今回紹介する作品は「デッド・トリガー」です。
スマホゲームの映画化らしいが、主演に今や小遣い稼ぎにB級映画に出まくっている、【人間核弾頭】ドルフ・ラングレンな時点で嫌な予感しかしない。
ついでに、パッケージ裏の製作欄を眺めていたら、「撮影」が「ゾンビーバー」の人。
絶対これ地雷だろ!
(;´・ω・)<「お仕事は何をなさっているんですか?」
(;゚Д゚)<「地雷処理の任務についてます!」
サー!イエッサー!出動します!
目次
作品情報・スタッフ・キャスト
「デッド・トリガー」
・製作年:2017年
・製作国:アメリカ
・上映時間:91分
・原題:「DEAD TRIGGER UNKILLED」
・監督:マイク・カフ/スコット・ウィンドハウザー
・製作:マリアナ・ベスパロフ ・製作総指揮:クリストファー・コノヴァ―
・脚本:ハイツ・トレッシュニッツァー/スコット・ウィンドハウザー
・出演:ドルフ・ラングレン/ロミオ・ミラー/イザイア・ワシントン/加賀美 聖良/オータム・リーザー……etc.
※日本人の名があったから、調べてみたら「ゼクシィのCM,2001年」とあった。「パッパパパーン」と言いながら始まるCMと記述してあり、そういえばそんなんあったな、と妙に納得。
(※管理人は、サメ映画俳優には詳しいが、日本人のタレントには疎い)
予告編
「デッド・トリガー」:あらすじ
「ゾンビ感染症が発生。感染症を一掃する為、対ゾンビ特殊部隊が結成された。スカウトされた若者たちはウォーカー大尉から訓練を受ける。続々と感染者が増加の中、感染症の発生源であるターミナル島でゾンビ治療薬を研究しているチームからの連絡が途絶えた。そこで上層部はウォーカー大尉率いる部隊に捜索と救出の任務を伝え現地へと向かわせた。到着した部隊を待ち構えていたのは、すでにゾンビ感染者に制圧された研究所だった…」
「デッド・トリガー」:感想/ネタバレ有
「インターフィルムに騙されました」其の一
本作は同名の「デッド・トリガー」というスマホゲームの実写化である。ゲームの実写化作品でも「バイオハザード」とは違い予算も製作スタッフもショボい。
キャスト見てもらえば分かるが、ほとんどの人が「あの人は今?」状態の俳優ばっかりだ。
映像からして、そもそも機材が足りてない感じだ。映画の基本的な「画」を撮る上の明るさ調整も出来てない。ゾンビのメイクもハロウィンの素人レベルだ。
これで本当に2017年製作なんだから笑える。
ドルフ・ラングレンは本人の経歴が一番面白いんだ。スペックが凄い。
なんで、B級専門俳優なんかやってんのか……。
あらすじ:こんなお話です。
あらすじ的には「エイリアン2」や「バイオハザード」みたいな「消息をたった見方の施設を調べに行ったら、化け物だらけだった。生存者はほとんどいない。さらには今回の作戦にも裏があり、ついでにチームの中に裏切り者がいる」といった、よくあるプロットだ。
よくあるプロットと書いたが、それは安定して面白い&作りやすいからであって、プロット自体は悪くないはずだ。
ただ本作に至っては、無駄な登場人物が多いは、テンポは悪いは、肝心な設定はあんまり詳しく説明しないはで、観ていて訳わからん……。
なんだか、バックボーンから訓練シーンまで詳しく描いているから、メインキャラクターかと思っていたら、全く活躍せずに退場していく。
中盤のタイラントみたいなボスシーンも、かなり盛り上がるはずなんだが、イマイチ。味方キャラの死亡シーンもほとんど自滅でギャグにしか観えない。実弾訓練で、ゾンビにビビッて銃を落としたら、何故かトリガーを引いてしまって、頭が吹っ飛ぶシーンなんて完全にギャグ漫画である。
それらしく登場したキャラが、あっさり退場していくので感情移入もなにもあったもんじゃない。
クライマックスのゾンビの群れを橋入り抜ける「試練」も、ほぼジョギングシーンってどういう事なのさ。
極めつけは、ラストシーンの「今までのシーンはゲームのワンシーンだったんだけど、この後ゾンビパンデミックが起こって俺は酷い目にあったぜ」みたいな下りは、なんなのか?
全体的に「雑」というよりも「下手くそ」な作品だったなぁー。
感想:ゲームのPVぽいところがチラホラ。
全体的に残念な出来である。映画を構成する基本的な技術・機材が足りてなく、要所要所からかなりの低予算作品である事が伝わって来る。
暗い場面が多い割には、明暗調整が全くされていないのは、致命的だと思う。
ところどころ、ゲームのPVを彷彿させるシーンがある。キャラクターや、敵ボスを登場させるシーンが当てはまる。その辺りはちょっと面白かった。
ただし、無駄に登場キャラクターが多い上に、それを全員見せ場を作ろうとしている。
その結果、やたらとどうでもいい人間ドラマばっかりになって、テンポが悪くなっている。さらには、丁寧にバックボーンを描いていた割には、あっさり退場するキャラクターが多く、その辺はギャグにしか見えない。
特に、若手退五人は、スカウトから訓練、友情を育むシーンを描いた割には、どいつもこいつも特攻死する上に、活躍するのは前半で終わり。後半活躍するのは、ほぼ背景として描かれていたおっさん・おばさん……おい、脚本…それでいいのか?お前。
感想まとめ。
清々しいまでに地雷だった。いわゆる低予算映画の中でも出来が悪い作品。B級よりもZ級一歩手前の作品です。
配給がインターフィルムで、主演がドルフ・ラングレンで、「撮影」欄に「ゾンビーバー」のスタッフが載ってる時点で、駄目な作品なのは分かっていたけど、やっぱり地雷作品だった。
鑑賞はあんまりお勧めしない。
総評・感想まとめ
総評:♡♡ 2/10
●キャラクター………✖
・無駄に人数が多い。
・↑さらに、その人数が適当な感じで処理されていくので、感情移入もあったもんじゃない。
●ストーリー………△
・基本的にグダグダである。しょうもないドラマで尺を稼いでいる。
・なぜ?「噛まれたらアウト」な奴に格闘を挑むのか?
●カメラ・演出とう………✖
・基本的な機材・技術が足りてない。
・その割には、夜のシーンが多くて、何をやっているのか見えない。
●怪物……△
・素人のハロウィンレベル。
・ボスのシーンだけちょっと気合が入っていた。後半は仲間割れ中心。
●その他・印象に残ったところ
・全体的に「雑」
・ドルフ・ラングレンの小銭稼ぎ作品。
・ゲームの実写化も色々あって面白い(白目)
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