製作年:2007年 製作国:カナダ 75分 原題「PREY FOR THE BEAST」
出演:ブレッド・ケリー、アナスタシア・キメット、アマンダ・リー
監督:ブレッド・ケリー
予告編
「テリトリー」:あらすじ
北米で400年の長きに渡って語り継がれる”伝説の怪物”それに襲われる人々の恐怖。
奥さんの浮気が原因で離婚したバドを慰めるために、オーウェン達4人は人里離れた森にキャンプに出掛ける。
今日だけは独身時代に戻って楽しくやろうとするオーウェン達。
女性4人でやって来てたキャンパー達と合流して楽しいひと時を過ごす。
しかしこの森には恐ろしい怪物が潜んでいることを皆は知らなかったのだ。
血まみれの男が迷い込んできて……。
感想/ネタバレ有
久しぶりに酷過ぎる出来のB級映画を借りてしまった。Σ(゚д゚;)
いわゆる”Z級映画”てやつだと思う。
これもマニアのいるジャンルだが、ブログ主は専門外です。
よく行くレンタル屋のモンスター映画の棚にあったから借りて来たが、思った以上に酷い出来の作品。
素人の同人サークルが作った感じの映画。
全体的に粗い画質と全く意味不明のストーリー、華のない役者陣の微妙な演技を一時間程見る羽目になる。
収録時間は75分なのだが、エンディングクレジットが10分と無駄に長く、本編は60分ちょいです。
う~ん、収録時間から考えてもちゃんと撮られた映画かどうか怪しいと思われる。
まぁこの出来で90分あっても困る。
怪物の正体は多分”ビックフット”だと思いますが、いわゆる”ビックフットもの”は鬼門なんですよ(; ̄Д ̄)
”半魚人もの”と並んでよく出来た作品にあったことがない気がする。
人型モンスターはほとんどの場合着ぐるみで、中に人が入って動かしているのが多い。
中に人間が入ってるため、人間が着ぐるみを着てふざけてるようにしか見えない。
よって怖くない事がほとんど。
半魚人もビックフットも造形的にけっこうユーモラスなため、”怖い”よりも”滑稽”に見えてしまう。
この作品のビックフットも、ゴリラと豚を足して2で割ったのをデフォルメかけた感じで、
全く怖くない(゚∀゚)
手が三本指ぽいのが唯一のセールスポイント(?)かなー。
ストーリーも意味不明と言うか、誰の目線で展開しているのか全く分からない。
最初に出てくるのはオーウェンていうおっさんです。
(※予告編で銃を持ってる迷彩服の人)
このオーウェンさんが、奥さんと別れてナイーブになってる友人のバドを励ますために他の二人と一緒にキャンプに行く。
↓
森には”伝説の怪物”の調査に来た研究員と護衛の男。
怪物に襲われる護衛の男。
逃げる研究員。
↓
一方キャンプ中のオーウェン達は大した理由もなく銃をぶっ放す。
↓
離れた所にいた4人組の若い姉ちゃんたち:
「面白そうだから銃声のした所に行ってみましょう♪」
↓
合流。
まぁせっかくだから語り合う?
みたいなノリ。
↓
怪物に襲われてヤバい状態の博士に出くわす。
↓
こっちに襲撃かけてくる。
↓
パニック
みたいな流れ。
全体的に華のない役者さん達を、のっぺりとした単調なカメラワークで撮ってるもんですから、誰がこの物語の中心なのかさっぱり分からない。
話の起点であったオーウェンはさっさと脱落するし、バドが主役かと言うとそうでもない感じ。
誰の目線で展開しているのか全く分からないのが、物語のまとまりのなさに繋がっていると思う。
最後は女の子が投げたマチェット(※でかいナイフみたいな刃物、山刀)が怪物の顔にヒット・ミーして終わり。
で、多分怪物はまだ他にもいるよーてオチ。
素人同人サークルなのか、どういった経緯で撮られた作品なのか知らないが、正直配給しないでいいと思うよ。
撮るやつもタイガイだし、配給するやつもタイガイだし、借りてくるやつもタイガイ。
そしてレビューをかくやつもタイガイだと思う。
うん、そんな作品だがいかかだろうか?(`・ω・´)
胸糞なネトラレ要素もついでに入ってるよ♪
正直ここまでヘンチクリンな作品だと別な意味で不安になってくる。
もしかしてこれ、出来の悪い同人作品なんかじゃなくて、”呪いのビデオ”的なやつなのでは……。
こんな作品レンタル屋の店員も仕入れた記憶なんかなくて、いつの間にか棚にあったとか…。
そしてこの作品を観たブログ主は、一週間後暗闇の中から出て来たこのゴリラに……。
(((( ;゚д゚)))
ああ、窓に!窓に!
総評・感想まとめ
総評:♡ 1/10
●キャラクター、ストーリー、演出、怪物のできは総じて悪い。
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コメント
クソつまらかった。それ以上、いいようがない。よかったのはモンスターのお手てが昭和の東映怪獣のモンスター(白黒の時代)を思い出させてくれる出来栄えなことぐらいだろうか。
クソつまらかった。>その意見に大いに賛成します。今までに見た作品の中で暫定一位のつまらなさ。安定のブレッド・ケリー作品なんですが、駄目過ぎて一度は観ておいた方がいいのかもしれません。
観たところであまり得る物はないですがね。
Z級映画でもこれ以上の酷い作品はあまりない(と思いたい)
したがって、映画の最低値を計るためには、それなりに意味のある作品(かもしれない)