漫画の紹介です。
作者:真鍋昌平
出版社:講談社(アフターヌーンコミックス)
既刊:全一巻(完結)
大雑把な内容:主人公は流されるままに生きていた青年の砧涼介(きぬたりょうすけ)。流されるまま生きてきた結果300万円の借金を背負ってしまう。借金返済のため紹介されたのは、日当5万円の運送屋。日当5万円の仕事が当然真っ当な物であるはずなく、ヤクザ絡みの厄介なトラブルに巻き込まれる……。
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後に『闇金ウシジマくん』で大ヒットする真鍋昌平のデビュー作品。
この頃からアクの強い個性的な絵柄は健在。
さらに『闇金ウシジマくん』でもみられる生々しい暴力描写から、一転してコミカルなやり取りが繰り広げられる氏の作風も、既にこの作品で完成している。
しかしそういったギャップが、この作品に独自の深みを与えていると思う。
作者の後の作品と比べると、けっこう分かりすい若者の成長譚だと思う。
映画の様にすきっとした終わり方をする。
後に実写映画化されたと知り妙に納得。
裏社会の二人の殺し屋、特に「背骨」はかなりいいキャラをしている。
こいつがどういった結末を迎えるのか?
それを確かめる為にこの作品を読んでみてもいいと思う。
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