今回紹介する作品は「殺人魚獣ヘビッシュ」です。
作品情報・スタッフ・キャスト
「殺人魚獣ヘビッシュ」
・製作年:2014年
・製作国:アメリカ
・上映時間:86分
・原題:「SNAKEHEAD SWAMP」
・監督:ドン・E・ファンルロイ ・脚本:グレッグ・ミッチェル
・音楽:アンドリュー・モーガン・スミス
・出演:エイラ・ケル/アントニオ・ファーガス/デイヴ・デイヴィス/テリー・ガーバー……etc.
予告編
Youtubeで検索したところ公式予告は見つかりませんでした。
「殺人魚獣ヘビッシュ」:あらすじ
「アメリカルイジアナ州の静かな田舎町。ある日、遺伝子操作された雷魚が、輸送中のトラックから脱走。
雷魚は、近くの沼地に逃げ込む。
同じ頃、失恋したクリスは、友人のアシュレイの誘いに応じて沼にボート遊びに出かける。溺れかけているのを助けた漁師のチップマンから、巨大な怪物がいると警告される。
すぐに引き返そうとするクリス達だったが、怪物はすぐそこまで迫っていた……」
感想/ネタバレ有
「遺伝子操作された雷魚が襲ってくる映画」
雷魚というのは、アジア原産の種で、元々はアメリカ大陸にいなかった種だが、鑑賞用に持ち込まれた物が逃げ出して大問題になっているそうだ。
「スネークヘッド・テラー」、「フランケン・フィッシュ」と近い年に立て続けに映画化されたのは、ちょうどその時期に「外来種の雷魚」が環境問題としてクローズアップされたからであるとか。
雷魚と呪術。
なんだか色々と酷い映画で、どこから話を始めたらいいのか困る。
とりあえずライギョとオカルトとの素敵な関係(?)から。
いきなりネタバレしますが、怪物は遺伝子操作されたライギョです。やっかいな外来種であるライギョを駆除するため、遺伝子実験で繁殖力のない奴等を作っていたらしい。
お約束通り何故だか怪物ができる。そしてそれが逃げる。そのライギョ退治に巻き込まれた人たちの話なんだが、何故か初っ端からオカルトが絡んでくる。
ブードゥー教のまじないしのじい様が出てきて、魔女の呪いがどうとか言い出す。最初は誰も相手にしてないが、終盤では皆信じだし、魔女の墓を見つけて弔えばなんとかなるんじゃないかと本気で行動しだす。
事態を収拾するためのいつもの米軍の空爆が迫ってる中で、脱出手段確保組と魔女の墓探索組に分かれるしまつ。
違う!、米軍の空爆に任せて逃げろ!(ノ`Д´)ノ
という、視聴者のツッコミをよそに、マジで魔女の墓を発見する。(((( ;゚д゚)))
しかし、結局は呪い云々ではなくて、銃と爆撃で方をつける。
(そりゃそうだ)
「フランケン・フィッシュ」というタイトルの、本作に比べれば、かなりマシな出来の映画がある。
その映画でも、遺伝子操作ライギョの怪物とオカルト要素と、略奪愛要素ある。
ここまで一致していると、管理人が知らないだけで、ライギョにオカルトと略奪愛的な要素があるのでしょうか?
う~ん、謎は深まるばかりです…。
次に、色々と酷いと感じたところを挙げていく。。
取敢えずパッケージを改めて眺めてみよう。もうタイトルの時点で大型地雷臭がする。
なんだよ、”殺人魚獣”って。
”ヘビッシュ”の響きと勢いの良さは認めるが、意味不明過ぎる。
(※英語でライギョは Snake Head、スネークヘッドです)
うん?パッケージでヘビと魚が+でつなっがてるが多分違うぜ。
遺伝子操作はしたが、キメラ生命体を作ったという下りは、なかった気がする。
まぁ、ええか
色々と酷い、殺人雷魚の出来。
その怪物ライギョ、酷いCGはいつものことなんで、ツッコミ対象外にします。
ただ鳴き声がね、ヴォォォォ、ヴオォォ……そもそも雷魚って鳴くのか?
あとは、編集が酷い。
なんか明らかに場面がとぶシーンが2,3箇所あったような気がする。場面の切り替えが下手というレベルではなく、場面が飛ぶ。
ついでに、みんな適当に水に落ちすぎ。
お笑い番組でも、めったにない適当さで水に落ちる。そのあまりにも適当ぶりなんで、某リアクション芸人が見たら激怒するかもしれない。
その他には、戦闘機のシーンは適当なフリー素材を持ってきてるのがまるわかり。
あと、主人公には、いろいろとバックストーリーがあるみたいだが、あんまり回収されない。
一番笑ってしまったのは、ライギョとの戦いがシュール過ぎるところ。
この改造雷魚、水陸両用で襲ってくるのは100歩譲って許そう。陸上では這って移動するためそんなに早くない。それなのにずるずると這い寄ってくる怪物に皆が喰われるのは納得がいかない。明らかに自ら喰われに行ってるとしか思えない。
その証拠に、生存フラグが立ってるキャラに関しては、スッと横にずれて攻撃をかわし、包丁で滅多切りにしてる。
……そりゃそうだ!
ライギョに襲われるシーンで、他にもツッコミたい事がある。
怪物映画によくあるシーンで、怪物に足を掴まれて、叫びながら引きずられていくシーン。
それを陸に上がったライギョでやるのか!?
陸上でどうやって雷魚は素早くバックしているのか、監督に詳しく説明して頂きたい。
最終的にラスボスに”クイーン”的な奴が出てくる。
銃が効かないほどでかいやつを、アルコールランプと照明弾を利用した火炎攻撃で倒していたが、ちょっとばかり無理がないかなぁ…(; ̄Д ̄)
『殺人魚獣ヘビッシュ』の感想まとめに入ろう。
全体的にガバガバ過ぎる。
ちょっと怪物の出来が残念なのと、ストーリーをもう少しまとめた方がいいのと、映像の編集のチェックはちゃんとやればもっといいのが出来たのではないだろうか。
モブのおばあちゃんが、銃を持ってまさかの大活躍!
その点は笑った。
最後のエンディングクレジットまで、投げやりなスピード仕様で最後までぶれないクオリティ。
ちょっとこの作品は、視聴するのきつかったです、ハイ。
総評・感想まとめ
総評:♡♡ 2/10 ※かなりキツイ作品。
●キャラクター………△
・主人公の設定はどうなっているのだろうか?
・モブの婆ちゃんが、大活躍する様は笑った。
●ストーリー………△
・恐ろし適当。
・なんで「雷魚」と「呪術」なのか気になる。
●カメラ・演出とう………✖
・酷い。シーンが飛ぶ。時間と金がなかったのだろうか?
●怪物……△
・雷魚って鳴くのか?
・全体的に酷い。
●雑多な感想
・おばあちゃんが、銃を持ってまさかの大活躍!その点はよかった。・漫画☆太郎先生的な感想。
・女優さんは綺麗だった。
・全体的にぶん投げた印象しかない。(ノ`Д´)ノ
・謎の”呪術”、”オカルト要素”……………?(いらない)
●ご購入はこちら↓
コメント