Z級映画「ジュラシック・ビースト」感想・レビュー ~「奴に友達はいない」←何気に酷い台詞~

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怪物映画

今回紹介する作品は「ジュラシック・ビースト」です。

一部のモンスター映画ファンの間で、(ある意味)絶大な人気を誇る、あのマーク・ポロニア監督作品である。

どういった訳か、AmazonPrimeビデオの常連である。資本主義の闇は深い。

 

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作品情報・スタッフ・キャスト

「ジュラシック・ビースト」

製作年:2015年

製作国:アメリカ  

上映時間:70分 

原題:「Jurassic Prey」

・監督:マーク・ポロニア

出演:ヒューストン・ベイカー/ジェームズ・カロラス/トッド・カーペンター/ケン・ヴァンサント/ボブ・デニス/ダニエル・ドナヒュー

ケン・ヴァンサント、スティンヘッドにピアスのおやっさん。マーク・ポロニア作品だとだいたい重要人物をやっている俳優。この人の演技が一番マシ(マジかよ!)

 

予告編

↑予告編でお分かりいただけるだろうが、本作は色々と酷いよ

『ジュラシック・ビースト』:あらすじ

「三人組の銀行強盗の犯行に巻き込まれたジャッキー。警察とマフィアの両方に追われる事になった一行は、山奥に逃げ込む。しかし、そこには恐ろしい生き物が潜んでいて……」

 

意外とプロットは、クライムサスペンスものの王道を踏襲している。テンポが悪いのと、説明が下手なのと、脈絡もなく恐竜が出てくるのを除けば、王道ですぜ!

「地下室で変態行為」という、通報で警察がやってくる素敵な映画だよ。

 

感想/ネタバレ有

ポロニアン必見!

毎度お馴染みのZ級映画。だいたい、いつものメンバーによる、いつものクオリティーの、いつもの作品だ。妙にホッとする映画でもある。(※管理人、個人の意見です)

AmazonPrimeビデオで無料だったから、とりあえず観て、感想を書いたよ☆

(いいのか?それで?)

 

これが「ジュラシック・ビースト」だ!!

 この作品のストーリーを理解するのには、ちょっと慣れが必要なんで、最初にざざっと説明します。

「かつては子供向け番組で一世を風靡したが、今は落ちぶれた役者のアンディ。同じく落ちぶれた業界人たちと一緒に銀行強盗を実行する。

素人の思い付きの犯行だったが、銀行から大金を奪取するのに成功する。しかし、逃走用の車が故障した事から、近くにいたジャッキーを無理やり協力させる。

運の悪いことに、ジャッキーはマフィアのボスの愛人で、ボスの金を奪って逃げだしてる真っ最中だった。

警察とマフィアの両方に追われる事になったアンディ達は、山奥に逃げ込むが、そこには太古の恐竜が生きており、人間を喰らっていた……」

というのが、本作のあらすじである。

(あ、そこ「一応ストーリーあるんだ?」とか言わない!)

「素人強盗団が、ふとしたことからヤバい金を手に入れてしまって、警察と犯罪者の両方から追われる」

 これ自体は、ハリウッド映画でも一つのパターンとしてある。王道のプロットである。

その王道のストーリーが、あんまりにグダグダな進行のせいで、いまいち分からないのが本作である。

と言いますか、そもそも恐竜が襲ってくること自体がナンセンスなんだが、この手の「恐竜映画」「モンスター映画」で一番肝心とも言える、なんで恐竜が生きているのか?は、毎度の事だが、いっさい説明しない……ある意味漢らしい、つーか、絶対何にも考えてないぞ!これ!

 なーんか、恐竜が当り前のように出てきて当り前のように人を襲います

「だって、恐竜映画だもん!」と、聞こえてきそう。まぁ、そうなんだけどさ……。

ついでに、この手のプロットだと、主人公、警察、犯罪組織の三つ巴の戦いが行われるのが常なんだが、みんな適当に恐竜に襲われ喰われていく。そのため、一切緊張感はありません。

 

 この手の映画の真の主役である恐竜はいつもの通り、ストップモーションアニメと、着ぐるみの、ゆる~い怪物です。

もう一度言うけど、多分、頭と尻尾と、足の一部しかつくってない(笑)

その足だけ映して「ジュラシック・パーク」構図を完コピしているのは、天才の所業である

正直、よくその特撮のクオリティでやろうと思ったなぁ……と思うが、構図だけ似せるだけでも元ネタがわかるもんなんだな。

さらに、ストップモーションアニメは、合成が上手くいかず、画面から消えたりする。

図らずとも、「ジュラシック・ワールド」で、消える恐竜”インドミナ・レックス”の前に「姿を消す恐竜」を登場させてしまったようだ。

さすが、マーク・ポロニア監督!!

そもそも、松明の炎自体が合成だったりする。

「火気厳禁」の場所で撮影されたのだろうか?

まぁ、場所はいつもの「ポロニア泉」ですけどね。

ポロニアンなら、一度行ってみたいスポットです(笑)

 

 

ポロニアファミリーによる、いつもの映画

 

いつもの「ポロニアファミリー」によるいつものZ級映画です。

内容は、「酷い」の一言だが、日本では一部のファンに人気がある。

この手の「Z級映画」は、町のレンタル屋には置いてないことが多いが、なぜかAmazonビデオにある。

それも、Amazonプライム会員無料のサービス内だ(笑)

さらに、「ビッグフットVSゾンビ」「ビッグ・クラブ・パニック」と、ポロニア映画の数々が無料!

これは、もうなるしかないな!Amazonプライム会員に!(白目)

うん、血糊をケチらずに使えるだけ、ブレッド・ケリーよりも予算には恵まれているんだなぁー、という感想以外、目新しい感想はないかな(笑)

「奴に友達はいない」

「浮気はしていない。やったのは銀行強盗」

という、なにげに酷い台詞がさらりとあって笑う。いいのかそれで……。

 演技も台詞も適当すぎるのだが、なぜか妙な中毒性がある。それがマーク・ポロニア映画の魅力だ。

ちなみに、マーク・ポロニア監督は、ラストにヒロインの知り合い役で登場する。監督自ら様々な事をやるのも、Z級映画では当たり前!

銀行強盗が乗ってる車は、日産車(だからなんやねん!)

どうでもいいが、マーク・ポロニア作品のヒロインって、だいたい性格が悪くないか?

「強い女性」適当に描くとこうなるのか、はたまたマーク・ポロニア監督の趣味なのか?

その辺が気になります。

皆さんも、お暇があったら観てみて下さい。

よく眠れますよ。

ええ、映画の感想にあるまじきものですが、よく眠れますよ!

 

 

 

総評・感想まとめ

総評:★ 1/10 ♡(ハート)でも☆(星)でもなく、★(ヒトデ)を進呈します。

キャラクター……✖
・いつもの愉快なメンバーがおりなす「ポロニアワールド」です。
・「ポロニアワールド」の住人がいつもの通りに活躍する。

・だいたい演技が怪しい。いつものオッサン(ケン・ヴァンサント)が相変わらずの良心となっている。

ストーリー……✖
・ストーリーはよくあるタイプのもの。ただし、演出やテンポがグダグダなため、内容を把握するのにコツがいる。
・まぁ、あってないようなもんです。

カメラ……✖
・いつも通り。悪い。
・いや、それでこそポロニアワールド。

怪物……✖
・いつものストップモーションアニメと、着ぐるみです。
・相変わらず、ブレッド・パイパー先生との二人三脚が見られる
・着ぐるみなのか、パペットなのかはよく分からないが、たぶん頭と尻尾しか作ってない。
・このゆるさが楽しめれば、あなたも今日から立派なポロニアンだ!!
ポロニアンマーク・ポロニア監督、及び彼の作品のファンのこと
色々とアレな、マーク・ポロニア作品のショックで頭をやられた人とも言う

 

雑多な感想

・いつものマーク・ポロニア監督クオリティー。

・色々と適当すぎて酷い。

「地下室で変態行為」で出動する警察

・そして、それが原因で撃たれるおっさん。南無。

 

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●本作のようなZ級映画は、町のレンタル屋に取り扱いがない場合が多い。

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気なる人は、会員↓↓になって観てみよう。

 

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