「プレデタリアン」感想 ~ガニ股怪人の悲しい過去~

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 今回紹介する作品はこれ↓

 このタイトルのモヤっとする感じ。
最近こういう本編に1mmもかすりもしないタイトルが、逆に心地よくなってきた重症

製作年:2003年 製作国:アメリカ 80分 原題:「CRETURE UNKNOW」

出演:チェイス・マスターソン、マギー・グレイス、マット・ホフマン、クリス・ホフマン、クリスティン・へロルド、コリー・ハードクリフ、キャリー・ハードクリフ
監督:マイケル・バーネット

総評:D
●キャラクター………△、オチが分かってから観なおすとまた違った側面がある。が、観なおす必要は皆無。
●ストーリー…………△、ないに等しい。山奥のロッジに集まった若者たちが酷い目に遭う系。
●怪物…………………△、仮面ライダーで見た気がする。やたらとガニ股。

 あらすじ:人里離れた森のキャビンに集まったスティーブとその友人たち。彼らは高校卒業のプロムパーティーの夜にこの森で行方不明になったスティーブの双子の弟のウェスを追悼する為に集まったのだった。しかしこの森には恐ろしい何かが潜んでいて……。

《この作品の印象に残ったところ》

ガニ股で飛び掛かってくる怪人

ネタバレ注意

《怪人ガニマタンの涙》
 邦題なんて、どうせ適当なんだから↑こんなんで良かったのでは。
いや何故かって?怪人がやたらとガニ股なんですよ。

人間離れした怪物らしい動き”のつもりなんだろうが、何故酷いガニ股にしたのだろうか?
そこを作った奴に、小一時間ほど問い詰めたい

 ガニ股でカメラの前をジャンプしている様が妙に「仮面ライダー」の怪人っぽい。
デザインと動きが、そのまんまで既視感が凄い。
 結局仮面ライダーは出て来ずに(そりゃそうだ)、ライター+ガスボンベで爆破オチで終わる。

 

《双子キャラの宿命》
 もうストーリー欄で「双子の…」、と出てくる辺りでなんとなくオチと言いますか展開が読める。 ほとんどの人が「双子の…」の聞いて思い浮かべる通りに生き残った方が野球を始める
「兄と弟が入れ替わっていましたよー」、てなお話。

 まぁ、弟が兄貴のふりをする為の重要な小道具が野球グローブなので
生き残った方が野球を始める
、が全くの嘘じゃないってのが大爆笑

 オチが分かってから振り返ると、双子の弟のエピソードがことごとく、駄目人間エピソードに思えてきて笑えてくる。
 努力もしないで文句ばっかりの弟が、人気者の兄貴に、嫉妬して殺して入れ替わろうとしたら、マッドサイエンティストの実験体にされて、蘇った兄貴に復讐されたってお話。

 途中で怪物の正体を必死で「博士の息子です」、って方向に引っ張て行く努力が見られる。
涙ぐましい努力だが、まぁ、引っかかる人はまずいないと思う。

 ちょっと話は脇に逸れてしまうが、この映画でも怪しい実験をしていた事の元凶の女博士がいる。案の定途中で怪物に殺されるのだが、ラストシーンで「実は自分自身にその実験の結果を反映していたので、生き残ってますよ」、ってオチがつく。

 う~ん…これはちょっと驚いたけど、蛇足ぽいなぁー(笑)

 話はまた双子キャラに戻る。古い推理小説の書き方かなにかだと思ったが
サスペンスに双子キャラを出してはいけない」、という鉄則がある。

 今作では、そういった古い鉄則を逆手にとって驚かせたり笑いをとりにくるわけでもないのでリアクションに非常に困る
 そうやって、改めて双子キャラについて考えると、そもそも同じようなキャラを二人出す必要もないし、推理物で入れ替わるとか、バトル物で、片方が死んで物語にメリハリを付けるみたいな王道を除くと、使いどころが難しい設定なんだなーと思った。

 じゃあ、双子キャラが何に向いてるかって?

 美少女ハーレムものじゃないすっかねー(*´Д`*)

 ↑そう考えると古いタイトルで申し訳ないが『ひぐらしの鳴く頃に』最適解ではだったのでは……(すっとぼけ)

 
 この映画観る必要がさっぱり感じられなかったが、双子キャラについて改めて考える機会を得たのは大きかったと思う。(混乱中)

 実はこの映画観るのも今回で二度目なんです

マニアが、一回観たのにほとんど覚えてないって、逆に凄くないですか?

中身ほぼないっすよ!この作品(`・д・´)

予告編はこんな感じ↓

 

コメント

  1. 燃焼豚 より:

    痴話ネタが多すぎて飛ばしてみてた。私はモンスターを仮面ライダーよりもメタルヒーローで見た気がする。ヒロインの爆破の手際がよかった。

  2. 堂柿弘也(管理人) より:

    私はモンスターを仮面ライダーよりもメタルヒーローで見た気がする。
    >管理人と同じような世代とみた。
    僕も幼いころリアルタイムで観ていたのは、メタルヒーローシリーズでしたね。
    「ジライヤ」「ウィンスペクター」「ジバン」「ジャンパーソン」あたりがど真ん中。
    「ビーファイター」あたりで、小学生高学年になり卒業した世代です。
    「仮面ライダーブラック」に関しては、当時保育園児で。
    気合の入った怪人が、怖くて観られなかった思い出がある(笑)

  3. 燃焼豚 より:

    世代的には一つ上です。メタルヒーローは事実上、ジャスピオンまで終わりですが、あとは作業用BGMの代わりに見ていました。その流れでB級怪物映画を見ております。

  4. 管理人 より:

    世代的には一つ上です>多分、似たような年齢だと思ってました(笑)
    その流れでB級怪物映画を見ております>
    平成初期の特撮って、今より予算が多かったのか、着ぐるみ怪人がやたらと怖い。
    管理人は「仮面ライダーブラックRX」をおっかなびっくり観てた記憶があります。
    B級映画の半魚人やビッグフットの着ぐるみって、絶対、この頃の怪人より低予算ですよね。

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