今回紹介する作品は「ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル」です。
みんな大好き、安定のアサイラム・アルバトロス作品。
目次
作品情報・スタッフ・キャスト
「ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル」
・製作年:2019年
・製作国:アメリカ
・上映時間:84分
・原題:「ZOOMBIE2」
・監督:グレン・ミラー
・製作:スコッティ・ミューレン ・製作総指揮:デヴィッド・マイケル・ラット
・脚本:スコット・マレン ・音楽:クリストファー・カノ
・出演:エリカ・スターデファント/ジョナサン・バークリー/ジャリッド・マッセ/テラ・ストロング/ジャマーカス・メイソン/キャレブ・トーマス/ピーター・スティクルス……etc.
※監督や脚本は一作目と同じ。
予告編
「ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル」:あらすじ
動物園に動物たちを派遣する保護施設公園では、様々な種類の動物たちが生息していた。しかし、そこに目を付けた密猟者が施設に侵入し、動物たちに特殊な有毒物質を投与する。すると、その物質は体内で突然変異を起こし、次々と不死身の猛獣と化してしまう。そして、密猟者のみならず施設のメンバーたちも相次いで襲われる。研究者のブルックは、動物たちを正気に戻すために解毒剤を作ろうと試みるが…。
~作品紹介より抜粋~
「ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル」:感想/ネタバレ有
さて本日紹介する映画は「ズーンビ ネクスト・レベル」です。一部の映画ファンの間では、あの「ズートピア」をしのぐ人気がある。
(※本当にごく一部です)
原題はシンプルに「ZOOMBIE2」。副題の「ネクスト・レベル」は、近日公開予定の「ジュマンジ/ネクスト・レベル」から拝借したものと思われる。
……毎回の事だが他人のふんどしを当てにし過ぎである。
大まかな内容:なんだか知らないが動物がゾンビ化する。
前作の舞台は、“動物園”だったが、今作の舞台は“自然公園”です。
“自然公園“と一言で言うが、実態は「動物を一時的に保護し、動物園に動物を派遣する役目をおった施設」といった感じです。
そのために、貴重な動物が多数管理されているのだが、ある夜、その動物たちを狙って密猟者グループが侵入する。その中のメンバーの一人が、お手製の「毒」を麻酔薬代わりにぶち込んだら、あら、不思議!動物たちが凶暴化して、暴れだしちゃった!、というのが、物語の導入部分だ。
その後、暴れだした動物たちのせいで密猟者グループは壊滅、自然公園を守るパークレンジャー達と一緒に、事態の収取&脱出するために、パーク内をウロウロする展開に続く。
「なんだか知らないけれど、変な薬のせいで動物がゾンビ化。&次々に感染が広がっていく」という、その場の思い付きと勢いだけで、お話を作っている感じがする。
こっちも頭からっぽにして楽しむべし。
今作のみどころ
今作では、ミーアキャット、ヤマアラシ、カバ、ツチブタといった、モンスターパニックでは、なじみのない動物が襲ってくるのが面白かった。
また、舞台が「自然公園」で「パーク」つながりということで「ジュラシック・パーク」シリーズのオマージュが多い。
イヤホンで音楽を聴いていて、怪物の襲撃に気づかないだとか、キャビネットの周りで怪物と命懸けの隠れんぼだとか、最初から最後まで、他人のふんどしで相撲を取る気満々である。
雑なCGと、いい加減な構成、どこかで見たストーリーとダメなモンスター映画のテンプレのような作品だが、俳優の大げさな熱い演技、ベタ過ぎて笑ってしまう展開、CGは雑だが構図やアイデアは面白い、などなど、「雑」だと分かって借りてくるなら、それなりに面白い。また、どこかで聴いたことのある音楽も、意外といい感じに聴けるから不思議だ。
予告編でも使われているが、動物の群れの先頭をバイクでかっ飛ばしていくシーンは、最高にカッコイイ。
その際の台詞が、本編では「これがほんとのファーストフードだ」である。
意味わかんないが、なんだかカッコイイ。
一度言ってみたい。機会があれば一度言ってみたい。どんなシュチェーションなのかイマイチわからんけど。
前作のとの繋がり&続編
続編といいながら、前作とは関係なさそうだなー、と思いながら観ていたら、最後の最後で、「1」より前の時間軸である事が判明。今作の舞台の自然公園が閉鎖され、一部の動物が「1」の舞台の「エデン野生動物園」に引き取られた事が、「1」の事件に繋がっていく事が示唆されている。
そういえば、「1」の原因は、よそから持ち込まれた猿が感染源だったなぁー。
うん、まぁ、ストーリーがいい加減過ぎてあんまり覚えてないけれどね(笑)
幼女が、親友のゴリラに対して薄情だった事しか記憶にない(笑)
よくも悪くもいつものアサイラムクオリティーなんで、そういったのが好きな人は、観てみるといい。
ちなみに、「3」の製作も決定したとかTwitterで流れている。
お、おう……。
総評・感想まとめ
総評:♡♡♡♡♡ 5/10
●キャラクター………○
・演じている俳優が無駄に暑苦しい。みんな内も考えていない感じが素敵。
・その場に合わせて性格がコロコロ変わるのは、もはやお家芸である。
●ストーリー………○
・毎度おなじみの適当すぎる内容。統合性とかは考えるだけ無駄。
・ノリと勢いだけで作っていそうだが、不思議と楽しめる。
●カメラ・演出とう………△
・よくも悪くも、いつものクオリティー。
・低予算だが、「見やすさ」「分かりやすさ」はあるんで、ストレスは感じない。
●怪物……○
・あんまりゾンビ成分はない。雑なCGがほっこりした気分にさせてくる。
・珍しい動物が多くてよかった。特にヤマアラシ。
●その他・印象に残ったところ
・乗り物で疾走するシーンの構図は好き。
・ヤマアラシやミーアキャットって、あんな鳴き声なのか?
・続編決定おめでとう!
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