SFホラー映画「禁断の惑星エグザビア」感想&紹介 ~ロジャー・コーマン製「エイリアン」~

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怪物映画

今回紹介する作品は「禁断の惑星エグザビア」です。

あのロジャー・コーマン指揮のもと、有り合わせのセットを再利用してわずか20日間で作られた「エイリアン」のパチモン作品。つまり、いつものロジャー・コーマン作品である。

特徴は、美女がやたらとスッポンポンになる。今作ったら、フルボッコにされること間違いなしだが、そもそも意識高い系は、ロジャー・コーマン作品なんて観ないんじゃ……。

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作品情報・スタッフ・キャスト

「禁断の惑星エグザビア」
製作年:1982年  
製作国:アメリカ  
上映時間:77分 
原題:「FORBIDDEN WORLD」

監督:アラン・ホルツマン
製作総指揮:ロジャー・コーマン  ・脚本:R・J・ロバートソン/ジム・ウィノースキー
出演:ジェシー・ヴィント、ジューン・チャドウィック、
ドーン・ダンラップ、フォックス・ハリス……etc.

予告編

「禁断の惑星エグザビア」:あらすじ

大宇宙を航行中攻撃を受けた冷凍睡眠中のマイクは、相棒ロボット“サム”に起こされ応戦、これを撃退した。事故が発生した惑星エグザビアへ向かうよう本部から新たな指示を受けたマイクは惑星へ直行する。そこは遺伝子工学をベースに人類を救う食物が開発されていたが、その過程で新種の怪物が生まれ研究室を破壊、繭状になり遺伝子構造を変えつつ成長していた・・・。

~Amazon作品紹介から抜粋~

う~ん、何故かBlu-ray版が出ている上に“「死ぬまでにこれは観ろ!2018」キング洋画220連発!”、 なんて紹介されているが、気は確かか?

220も紹介すれば、一本くらいはこんな作品が入るかもしれないが……。

ストーリーは見ての通り、どこかで見たようなものである。

本家「エイリアン」と違うところと言えば、プレイメイツなパッキン美女が、やたらとスッポンポンになることですね。

これぞ!B級!てな作品です。

感想/ネタバレ有

正直な感想は「ロジャー・コーマン作品にしては悪くない」といったところです。ロジャー・コーマンって昔の方が、ちゃんとした作品撮ってないか?

2000年以降の、CGが中心になった作品の方が、もっと安っぽい作品が多いですぞ!

ちなみに、以前とうブログで紹介した「美女とエイリアン」の、冒頭シーンで使われていた他作品のシーンとは、本作のものである。

全く違う作品のシーンを流用するのっていいのか?

まぁ、プレイメイツなおねーさんのセクシーシーンばっかりなのは、共通している(笑)

あなたの指摘は宇宙では聞こえない。

さて、本作はロジャー・コーマン製の「エイリアン」である。


「エイリアン」のヒットに便乗して、いつものようにロジャー・コーマン監督がありあわせの素材で適当に撮った作品である。セットは他作品の使いまわしで、撮影期間は20日である。

開幕「2001年 宇宙への旅」から流れるように「スター・ウォーズ」のパロディが始まる。
「エイリアン」かと思ったら、「2001年 宇宙への旅」「スター・ウォーズ」である。最初から最後まで他人のふんどしで相撲を取る気まんまんである。

なんだか、他の人がやったら非難ごうごうだが、ロジャー・コーマン監督だと許せてしまう。

C-3POの代わりに「お前、それ絶対中に人入ってるよね?」と言いたくなるロボットの”サム“なるキャラクターが主人公の相棒である。

このサムが、都合が悪くなる度にスイッチを切られる様が凄くシュールで面白い。

なんやかんやで、次の任務として「惑星エグザビアで行われた実験の失敗をフォローしてこい」というわけで、本作の舞台に到着する主人公。

出迎える、グラマーなパッキン美女。
科学者らしいが、科学者に見えないのは、もはや様式美。

エログラビアでよく出てくる人種である。うん、まぁ「男の妄想の産物」である。

今の時代に撮ったら、色んなところからフルボッコにされそうだが、よくよく考えてみたら、意識高い人達は、そもそもこんな作品は観ない。つーか知らない。

いや、そもそもB級映画愛好家って、どれくらいの率で存在すんだろうか…?

 

プレイメイツな美女に出迎えられて、まんざらでもない主人公。

逃げ出す実験体。
なぜか脱ぐ美女。

大雑把に説明すると、やたらとお色気シーンの多い「エイリアン」である。それで、ほぼ本作が説明できる。ペニスヘッドな怪物もばっちり出てくる。

全体的に、ツッコミどころが多すぎて、いちいち指摘するのが面倒なぐらいだが、ロジャー・コーマン作品にしては、よく出来ていたと思う。最後のモンスターを倒す下りも、ちゃんと考えて作ってあった。

とりあえず、パッキン美女のおっぱいがたんのうできたからいいや特撮や演技等はグダグダだが、アイデア的には面白いものが多かった。

物語のプロットや、怪物の設定が「エイリアン2」「エイリアン・コヴェナント」とそっくりな点を考慮すると、ロジャー・コーマン先生はたぐいまれなるアイデアマンなのかもしれない。

(ただし、アイデアを煮詰めたり、金をかけたりはいない)

 

全体的にしょうもない出来だったが、ロジャー・コーマン作品にしては楽しめた。

ロジャー・コーマンのアイデアを、もっと煮詰めてお金をかけて撮ったらそれなりの作品になりそうな気がする。

まぁ、そんな事は絶対にないだろうなー(‘Д’)

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡♡ 4/10
キャラクター………〇
・どこかで見たようなキャラクターとロボットが出ているが、あんまり気にしてはいけない。
・ロボットの”サム”のスイッチの下りがいい感じにシュールだ。

ストーリー………△
・なんだか全体的に、後に作られる「エイリアン2」ぽい。プロット自体は悪くないのか?
・怪物の倒し方は面白かった。

カメラ・演出とう………〇
・2000年以降のロジャー・コーマン作品よりも丁寧に撮ってあるのは笑う。
・シンセサイザーと、サブミリナルを組み合わせたサイケな映像は、正直悪くなかったと思う。

怪物……△
・どこかで見たような、ペニスヘッド型エイリアン。
・設定といい後に作られる「エイリアン・コヴェナント」を先取りしている。アイデア自体はry…(以下略)

 

その他・印象に残ったところ
・おっぱい。
・サムの下り。
・危険なモンスターを、爬虫類の飼育ゲージみたいなのに入れて、ほかっておく適当さには笑う。

 

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