「アクア・クリーチャーズ」感想  ~リーサルウェポンは芝刈り機~

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怪物映画
 
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作品情報・スタッフ・キャスト

「アクア・クリーチャーズ」
製作年:2014年  
・製作国:アメリカ  
・上映時間:87分 
・原題:「BLOOD LAKE:Attack of the killer Lamprey」

監督:ジェームズ・カレン・ブルザック
製作:デヴィッド・マイケル・ラッド
出演:シャナン・ドハーティー/クリストファー・ロイド/ザック・ウォード/ジェイソン・ブルックス……etc.

予告編

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「アクア・クリーチャーズ」:あらすじ

ミシガン州シャルルポア。平和な湖畔の田舎町で、遊泳客の水難事故が多発。
 調査を開始した生物局のマイケルは大量発生したウミヤツメが人間を襲っているのを突き止める。
警告を発するが、水道管に侵入したウミヤツメは町中で人間を襲い始める。
 マイケル達はなんとか事態を収拾しようとするが…。

感想/ネタバレあり。

バックトゥザフューチャーの”ドク”ことクリストファー・ロイドがしれっと悪役で出てる。

言うべきことはそれぐらいかな、感想?あ、特にないっすよ。

それだけだと、寂しいので順を追って感想を書いていきます。

冒頭、湖のほとりにヤラレ役のおっさんが調査に来ます。
ちっこいウミヤツメを素手で一匹捕まえてしげしげと観察してるところで、着信あり。
おっさんスマフォで会話中。
どうやら、彼女か奥さんらしく、
「おいおい、俺のナニをいじるのか、フハハハハハ!」
と、上機嫌で下ネタありの会話を楽しんでいます。

手にはウミヤツメ、細長く、ヌメヌメしたものが握られている。
ここで、ウミヤツメ=男性のナニのイメージを視聴者に植え付ける事に成功するわけです。
(※個人的見解です)
おっさん上機嫌でウミヤツメを湖に放してあげます。
その時事件は起こった!
なんとウミヤツメがおっさんの手に喰らいつき、流血沙汰に!
それと同時に大量のウミヤツメがおっさんに喰らいつく!
おっさん、転げまわりながら、後ずさり、湖に沈んで行きます。

どう見てもおっさん自ら湖に突っ込んで行ったようにしか見えない訳だ。
この時点でバカ映画試験(60点合格)に65点ぐらいで通過してる気がしたのだが、もう少し冷静に見ていく事にする。

その後もウミヤツメに襲われた犠牲者達は、自ら水の中にダイブしていきます。
爺さんが悲鳴を上げながら、ウミヤツメを顔から引き剝がす→川に落ちる。
生物局局員が船の上で飛び掛かってこられる→湖に落ちる。
警察がプールで見つかった犠牲者の調査に来る→飛び掛かってくるウミヤツメ→プールに落ちる警察官。

犠牲者がとりあえず出てきて、とりりあえず喰いつかれて、水の中にボチャンっしていく様子は後半になるにつれて一つの様式美を醸し出す。
(※誇大表現です)
…某芸人さんの持ちネタみたいなノリなんすかね、これ?

あ、あと主人公は40半ばのナイスミドルです。
その息子が7,8歳ぐらいにして将来ギークとして虐められてそうな坊やなんですよ。
分厚い眼鏡に、変わり者で、多分オタクで興味のある事はめっちゃ詳しいタイプの少年。
(うん、なんだか知らないがすげー親近感湧く少年だ)
その坊やが、劇中自分の家の二階に隠れる→助けにきた主人公達に気づいてもらえないシーンがある。
叫んでも気づいてもらえないと悟った少年は、分厚い眼鏡をおもむろに外すと、レンズで日光を反射させだす。
………あれ、頭いいのか、これ?
その光に、
「あ、あれを見てくれ!」
と主人公サイドの生物局員のウィルさんが気づくわけですよ。

………あ、この映画面白いかも…

ちょっと変な笑いが出た。

このウィルさん、仲が良かった同僚の女性局員が死んで最後に自棄を起こす。
囮になる為に、自らダムの底に飛び降ります。
「私には身寄りもないし、若くもないし、ここで奴等を全滅させるために死ぬ!」
そんなウィル(おっさん、35歳くらい)に対して主人公、
「そんなこと言うな!君には僕がいるだろう!」
(※主人公とウィルはまだ会って一週間も経ってない)
…無駄に熱くて感動的な台詞で、ちょっとうるっときたブログ主がいた。
(…ちょっと疲れてるのかな俺)
そのあとあっさりとウィルさん死亡しますがね…。゜゜(´□`。)°゜。

クリストファー・ロイド演じる悪役の町長は、トイレで用を足している時に、水道管を遡ってきたウミヤツメに…ケツの穴をー以下略ー。
「警告を発せられた街の観光産業がヤバいだろ!」
のジョーズ式のよくあるタイプの悪人なんですけど、こういった悪役ってけっこう切ない気がする。
怪物の発生を見過ごすのもアレだけど、街が経済的に飢えて死ぬ決断をするのも凄い勇気がいるんじゃないかと思う。
歳をとるにつれてこういう悪役がそんなに憎めなくなってきた。

うん、まぁケツにヤツメウナギは酷いと思う。

クリストファー・ロイドもランス・ヘンリクセン程ではないがB級映画で体はってるイメージ。

あ、あと携帯電話は鳴ったら絶対出なきゃダメらしい。
前述の女性局員はこれのせいで死ぬ。

社会人はツレ―わ!

前半はウミヤツメにやられてる人間サイドも後半慣れてきて、芝刈り機で刈りとったり、油で焼き殺したりする。
冒頭植え付けられた、ウミヤツメ=男性のアレのイメージで観てると、

(’A`|||)

↑こんな顔になる。

オチはまとめて感電死させたけど、多分生き残りがいるよーて終わり方。

CGの出来はかなり安っぽい。
グロシーンがけっこうきつい。
血飛沫と肉々しいシーン多めです。

所々で楽しいシーンがあった気がするが、うん、バカ映画ですね。
疲れてて、ナイスミドルに優しい言葉をかけて貰いたい時に観てもらいたい。
そんな映画『アクア・クリチャーズ』

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コメント

  1. 燃焼豚 より:

    ヤツメウナギに襲われてのダイブは昔のドリフでよくやってた。B級映画でも古典芸は大事に使わているみたいだ。草刈機はシャークネードのチェーンソーへの対抗意識で使われているのだろうか。できれば、ピラニアシャーク対アクアクリーチャーズを見てみたいです。

  2. 堂柿弘也(管理人) より:

    >ヤツメウナギに襲われてのダイブは昔のドリフでよくやってた。
     バカ殿様の「人間すごろく」でもウナギ風呂があったような気がします。
    >できれば、ピラニアシャーク対アクアクリーチャーズを見てみたいです。
     アサイラムあたりがその内にやりかねないですね。
     監督はグリフ・ファーストか、マーク・アトキンスあたりで…。

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