紹介はするが決して勧めない映画シリーズその②
そんな訳で今回紹介する作品はこれ↓
映画のキャッチコピーは 森林による人間伐採”
もう一度いいます。
森林による人間伐採”
この素敵なキャッチコピーだけでご飯3杯はいけます!
しかし肝心の中身の方は……?
製作年:2004年 製作国:アメリカ 104分 原題:「TREESⅡ」/「The Root Of All Evil」
出演:ロン・パリロ、ブランディ・リン・コポック、ケヴィン・マッコリ―、フィル・ガーディナー
監督:マイケル・プレカイティス
●総評:ランク外(駄目映画殿堂入り)
●キャラクター………〇、幸か不幸か知らないがキャラは無駄に立ってる。
●ストーリー…………✖、本筋の怪物退治よりも奥さんの不倫の結末が気になる謎の脚本。そもそもこれ連続したストーリーの2作目らしい。1作目はどうした?
●カメラ………………✖、非常に悪い。
●怪物…………………△、無駄に設定がしっかりしている。特撮の出来はお察し下さい。
あらすじ:クリスマスを目前に控えた小さな街ヘイゼルビル。平和な静かな田舎町で謎の殺人事件が続発する。犯人に心当たりのある森林警備隊のコーディは独自に捜査に乗り出す。コーディの前に恐るべき犯人の姿が現れて……。
《この作品の印象に残ったところ》
●VFXで怪物が表現されているのだが、物凄くチャチな出来。
●演技を放棄している役者が何人かいる。
●画像が粗い。
●そもそもこれはシリーズ物で2作目にあたるものらしい。前作はどうした?
●↑上述の理由からか前作の登場人物がチラチラと回想で登場する。さっぱり分からずイライラする。
●続編ありきの終わり方をする。全3作になるのか……正気か?
●主人公の奥さんがビッチ過ぎて色々と同情する。
●主人公が踏んだり蹴ったり。
●音楽が合ってない。
●ストーリーが滅茶苦茶。
●凄く分かり易いテキトウな感じのサービスシーンあり。
●無駄にキャラクターが多く混乱する。
※ネタバレ注意↓
初めに断っておくが、この映画は借りてはいけない。
『肉喰怪獣キラーツリー』なんてタイトルを付けられてる作品に期待する方が間違っているのだろうが、この作品はちょっとばかし酷かった。
「こんな映画あったんだ!」
、という人と
「えっ?あの作品借りたの!?Σ(゚д゚;)」
、って人のどちらが多いか分かりませんがこれだけは言っておく。
「この作品には手を出すな」(戒め)
正直観賞するのに苦痛を感じるレベルの作品です。
その分、色々とツッコミ甲斐はあるのでその辺を中心に書いていきます。
一応、「植物が襲って来る」作品には『トリフィドの日』という有名な古典がある。
最近、創元社ミステリー文庫から原作が再出版された。
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先ずはパッケージ。
キャッチコピーは”森林による人間伐採”
……いや凄いね、天才的だよ。
もしかして糸井重里さんあたりが一枚噛んでます?(錯乱)
ついでに裏面のストーリー欄にこんな記述があります。
「まさか犯人が殺人樹だったとは…」
”殺人鬼”と”殺人樹”を掛けてみました♪(^^♪
やかましいわ!
この二つに関しては◎を通り越して花丸💮を上げてもいい。
しかし、ディスクをプレーヤーに放り込んだ直後に悲劇は起きる。
画面に原題が英語で出てくるが、それが
「TREESⅡ」
(゚ロ゚;)エェッ!?
(つд⊂)ゴシゴシ
「TREESⅡ」
(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
まさかシリーズ物の2作品目から日本でリリースする暴挙!
ねぇ!1は!1はどこいったの!?
もしかしたら、グラインドハウス社の作品に「マチェーテ」のフェイク予告が入っていたお遊びを、グラインドハウス社自らやっていた事がありましたがその類のものなんでしょうか?
もしくはJ.V.Dのディープレッドレーベルが変な吹き替えをやるみたいな、お遊びなんでしょうか?
それとも、この映画自体が”映画を撮っているという劇中劇設定”で、”過去作品があったみたいな流れ”で今作を撮っている設定なのでは?
自分で考えて、そういった可能性も捨てきれないが、どうなんでしょうか?
ググった結果だと、この映画を観た他の方の感想しか出て来ません。
そして皆さんも前作について疑問に思っているようです。
(他の方も、阿鼻叫喚のレビューを書いていて笑える)
そんな、視聴者置いてけ堀のまま、お話は進む。
どうやら過去にも、この人喰いモミの木が暴れたらしく、主人公の親友が死んでいるらしい。
そして、その時のトラウマが元で主人公は、夜尿症に苦しんでいる。
さらに、そのせいで奥さんとも上手くいってない。
主人公の地元に、新たなスキー場がオープンする。
そのオープン式典で身なりのいい男がコーディの奥さんのヘレンに話しかけてくる。男の名はドギー・スタイルズ。ヘレンのハイスクールの同級生。
元クラス1のイケメン。今現在は、金持ちのドギーに話しかけられて、まんざらでもないヘレン。
さらに、ヘレンの口から衝撃の言葉が発せられる。
ヘレン:「彼とは体だけの関係だったの❤」
(; ̄Д ̄)……20年程連れ添った奥さんの、過去の性生活なんて絶対聞きたくないわ!
この時点で怪物云々よりも、奥さんの不倫とこの間男が、どういった最期を遂げるのかが気になる謎の脚本。
この時点で、けっこう酷い目にあってる主人公だが、この後おねしょする。
…………ここまで不遇な主人公も珍しい。
まぁ、その後はいつも通りに何人か犠牲者が出て、お決まりの政府の陰謀がどうのこうの話になり、さらには、殺人樹の集団VS木こり軍団が開催され、クライマックスとして巨大な個体が登場!
最後は、死んだと思っていた主人公の親友が唐突に出て来て巨大な個体を倒す手伝いをする。
「良かった良かったね!」、と喜んでいる最中に主人公の部下の一人が、政府のエージェントに攫われてしまう。
ソヤツを助けるために、次回作に続きますよーてな感じでこの作品は終わる。
うん、ふざけんなよ(笑)
あ、間男は適当な感じで退場します。
奥さんはシレっと戻ってきますがなんでしょうか?このモヤモヤは…。
映画の途中で、死んでしまった親友の幻が、しょっちゅう出てくるんですよ。
前作で死んでいるらしいが、その前作を観賞するすべがないものですから、
「誰だよ!この髭面のおっさんはよー(゚皿゚メ)」
とイライラしながら観てるしかないんですよ。
そしたらね、最後に唐突に復活するんですよ(笑)
それも生存していた理由が滅茶苦茶テキトーなんすよ(笑)
これだけ視聴者ほったらかしで、やりたい放題やった脚本はない。
木こり軍団VS怪物の群れの下りだけちょっと面白かったかなー(`・ω・´)
あ、木こり軍団は負けます。
観賞するのは絶対にお勧めしませんが、予告編はぜひ観ていって下さい↓
”森林による人間伐採”のキャッチコピーで腹筋がヤバい。
コメント
どこにもなかったので予告を見た感想。1980~2000年代のどこかでゲームでキラーツリーに似たモンスターを見たような気がする。
どこにもなかったので予告を見た感想。>観れなくてもあんまり気にするような映画じゃないですよ(笑)
駄目過ぎて逆にレビューを書きたくなる映画なのか、ネット上に感想がやたらと落ちてますがね。
1980~2000年代のどこかでゲームでキラーツリーに似たモンスターを見たような気がする>「幻想水滸伝」か「ドラゴンクエスト6」とみた。