サバイバル「新プレデター 最強ハンター襲来 」感想~パチもんタイトルここに極まれり~

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 久しぶりに酷い映画を観た。
幾つものB級映画を観て来たが、なんつーか、ひと昔前のつまらなさと言うのだろうか?
 最近の色々と開き直った怪物映画にはなかった酷さをみた。

 この映画がこれ↓

 酷い映画をただ単に駄目出しするのも能がないのですが、ちょっとアレな映画なりに語ってみたいと思わせる映画だったんで(?)感想を書いていきたいと思う。

 あらすじ:サバイバル番組の収録にカナダを訪れたTVクルー。
 ダグはカメラを片手に五日間のサバイバルに挑戦する。
 そんなダグの周辺で奇妙な出来事が頻繁に起こる。
 他のTVクルーのドッキリを疑う。
 予定外の事態が続き、撮影を切り上げて合流地点に向かうダグ。
 しかしそこに仲間のTVクルーの姿はなかった。
 そして謎の敵が襲撃してきて…。

 ●総評………E
 ●ストーリー……△
 ●キャラクター…〇
 ●カメラワーク…〇
 ●演技…………〇
 ●備考……プロモーションの仕方に最大の問題あり

 《この映画の気になった点》
 ●俳優の演技、カメラワーク、ロケーション、音響等のレベルは高い……〇
 ●映画自体はとても丁寧に撮ってある…◎
 ●怪物がほぼ出てこない……✖
 ●そもそも怪物映画のジャンルではない…✖
 ●『プレデター』パチもん映画扱いだが、↑前述の通り全く違う。
   配給会社のプロモーションミスだと思う…✖

 この映画はネタバレを読んでしまうと、全く楽しめなくなるタイプの映画なんで、観てみようと思っている方はこの先を読まないで下さい。 
このネタバレがブログ主が一番突っ込みたいと言いますか、ひとこと言わないと気が済まない所です。

 いきなり言いたい事を言っていまうが、散々引っ張ておいてM・ナイト・シャマラン監督みたいなオチはないだろう(´・ω・`)
よくある怪物映画だと思って観ていたら、結局はM・ナイト・シャマラン監督が撮り損なったような映画を観せられたら大抵の人は切れる気がする。
 『プレデター』のパチもんと言うよりは、『ギフト』や『ヴィレッジ』のなりそこないみたいな映画でしたよ。
 もう切れると言うよりは、オチまで観て吹き出してしまった。

 「シャマラン映画かよっ!!」
てリアルに叫びたくなることなんてあんまりないぜ。

 《この映画の気になる点》で挙げたが、映画自体は物凄く丁寧に撮ってるんですよ。
 ロケーションや機材にも金がかかってる感じで、俳優もちゃんと演技できる人を使ってるんですよね。
 音響や編集も問題ない。
けれど85分の映画の中で怪物が出てくるのは最後の20分くらいで、画面に出てる時間はトータル10分くらいです。
 それまでダグの周辺で奇妙な出来事が起こるだけなんですよ。
 何かありそうで何も起きない、それを開幕から60分やられる。
60分おっさんの愚痴をずーと観るはめになって、どうにもやり切れない気分になる
 遂に出て来た怪物がショボい出来と言いますか、地球侵略に来たら撃墜されて、絶賛山の中でサバイバル中の宇宙人だったってそりゃないよ、お前さん。

 ちょっとさっきから、例えで出てきてもらって申し訳ないのだが、M・ナイト・シャマラン監督の方は最後のオチ(ギャグ)に向けての中でも、所々に小さい伏線の回収と、分かり易いギャグを入れてくれるが、こっちはひたすら真面目に撮ってるもんだから、眠気がヤバい
 ここでちょっとブログ主なりの怪物映画の観かたの、説明になってしまい申し訳ないのだが、つまらない怪物映画にも二種類あると思う。
 まず一つは①アルバトロスやミッドシップ系列のB級過ぎてグダグダになってるやつ
これはこっちもそれを分かって借りてきてるから、そんなに腹は立たない(※但しJVDのディープレッド、てめーは駄目だ!

 もう一つは②ひたすら真面目にモンスターパニックや、SFホラーを作ったが、なにか足りなくて致命的につまらないパターン。
この映画はのパターンだと思う。
こののパターンの怪物映画って2000年前半ぐらいから、あんまり見かけなくなったと思う。
 最近の怪物映画は、の最初から開き直ってバカ映画に徹してるパターンが、多いからだ。
 
 いや~20世紀のかほりがするわー( ・Д・)
と自分でもよく分からない感慨にふけってしまって驚いた。

 そんな訳で(どんな訳だ
よ!)、つまらなかったがそんなに怒ってはいない。
むしろこういった実験的な作品によくチャレンジしたもんだと思う。
 『プレデター』のパチもん映画として売り出さなければ、また評価は違ったかもしれないが、それだと多分借りて来なかっただろうな~というのも事実。
 もうちょっと中盤がなんとかならんかったかな~(≡ω≡.)

 映画の撮り方自体は丁寧だから、監督の次回作に期待。

 最後に一つ言っていいですかね?、アットエンターテイメント、アメイジングD・Cの映画って、クオリティ自体は高いのに、評価に困るB級映画ばっかり、見つけてくるイメージがある。

 いや、あくまで個人の感想です。

 
 ちなみに予告編はこんな感じ↓

 

コメント

  1. 燃焼豚 より:

    黄金伝説をしてたら撃墜されたエイリアンと戦ったという内容よりはチェス好きなサイコ野郎がこの森にはいましたの方がよかったのではないかな。

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