「ダンジョン飯」紹介&感想 ~九井 諒子がおくるファンタジー&グルメ漫画~

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今回紹介のは「ダンジョン飯」です。

 

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「ダンジョン飯」:内容紹介

年10回刊漫画誌「ハルタ」で連載されている、ファンタジー&グルメ作品。
作者は九井 諒子(くい りょうこ

あらすじ

「ダンジョンの奥深くでレッドドラゴンに敗北し、仲間のファリンを置いて命からがら逃げだした、ライオス一行。ライオスは実妹でもあるファリンの救出を決意するが、食料を調達する資金がない。数人の仲間にも去られ、途方に暮れるライオス一行。

その時ライオスが口にした言葉は「魔物を食糧にしよう」というとんでもないプランだった!

スライム・バジリスク・ミミック、そしてドラゴン……襲い来る怪物を食糧にしながら、ダンジョン探索がはじまる……」

出てくる料理が「おいしそう」なのはもちろん「本当にありそう」なのが魅力です。

登場キャラクター

ライオス・トーデン……本作の主人公。パーティーのリーダーでファリンの兄。種族はトールマン。金属鎧と剣で身を固めた前衛職。普段は冷静で温和、冒険者としての実力も高い男だが、実は幼少の頃から「迷宮グルメガイド」を愛読しており、魔物食に興味があった。魔物マニアで、魔物に関しては人が変わる。常識人に見えて一番危ないタイプである。やや天然ボケ気味

マルシル……パーティーのエルフ・女性の魔法使い攻撃魔法が得意。ファリンとは強い友情で結ばれている。感情表現豊かで、暴走しがちなパーティのツッコミ役だが、本人がけっこううっかり屋さんギャグ要員であることに気づいてない。魔法使いとして腕は立つ。なお、魔物食には難色を示す

 

センシ……ドワーフの男性で魔物食のパイオニア。屈強な短躯と豊かな黒髪と髭をそなえている。魔物食の素人であるライオス一行を見かねてパーティに加わった。ソロでダンジョンに潜っていただけあって、冒険者としての力量は高い。若者に栄養を摂らせることについて、半ば強迫観念じみた義務感を抱いている。

 

チルチャック……ハーフフット(ようはホビットのような種族)の男性。ぱっと見は人間の少年にしか見えない。パーティーの罠解除・鍵解除・偵察とうを担当している。戦闘ではあまりあてにならない。口は悪いが仲間思いである。ある意味パーティーで一番常識的な価値観を有している。

ファリン・トーデン……ライオスの実妹。トールマン魔術師で補助や回復魔法が得意。物語の冒頭で、レッドドラゴンに食べられてしまった。彼女の救出のためにライオス一行がダンジョンに潜るところから、物語は始まる。

感想/ネタバレ有

ファンタジー&料理という、ちょっと変わった組み合わせ。本格的なファンタジー設定を綺麗に描いているのが魅力だ。この人の絵柄、作品の雰囲気好きです。

「こういった世界観・設定がある」

    ↓↓

よって「こういった歴史や文化が生まれる」

    ↓↓

そういった事柄から「キャラクターにはこういった背景がある」みたいに、世界観・設定がしっかりしている作品。さらに、それを表現できるだけの画力・筆力があるクリエイターさんは、大好きだ。

エルフ・ドワーフといった、ファンタジー世界ではお馴染みの種族、スライム・バジリスク・ドラゴンといったこれまたお馴染みのモンスター達。そしてダンジョン。

そういった舞台で描かれる、風変わりなグルメ漫画である。

ファンタジー要素の強い作品は数多くあるが、「物語」や「キャラクター」を描くのではなく、その背景である「世界観」を「料理」という視点から描いているのが面白い作品。

 

もちろん、そういった「視点」が面白いだけではなく、キャラクターも魅力的である。

「個性的なキャラクターの魔物食をめぐっての珍道中」だけではなく、「ドラゴンを倒して美女を救出して、ついでに世界も救う」なんて、王道の展開をちゃんとやっているのが凄い。

(この「自分たちの戦いが別の意味を持つようになる」「世界を救う=自分たちの所属するコミュニティの防衛・再生」パートは第二部からですがね)

シリアスとギャグで一粒で二度おいしい内容になっています。

 

 

まとめ・こんな人におすすめ。

・ファンタジー作品が好きな人。

・独自の世界観を作りこむタイプの作家が好きな人。

・想像力を刺激されるのが好きな人。にお勧めです!!

 

・「ファンタジーあるあるネタ」

・ギャグとシリアスの絶妙なバランスがいい。

 

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