っ端から半裸のお姉さんたちが、ドンドコ!ドンドコ!太鼓に合わせて踊り狂っている。
磔にされているお姉さんの衣服を、全身を真っ青にペイントしたお姉さん(※ともに巨乳)が、エイやっ!とばかりに引ん剝く。
ボロンっ!と露わになる見事なオッパイ。
出て来る恐竜。
響き渡る悲鳴。
見事なオッパイと、それに対して見た者を脱力させる出来の恐竜。
この時点で、
オッパイ>恐竜
、であり「この映画は中身なんて全くない、オッパイを撮りたいだけなんだ」という事がハッキリする。
内容はあってないようなもん。
ブリックス大尉達は、アマゾネスに処刑されそうになるが、護送されていた囚人(要は軍の下っ端)の一人が肩にスマイルマークの入れ墨をしていてね。
それが「ああ!そのマークは伝説の勇者の証!」みたいな展開になりましてね。
Σ(゚д゚;) マジで!
そうなれば、お次は、「勇者様素敵!抱いて!」、となる。
(ノ`Д´)ノ アホか!
かくして、冴えないボンクラ兄ちゃん達に、揃って美人でナイスバディな彼女ができる、エロ漫画みたいな展開がまってます。
その後は、恐竜(※ことごとく造形が酷い)と適当に戦いながら、あっちでイチャイチャ♡、こっちでイチャイチャ♡……といいますか、色んな意味でくっついているわけなんですよ。
アマゾネスのねーちゃん達は、文明から隔絶されていた割には
「以前漂着した宣教師にならった」
、流暢な英語を話す、ボンクラ一行が弾切れでピンチになったと思ったら、都合よく依然埋めた武器のありかを思い出してくれるは、とにかく野郎に都合がよいように描かれている。
……男のバカな妄想って、世界中どこいっても一緒なのか?
ついでに、この島には、飲んだ者を若返らせる泉がありまして、恐竜達が生き延びているのはそのせい。
さらには、お姉さんたちは、若く見えるが実は3000歳(処女)というとんでも設定。
これ、撮った奴バカだろ(確信)
で、この後、お姉さん達に、雑誌のプレイボーイを「聖典」と称し色々教える展開が待ってる。
どういう願望だ。
全体的に、モンスターパニック映画と言うよりは、ソフトポルノみたいな内容。
オッパイ:それ以外 7:3
みたいな作品だった。
あらすじ・怪物映画パートは、ジム・ウィノースキーとフレッド・オーレン・レイの二人が絡んでいる時点でお察しの出来だが、「いつもに輪をかけて酷いよ」、とだけ記しておく。
作品を重ねてもいっこうに上達しないって、逆に凄くないか?こいつら。
P.S:ちなみに、本作品のパッケージ裏には、小さい文字でこんな注意書きがされている。
「ご注意」
「本作品を一般の方がご購入・ご覧になられますと激しい怒りを感じてしまう事があるかもしれません。あらかじめ慎重にご検討下さいますように、お願い申し上げます」
Σ(´д`;)
(つд⊂)ゴシゴシ
(; ̄Д ̄)
……やっぱ、俺って一般人じゃなかったんだ。
まぁ、ふつ~の感性の人は、この作品を観ないよな。
近くに置いてある、本家の『ジュラシック・パーク』を手に取るよね。
そんな訳で、一般人のカテゴリーの外に出る覚悟のある人だけ、観て下さい。
鑑賞は自己責任らしいぞ、この映画。
個人的には、本家の『ジュラシック・パーク』シリーズを観賞しなおす方を、強くお勧めする。
【感想まとめ】
●総評:E
●オッパイ
●おっぱい
●おっぱいがいっぱい。
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