巨大蜘蛛映画「MEGA SPIDER メガ・スパイダー」感想。~ビキニギャルの大量消費について考えるの巻~

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怪物映画

本日紹介するのは「MEGA SPIDER  メガ・スパイダー」です。

名前の通りでっかいクモが暴れまわる映画です。

個人的には、けっこうお勧めするB級映画です。
後味のいいよく出来た作品だが、虫やクモが苦手な人は要注意。

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作品情報・スタッフ・キャスト

「MEGA SPIDER メガ・スパイダー」
製作年:2013年 
製作国:アメリカ  
上映時間:80分
原題:「BIG ASS SPIDER!」

監督:マイク・メンデス  ・脚本:レゴリー・ギエラス  ・撮影:ペンジ・パクシ
出演:グレッグ・グランバーク/リン・シェイ/レイ・ワイズ/クレア・クレイマー/ロイド・カウフマン/パトリック・ボーショー/アダム・ギーラッシュ……etc.

※監督のマイク・メンデスは他にも「ラバランチュラ」を撮っている。クモ映画に定評のある男である。

出演者に、レイ・ワイズとロイド・カウフマン、B級映画でお馴染みのメンツも出ている。

 

 

「MEGA SPIDER メガ・スパイダー」:あらすじ

成り行き上病院の遺体安置所の毒蜘蛛の駆除を引き受けたアレックス。それは見たこともない巨大グモだった。病院の地下に追いつめるがクモは下水道に逃げ込んでしまう。その巨大グモは宇宙人の遺伝子を持った怪物だと分かるが……。

 

感想/ネタバレ有

この手の映画では、お馴染みのクモ×宇宙人のDNDネタの作品です。

本作品は、低予算ながらなかなか見ごたえのある作品となっております。

ただし、画面いっぱいに巨大蜘蛛が出てくるので、虫が苦手な人はスルー推奨。

 

クモ(*`Д’)<ま~た宇宙人と合体かよ…

 なんだか一部ではほぼ公式設定になりつつある、クモ×宇宙人ネタの作品です。
 ざっと思い浮かべるだけでも『アラクニア』、『スパイダース~宇宙からきた巨大グモ』、『スパイダース2』と、クモ×宇宙人ネタって多いんですよ(無駄知識)

まぁ、他に凶暴・巨大化させようとしたら化学物質か、放射能か、遺伝子実験か、古代生物ネタになってしまうから、そのことに関しては、黙っておくわけにはいかないか?口をつぐむわけにはいかないか?となってしまいますが…(‘A`)

監督は「ラバランチュラ」↑などの作品でも知られるマイク・メンデス。
巨大グモを撮らせたら妙に上手い人です。

 この監督の上手さは、画の撮り方のセンスだと思う。
コマ割りといいますか、カットの撮り方が、上手くて飽きさせないんですよね。
 この作品でも『ラバランチュラ』でも、出てくる怪物の造形は、基本的に劇中で変化しない。

 『ラバランチュラ』の方では、巨大グモが大量に出てきますが、今作では基本的に一体だけです。
じゃあ、どうやってメリハリをつけているかと言えば、前述のコマ割りの工夫と、ストーリー進行につれて徐々にクモを巨大化させることによって、色んなパターンのクモを撮ってる。

 最初に、画面に登場した時のクモの大きさは、猫ぐらいです。
(※他のクモ映画で生物学者が言っていたが、クモが猫ぐらいの大きさになったら人間に対抗手段はないそうです。ホントかな~)

 その猫ぐらいの大きさのクモが、病院で患者を襲う様は、ホラーテイストで描かれています。
病院のちかで、ホームレスを捕食するシーンでも、コインを罠に使って人間を捕えるシーンも不気味。

 次のシーンでは、探索チームのカメラ越しに繭状の犠牲者が映し出される。
その時のシーンが、まんま『エイリアン2』なんですが、それを上手い具合に入れてくる。

 その次に、クモが画面に登場するシーンは、カメラ越しで、最後に見た時よりずっと巨大化している。
 そして、主人公と軍の探索チームが、実際に追いついた時点では、トラックぐらいの大きさになっている。
その時に、この手の映画でお約束の軍隊との戦闘シーンと、車とのカーチェイスが繰り広げられる。

 そして遂に迎えた最終局面では、怪獣映画よろしく超ビックサイズのクモが、ビルに巣を作り、ヘリコプターをネットで撃墜する。
 そのように、ストーリー展開によって大きさを変える+その大きさによって画の撮り方を変えているので、最後まで飽きずに観賞できる。

 CGは、低予算映画にしては出来がいい。
CG自体の出来云々よりも、CGを、実際の映像に合わせて上手く処理する方法に長けている感じがした。
監督の映像編集能力といいますか、画の撮り方にセンスを感じる。
 

「MEGA SPIDER メガ・スパイダー」その他の雑多な感想

 ストーリーはテンポよく進む。
それに加えて、クモが出ていないシーンでは、コメディぽいノリのいいやり取りが繰り広げられるため退屈しないで済む。
 昔懐かしのバディムービーといった趣き。
コメディタッチのゆる~いノリなんで、主人公がメタボのお調子者おっさんで、相棒がさらにお調子者のおっさんでも、楽しく観ることができる。

 これで、メインキャラクター同士のお色気シーンがあったら、完璧なB級映画だったんですが、そっちは弱い(笑)

ただ、巨大グモが公園で大虐殺自主規制するシーンでは、無駄にビキニギャルが出てます。
 この映画によると、アメリカでは、休日の公園ではビキニのお姉さんたちが、バレーボールをやってるらしい( ・Д・)

いや、しかし、おっぱいギャルの景気のいい消費っぷりは、観ていて笑えてくる。

この手の低予算映画で、メインの怪物が巨大グモなんて地味な題材ですが、けっこうよく出来てます。
虫やクモが苦手でないならお勧めです。

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡♡♡♡ 6/10
キャラクター………〇
・かっこよくない主人公が観ている内に好きになる。

ストーリー………〇
・パニックアクションだけではなく、バディ物のコメディとしてもよく出来てる。テンポもいい。
・陽気なバディものをやることによって、怪物が出てないシーンもダレないようにしてある。

カメラ・演出とう………◎
・コマ割りやカメラワークにセンスを感じる。
・撮り方を変えることで、観客を飽きさせない工夫がしてある。

怪物……〇
・この手の低予算映画の中ではかなり出来がいい。
・同じモンスターでも、画の撮り方でかなり変わることが分かる。

 

その他・印象に残ったところ
・コマ割りや画の撮り方にセンスを感じる。
・最初から最後までテンポがよく飽きずに観賞できる。
・ビキニギャルの無駄使い。

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