「アニマル・パージ」紹介&感想 ~進化したゴリラが襲ってくる~

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哺乳類、獣系、獣人など。

今回紹介する作品はアニマル・パージ」です。

アサイラム製のアホ映画かと思いきや、フランス産の何がやりたいかイマイチ分かんない作品です。

とりあえず、ゴリラが悪いのは確か(笑)

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作品情報・スタッフ・キャスト

「アニマル・パージ」
製作年:2016年  
製作国:フランス  
上映時間:72分 
原題:「URBAN JUNGLE」   ・販売会社:アルバトロス

・監督:ニコラス・デュバル

脚本:サミー・バルーン  ・音楽:デビッド・インボルト  ・撮影:トーマス・シセル
出演:ロマン・ポルタイユ/トム・ハドソン/ゾアール・ウェクスレル……etc.

予告編

ある日突然、すべての動物が人類の敵に!/映画『アニマル・パージ』DVD予告編

進化したゴリラが動物を操っている」……進化したゴリラって素敵な響きやん!

Youtubeのコメント欄が、B級映画とは思えない賑わいを見せているのは、間違いなく「進化したゴリラ」というパワーワードのせい。

「アニマル・パージ」:あらすじ

「その日、動物たちの人類への“反逆”は開始された。最初はペットの犬や猫が、次に鳥類が人間を襲い始める。人々はパニック状態となり、都市機能は麻痺。爬虫類や昆虫までが牙をむき、動物園を脱走した猛獣が人間を狩りたてる。動物学者のアリックスは異変の原因を探り、人間には聞こえない超音波が動物を狂わせていることを突き止める。その出所は、アフリカから動物園に運ばれてきた、高度な知能を持つ新種のゴリラだった。」

~作品紹介より抜粋~

またゴリラに何かたくしちゃったか……

 

「アニマル・パージ」:感想/ネタバレ有

製作は2016年とちょっと前です。
「パージ」というそこそこ有名なホラー映画と言いますか、ディストピアもの?みたいなシリーズ物がある。

その「パージシリーズの最新作が今月レンタル開始だから、それに合わせてリリースされたのかしらん?
それとも、「ジェマンジ」の新作が、もうすぐ劇場公開されるから、そっちかしらん。

どちらにしろ、既視感が凄いパッケージとタイトルです。

パッケージからは、オードソックスな「アニマル・パニック」「モンスター・パニック」ものを連想するが、はたしてどんな内容なんでしょうか?

「アニマル・パージ」:詳しいあらすじ

ある動物園が新しい動物を買い付ける。それは新種のゴリラで、動物園のスターになるはずだった。しかし、ゴリラの納入と共に、動物たちが騒ぎはじめ、ホワイトタイガーが飼育員を食い殺す事件が発生する。

動物学者のアレックス(主人公・ヒロイン)は、原因解明が済むまで動物公開を見合わせるべきだと主張するが、経営陣は取り合わない。
アレックスは、入手したサンプルを分析にかけるため、研究所の戻ろうとするが、動物たちがいっせいに暴れはじめる。どうやら、動物園の動物だけではなく、町中の動物たちがいっせいに暴れはじめたようだ。

移動手段を無くしたアレックスは、その場にいた生物オタクの学生二人と共に、研究所を目指す。
研究所にたどり着くが、助手は猫に襲われて重傷を負っており、突入した警官の多数も重傷を負ってしまう。連絡の取れない娘の安否を気遣うアレックス。

原因不明のパニックは、町中に広まっていき、行政機能も破壊されてしまう。
あちらこちらに転がる死体に、町中で発生する事故と火災。
建物に籠城すれば、鳥類が窓を破って襲い、犬は群れをなし人を襲い、下水道に逃げ込めばネズミの群れとワニが襲ってくる。

逃げ惑い、娘を探しながらも、原因を調べるアレックス。

遂に、動物園のゴリラ舎から、妙な電波が出ている事を突き止めるが……。

 

「進化したゴリラ」が原因かどうかが謎。

パッケージ裏のあらすじ欄、予告編ではゴリラが元凶だと早々とネタバレしているが、映画本編では、原因が何か分からないまま進行していく感じです。

また「新種のゴリラが怪しいくね?」ぐらいの描かれ方で、そこまではっきり描かれていないと言いますか、ゴリラが原因かどうか確かめに行き、はっきりしないまま中途半端に終わるので、非常にモヤっとします。

あんまりにも、唐突に、「え!?ここで終わるの?」という感じなんで、一瞬ディスクが飛んだかと思った。それくらい唐突な終わり方です。

映画の内容としては、「驕れる人類に裁きの時がきた!」みたいなノリななんで、思ったよりもシリアスである。

ただし、動物は雑なCGだったり、例のごとく「本物の猛獣が吠えているシーンを映す」→「怯えた人間の顔」みたいな適当な襲撃シーンなんで、説得力はない

また、動物が有り得ない程ハイスペックになっているのに、反比例して人間側がポンコツになっているのも笑いを誘う。

:小さいクモが人間を○して、糸でグルグル巻き(「ミスト」っぽい)
 :人間側は滑って転んだら、持っていたバールが体に刺さる。

何よりも、ゴリラが操るのは動物だけではなく、終盤人間まで操られるから、シュールな地獄絵図である。遂に、ゴリラにコントロールされる人間の登場である

「進化したゴリラに操られる人間」という、凄い状況だよ!

もうなんだか、「進化したゴリラ」ってフレーズが言えればなんでもいいや!、て感じがする。「進化したゴリラ」ですよ。

「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」「進化したゴリラ」
……日記はここで途絶えている。

 

あんまり人に勧められるような作品じゃないけど、Twitterに「進化したゴリラの出てくる映画なう」とか書けるのが強みです(錯乱)

総評・感想まとめ

総評:♡♡ 2/10
キャラクター………○
・そこそこ丁寧に描いている。
・↑ただし、映画に活かす気はあんまりないらしい。

 

ストーリー………△
・話がイマイチ分かんない。予告編でネタバレしているのは、本編の補完の意味もありそう。
・物凄く中途半端に終わる。

 

カメラ・演出とう………△
・B級映画にしてはきれいな感じ。
・音楽は無駄に荘厳である。

 

怪物……○
・全体的に雑なCGだが、観れないことはない。残念だが見た目は普通のゴリラです。
・動物が強すぎるのもあるが、人間側の知能低下が笑えるレベル。

 

●その他・印象に残ったところ
・かなり中途半端に終わる。
「進化したゴリラ」というパワーワード。
・ゴリラに操られる人間が出てきた瞬間吹いたら負け。

 

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