今回紹介する作品はこれ↓
”ビッグ”なのか”ビック”なのか、”フット”なのか”フッド”なのか、時々分からなくなる管理人です(ド近眼)
”ビッグフット”が正しいワードだが、管理人は今までの文章の表記に自信ないです(笑)
確認してみた所タグ管理は”ビック”になっていたので、”ビッグ”に修正。
文章は、あまりにも多いので放置しますm(__)m
だいたいの表記でもネット検索では出てくるんですよね。但し、Amazonさんや楽天さんでは「ビッグフット」と正しい表記でないと映画・DVDが出て来ないんですよ。
ご迷惑をおかけしたU.M.A界隈のかたに、この場を借りてお詫びします。
……”ビックフット”で検索すると、車の中古ホイールを扱ってる店情報ばっかり出て来て、変だと思ったんですよ……。
U.M.Aのほうは、濁点が前半に集中していると覚えておきます。
タイトル蘭も修正しておきます。すみません。
……多分こんな事謝ってるのって、世界中で俺一人なんじゃないか…?
「ビッグフット・ハンター」:概要
製作年:2012年 製作国:アメリカ
上映時間:90分
原題:「THE LOST COAST」 「BIGFOOT:THE LOST C」
監督:コーリー・グラント
製作:クリス・ビール
出演:ドリュー・ラウシュ/リッチ・マクドナルド/アシュリー・ウッド/ノア・ワイズバーク/フランク・アシュモア
【あらすじ】
「TVクルーのショーン達は、ビッグフットの撮影に向かった。
森の奥深くに撮影拠点を置き取材を開始する。しかし森に潜む何かがTVクルーに襲いかかってきて……」
●ストーリー…………〇、この手のPOVホラーにしては綺麗に流れる。
●カメラ………………?、いつものPOV方式一式といった感じ。目新しい手法はない。
●怪物…………………△、色々と酷い。理由は後述。
※以下ネタバレ注意↓
予告編はこんな感じ↓
《なぜビッグフットのPOV方式を撮りたがるのか?》
さてどういった訳かここ数年、ビッグフット&POV方式の作品が相次いでリリースされている。
もともとビッグフットは、U.M.Aの中で唯一映像に収められている。
そのためこういったファンドフッテージ=家庭用映像機器に収めるといったテーマとの親和性が高いのではないだろうか?
だからと言って2010年辺りから毎年一本は出てくるのは、本当によく分からない。
甚だ疑問である。
管理人が知らないだけで2010年辺りにビッグフットに関する新たな映像証拠が出て来たのかもしれない。
どなたか、詳しい事を知っていたら、本記事のコメント欄に書き込んでくれないだろうか。
さてPOV方式うんぬんの前に、すでに地雷作品の多いビッグフット物。それに対してもう一つの地雷要素であるPOV方式をミックスした作品群。
当然地雷です。ついでにこの作品はアルバトロスで、ニューセレクトだ。
大丈夫、アサルトワンよりは安心できる(※多分)
管理人も基本的に避けていたのですが、B級モンパニも目ぼしい作品を先に借りていくと、やっぱりこういった目に見えた地雷作品ばっかり残る訳でして…という訳で最近「ビッグフットがどうのこうの~」といった作品ばっかり観賞しております。
おかげで、パターソンだとかギムリンみたいな名前は、すっかり覚えてしまった。
さて、究極タッグのPOV方式のビッグフットホラー作品。
こいつらはこいつらで、ビックリするほどフリーダムなやつらで観ようによっては面白い……かもしれないのだが、基本的にはやりたい放題の駄作である。
なんだかサメ映画以上に、廃棄された駄目なアイディアの実験場になっているような気がする。
それでも、「映画のお約束だとか、ポリティカルコネクトなんか知ったことか!」という漢らしさにはちょっとだけ憧れます。
《ビッグフットにはカード払いがきかない》
~本編の台詞より~
さて本作はドキュメンタリー番組の製作スタッフが、ビッグフットの死体を保存しているとうそぶく男:ドライベッグを密着取材する作品である。
毎度お馴染みのカメラのテストからスタート。
そこから登場人物の紹介、ロケーションの紹介をやりながら、背後の不安要素を映していく。
↓
「ここら辺はギャングの縄張りでケシの栽培が~」だの「ビッグフットは実は超自然的な存在で精霊や悪魔に近い」「謎の組織が~」となんだかお茶を濁す気マンマンの設定がポンポン飛び出してくる。
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夜になって拠点の山小屋を、何かが襲撃してくる。
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朝になって周りを調べると、小屋には爪で引っ掻いたような跡が幾つもついており、尿のような液体もかけられていた。
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そんな中”ビッグフット・ハンター”の男ドライベッグは唯一の移動手段である車で猛スピードで走り去る。
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パニックになるテレビクルー一行。
音響スタッフのケビンは制止を振り切ってロケ車まで歩くと出て行ってしまう。
「じゃあ、カメラ回しながら進んでくれー」
↓
残された三人の元にドライベッグ帰還。
ドライベッグは、負傷したビッグフット研究家であるラローシュを、なんとか街まで運ぼうとしたが森の出口は全部倒木で塞がれていたとのこと。
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負傷したラローシュを女性プロデューサーのロビンに任せ、ドライベッグ、レポーターのショーン、カメラマンのダリルは、徒歩で助けを呼ぶ&海外線の洞窟に隠されたビッグフットの子供の死体を、カメラに収めるために出発する。
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残されたロビンは、意識が朦朧としたラローシュからカメラの存在を知る。
車にあった血まみれカメラを再生すると、何者かに襲われて絶命するケビン(モジャ眼鏡)の姿が映っていた。
↓
そしてもう一度夜が来て…。
「何があってもカメラを止めるな!」
結論から言うとビッグフットは出て来ません。
それでも全滅します。
途中でお茶を濁す気マンマンの設定の数々が出て来て怪しいな、とは思っていたのですが、見事にモキュメンタリ―映画で「オチは各自想像してね♪」な作品だった。
ただ、「ビッグフットじゃない!」という台詞。襲われるシーンでは何かが光る、銃を明らかに空に向かって撃っている…etcと「ビッグフットではない、別の何かに襲撃された」ことだけは分かる。
ちなみに画面に映るのは、山羊に似た蹄を持つ毛むくじゃらの脚だけです。
なんだか、某有名悪魔や、宇宙人の仕業だとミスリードさせたいのは伝わってくる。
本作品一応、怪物が出て来るだけ『U.M.A 2014 フォレスト・モンスター』よりは良心的である。
ついでに、こないだ紹介した『イグジスツ 遭遇』は、怪物がちゃんと画面に映る(それも複数回)だけでも優等生的な作品だったと言わざるえない。
こういった「幻の巨大魚を釣りに行ったら河童が釣れた」みたいな作品ってどこまでOKなんでしょうか?
なんだかホラー映画と言うよりは、しょうもないギャグを金と時間かけて映像化しただけの気がします。
真剣に観ていると怖いシーンは多少あります。ホラーシーンに関しては、使い古されたコテコテの方法で撮られているため、それなりにビックリする。
あと、女性プロデューサー(巨乳)の胸チラが、見えそうで見えない角度を計算して撮っている凄い作品です(はっきりと断言)
この手のPOV方式は、少ない人数を長時間映すためだろうか?、低予算映画なりに演技が出来てルックスもいい人が出て来るのが救い。
お色気シーンも上品である事が多い。
……それはそれで賛否両論ありそうですがね。
【感想まとめ】
●総評:D
●もともと実験的な作品であるPOV方式に、さらに実験的な要素をぶっこんだ作品。
●結局何が襲ってきたかは不明。
●この手のPOVホラーにしては流れが綺麗だったと思う。
●濡れた犬はスカンクと同じ臭いがするらしい。
●↑その辺を考えに入れて、我が家の番犬の臭いを嗅いでみるか……。
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