ロシア製ホラー映画「ザ・コレクター」感想 ~本当に怖いのは〇〇〇です~

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作品情報・スタッフ・キャスト

「ザ・コレクター」
・製作年:2016年   配給会社:ファインフィルムズ
・製作国:ロシア  
・上映時間:80分 
・原題:「diggeris」

・監督:ティホン・コルネエフ
・脚本:アレクセイ・カラウロフ
・出演:ロマン・エドキーモフ/アンナ・ヴァシリ―エヴァ/ロー・マン

 

 あらすじ

「ある晩、カップル、自殺願望のあるビジネスマン、コスプレイヤー、中年男性、ロシア語を話せない中国人の六人が地下鉄に乗り込む。
 しかし地下鉄に何らかのトラブルが発生。終点に着いた列車は無人で大量の血痕が残されていた。
数日後カップルの身を案じた友人達は、地下の廃墟の案内で生計をたてている男を雇う。
地下には人を喰らう謎の怪人が潜んでいて……」

感想/ネタバレ有

 この手のパッケージの裏に「衝撃のラストシーン!」なんて書かれてる映画にしては、珍しく「衝撃のラストシーン!」だったので、レンタルしようか迷ってる人は、感想を読まないでとりあえず観てみよう。

地下鉄+人喰い怪人の映画。
なんとなくロシア版『0:34』もしくは『ミッドナイト・ミート・トレイン』みたいなお話かなーと思いつつレンタル。
冒頭映るのはコスプレ少女が、ロシアのコミケみたいなイベントに参加しているシーン。
詳細はよく分からないけど映画やアメコミのキャラクターに混じって、日本のアニメやゲームのキャラクターもちらほらと映ります。
なんだか、本編と関係ない所で おおっ!感じ。

オタクイベントの会場を後にしたコスプレ少女は地下鉄に乗り込みます。
その時に自殺を考えて挙動不審なビジネスマンを、中年男がさりげなく止めるシーンがあったりする。
地下鉄に乗り込み→あれ?なんか前の車両から悲鳴聞こえないか?→あ!なんかヤバめだから途中下車するわ→事件発生後のシーンって流れ。

その後は、カップルの友人達(これまたカップル)が、どことなく胡散臭いモヒカンの男、エゴール君を雇って地下に乗り込んでいくわけです。

この映画過去の6人のシーンと、現在の探しに来た人達のシーンがしょっちゅう変わります。
場面が変わりながら、過去の6人がどんな目にあったとのか、そして探しに来た現在の時間にどのように繋がっていくか少しづつ明らかになる構成です。

まぁ、正直な感想は、

「最悪なネトラレを観たぜ」

の一言。

なんか気弱そうな兄ちゃんがね、怪物が迫って来てるから、彼女先に行かせるわけですよ。
「俺はここで時間を稼ぐ!……この指輪を受け取ってくれ!」
とどさくさに紛れてプロポーズしてんのよ。
そしたら、この女、
「ごめん!私、他の男と実はできてんの!さようなら!」

最悪なタイミングで、最悪なカミングアウト(゚∀゚)キタコレ!!

男「」→この後怪物にヤラレます。

泣いていいよ。

怖いのは怪物じゃなくて、痴情のもつれって映画。
あと胡散臭いモヒカン君はやっぱり胡散臭いモヒカンでした。

オチが解ってから、観なおすと「さっきのあのシーンが伏線だったんだな」と露骨にわかるタイプの映画。
ちょっと肉々しいグロシーンはありますが、ミステリー要素がちゃんと仕事してる怪物映画って、けっこう珍しいですよ。
映画の最後に使われていた曲はいい感じだったなぁー。

あ、ちなみにコスプレ少女がしょってた剣は二人の命を刈り取ってます。
日本のこの手イベントは長物は持ち込み禁止だって、聞いたけどロシアはどうなんでしょうね?

う~んおそロシア。

感想まとめ

 総評:B
●邦題の『ザ・コレクター』はやっつけ気味だと思う。
ロシア語の文字ってキリル文字でしたかね。
ブログ主はキリル文字なんてさっぱり読めません。
もしかしたらタイトルに出てくる文字は、
「ネトラレ」
「女の友情」
「モヒカン」
等の意味だったのかもしれないとニヤニヤしてる。
●コレクター要素もあると言えばあるが、その場合けっこう悪趣味だと思う。
●ロシアのオタク産業の一面を垣間見える貴重な作品(?)

コメント

  1. 燃焼豚 より:

    あまり面白くなかった。モンスターは半魚人ぽくてよかったがもう少し出番を増やしてほしい。コスプレねーちゃんが持っている剣が何であんなに長いんだろうとそればっかり気になってしまう。

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