「レプリケイト 襲撃」紹介&感想(ネタバレ) ~侵略者VSユーチューバー~

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怪物映画

今回紹介する作品は「レプリケイト 襲撃」です。

パッケージに作中サッパリ出番のない人が一人いますね……。

パッケージの構図的に、おさまりが悪かったので「とりあえず入れておいた」感が凄い。B級映画のこういった雑な扱いはなんか好き♡

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作品情報・スタッフ・キャスト

「レプリケイト 襲撃」
製作年:2019年  
製作国:アメリカ  
上映時間:94分 
原題:「ASSIMILATE」   ※ASSIMILATE=同化する、同質化する、吸収するとうの意。

監督:ジョン・マーロウスキー
製作:ウィリアム・フェイ     
出演:ジョエル・コートニー/カラム・ワーシー/アンディ・マティチャック/キャサリン・マクナマラ/カム・ジガンディ/テリー・デイル・パークス……etc.

予告編

『レプリケイト- 襲撃-』予告編 ビデックスJPで配信中!

「レプリケイト 襲撃」:あらすじ

ザックとランディとケイラは、様々な映像やインタビューを撮り、動画投稿サイトへアップし楽しんでいた。だが、ある日、街に違和感を覚え、そしてケイラの家族に会った時その違和感は確信へと変わる。街にいる人達は気がつかない内に、外見は変わらないのだが、確実に言動・仕草が異なる“別の存在”に替わっていたのだった…!世界に危険を伝える為、命をかけたSOS配信が始まる!

~作品紹介より抜粋~

SFの古典「ボディ・スナッチャー/恐怖の町」リメイクなのか、監督の「俺なりの解釈」作品なのか知らないが、まぁそんなんです。

侵略者に立ち向かう若者が、”ユーチューバー””動画配信者”なのが時代を反映している。

どうでもいいが、パッケージ裏のあらすじ欄でネタバレすんのやめろ!

「レプリケイト 襲撃」:感想/ネタバレ有

SF映画の古典「ボディスナッチャー/恐怖の町」らしき作品。自分で「SF映画の古典」て書いておいてなんだが、あの作品ってそこまで有名なんだろうか? 割と低予算のSFホラーの中では、けっこう有名と言うか、その手のマニアには知られた作品なんだが、一般的な知名度とした怪しい作品かな。

 

なんにしろ「自分そっくりのコピーが鞘(サヤ)の中から出てきて、乗っ取られる」下りはそのまんまである。似たような作品もたくさん作られていて、区別がつかない。

その中の一つに、背中にカブトガニみたいな何かがとりつく作品があって、その作品で寄生されてないか確かめる方法が、「上半身裸になる」なんてなんとも間抜けなのもあった気がする。

”寄生侵略もの”というカテゴリーなら、「パラサイト」「スリザー」も似たような作品と言える。

 

 

ネタバレ:こういったお話

ザックは、田舎町ムルトンに暮らす高校生。幼馴染の女の子ケイラに淡い恋心を抱きながら、なんにもない退屈な田舎で、親友のランディと共に、ネットに動画をあげる日々。

そんなある日、街の人の中に、妙な行動をしている人が混ざっている事を発見する。姿形はそのまんまなのに、明らかに別人なのだ。興味をもったザックとランディは、隠しカメラをセットして調べて回る。そんなある日、奇妙な虫が人を襲っている瞬間をとらえる。

さらには、その虫をけしかけたのが、”別人”になった村の牧師たちと知り、保安官に話をするが、さっぱり信じてもらえない。さらに、調査を進める二人は、あろうことかケイラの両親が入れ替わっている証拠を掴んでしまう。その映像をもとに、若い保安官を説得する事に成功するが、”別人”に入れ替わった勢力は想像以上に多く、取り囲まれてしまう。

さらに悪いことに、ランディまで虫に噛まれてしまう。三人は、ネットの中継施設に乗り込んで、なんとか映像をアップしようとするが……。

 

序盤の展開は遅くて退屈である。。

しかし、虫の襲撃シーンあたりから話が一気に加速しだす。その後の展開はスピーディーで面白い。話の大筋は、数ある「寄生侵略もの」と大差はないが、主人公達がいわゆるユーチューバーで、映像が大きなキーアイテムになっているのが今風である。

全裸のもう一人の自分が全力で走って追いかけてくるのは、シュールな悪夢である。フルチンで走ってくる自分に捕まったら死ぬのである。

いわゆる「ドッペルゲンガーを見た奴は死ぬ」と同じだが、チンチンブラブラさせた自分に全力で追っかけられるのである。嫌だ……。

あとは、主人公のお父さんが事故で足を失っているのだが、入れ替わった事を視覚的に描くために、お父さんの偽物には足が生えているシーンは面白かった。薄毛白髪近眼は治療されないんですか?

ついでに、おばちゃんの全裸は最近のポリコネ対策?

「若い女性のはだか?老若男女全員脱げばいいじゃない!!」

ただ、本作の全裸は、その後全力で殺しに来るから怖いんですよね。

オチは素直に面白かったと思う。「なんでこんな田舎を侵略しようと思ったんだ?」という、何気ない疑問に関する答えとしては完璧。素直に「ああ、そう来たか」と感じた。

どうでもいいけど、ワードプレスでブログをやってる身としては、動画や記事を上げてもサッパリ反応がないなんて事には慣れっこだけどね。

ワードプレスは100記事は書かないと、検索にも引っかからないんだよね(笑)PVカウンターが動かないなんていつもの事だよ!

バズる?都市伝説だよ!そんなの!

 

丁寧に作ってあるB級ホラー。

シリアスタッチに作ったB級ホラーとしては、そこそこ面白かったと思う。

アサイラム系のバカ映画か、基本的な技術不足な作品ばっかりの中、この映画はそれなりに観れた。ただ、欲を言えばもう少し”虫”をハッキリ見せて欲しかったかな。気持ち悪いクリーチャーを映して欲しい。

あとは、主人公のザックと、親友のランディの背格好・ファッションがそっくりだから、もう少し差別化して欲しかった。

似たような容姿のキャラが動き回っていると訳が分からなくなる。

チンチンブラブラさせたもう一人の自分に襲われる怖さもあるが、身の回りの人間が別の”何か”に入れ替わっている様は、シンプルに怖い。

あと、パッケージで全部ネタバレすんのやめろって!!

 

話は変わりますが、皆さん明けましておめでとうございます。本年度も、B級モンスター映画のレビューを中心にやっていく予定です。。

今年もよろしくお願いします

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡♡♡ 5/10

キャラクター………○
・人間関係が丁寧に描いてある。
・主人公と親友はもう少し差別化して欲しい。

●ストーリー………○
・ネットが重要なのが今風。
・安易なハッピーエンドにしなかったのは評価する。

カメラ・演出とう………○
・低予算割にはしっかりしているので、観ていてそんなにストレスはない。

怪物……○
・さやから出てくるシーンは気持ち悪い。
・虫の姿をもう少し映して欲しい。

その他・印象に残ったところ
・SFホラーの古典を今風に作った感じ。「皆が入れ替わっている」+ユーチューバー。
・↑そもそも「別人に入れ替わる」ってのが、ネット中毒を揶揄しているので?

・↑ここ10年で、ネットばかり見ている人間に囲まれてないだろうか?

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