作品情報・スタッフ・キャスト
「ジュラシック・リボーン」
・製作年:2016年
・製作国:アメリカ
・上映時間:98分
・原題:「TERRORDACTYL」
・監督:ドン・ビターズ
・製作:エリック・エドモンド
・出演:ジェイソン・トビアス/キャンディス・ニューディンズ/クリストファー・ジェニングズ/ビアンカ・ハーシー/ジャック・E・キュレンストン……etc.
予告編
「ジュラシック・リボーン」あらすじ
「ある晩、宇宙から地球に流星群が飛来する。
造園業を営むラースとジョナスの二人は、行きつけのバーの看板娘キャンディスから、隕石を売って大金を儲けた人物の話を聞く。一攫千金を夢見て早速隕石を探しに行く二人。幸運にも隕石を発見し、大喜びでキャンディスに知らせに行く。しかし、夜が明けると事態は一変する。なんと地球は、突如として翼竜に襲撃されて大パニックに陥いってしまう。実は二人が持ち帰って隕石は翼竜の卵で……」
感想/ネタバレ有
モンスターコメディ映画としては、70点ぐらいあげてもいいかなー。
配給会社は、B級映画を安定して提供してくれるインターフィルム(INTER FILM)さん。
ネタバレしつつ書いていきます。
この手の怪物映画に、何を期待するかでだいぶ評価が変わってくる映画。
よくある「ジェラッシクパーク」のパチもんの、ややホラー寄りのパニック映画かと思って借りたんですよ。
そしたら、コメディ映画が始まってびっくり( ゚Д゚)した。
恐竜は出てきます。
人もそれなりに喰われます。
でもコメディです。
設定や演技、血糊や特撮の出来が酷くて「コメディにしか見えない」ではなくて、そもそものジャンルが「モンスターパニック・コメディ」なやつです。
『トレマーズ』とか『グラバーズ』みたいに、人喰い怪物に対して、奇人変人が斜め上の行動でドタバタと活躍するタイプの映画。
登場人物をざざっと紹介すると、
ラース:庭師の男。仕事は真面目で安定志向。ツッコミ役。
ジョナス:ラースの相棒。上昇志向が強いが横着者で変な発明品ばかり作っている。キャンディスに惚れてる。
キャンディス:バーの看板娘。美人だがややオタクの気があり、知識が色々と偏っている。銃の扱いに長けており、ちゃっかりした面もある。
サンプソン:元海兵隊員の酔っ払い。ガンマニアで自宅を要塞みたいにしている。年甲斐もなくキャンディスを口説いている。
この4人がメインで後はほぼモブキャラみたいなもんです。
まぁ、モブキャラと言うかヤラレ役なのに、妙に印象に残る人が多かったです。
うん、無駄にキャラが立ってた(笑)
ストーリーも、
キャンディスちゃんの為に隕石とりに行くよ
↓
隕石ってけっこう簡単に見つかるもんだね、ついでにキャンディスちゃんの電話番号もゲットしてたよ。
↓
キャンディスちゃんの家に今から行くよ、うん?後ろからなんか飛んでくる気がする…
↓
なんかでっかいペリカンみたいなのに襲われたけど、なんとかキャンディスちゃんのアパートまで着いたよ。
↓
翼竜:「集団でお邪魔します」
大家:「」
キャンディスちゃんの友達のビッチ:「今度から家賃払わなきゃ…」
↓
しょうがないからサンプソンの家に隠れに来たよ。
翼竜:「お忙しいところ失礼します、卵を見かけなかったですかね」
↓
ラース、空へ
↓
待ってろよ!相棒!必ず助けてやるからな!
キャンディス:男の友情って素敵!抱いて!
↓
掃除機を火炎放射器に魔改造してカチコミかけたら、なんかスゲーの出てきた
て流れ。うーんだいたいパッケージの裏に書いてある通りですね。
ただこれがモンスターパニック・ホラーやアクションではなくて、コメディ映画だよーて話。
翼竜のCG自体はコミカルな微妙な出来なんですが、背景との合成がちゃんとしてる。
この手の怪物映画で、空を飛んでるのをCGで表現しようとすると、如何にもCGですって違和感があるもんですが、けっこう自然に飛んでる感じでびっくり。
CGの進化のスピードは凄いですなー。
「繰り返しはギャグの基本」
それに忠実に作ってある感じ。
ああ、あとキャンディスちゃんは可愛いですよ(笑)
真面目だけどちょっと変でオタク入ってるのも萌えポイント。
翼竜がなんで復活したのかも、ぶっ飛んだ設定だった。
映画のタイトルが『ジェラシック・リボーン』になるわけだ。
個人的には、仕事道具でさも当然のように火炎放射器を作っちゃうあたりがよかった。
スコップにパラソルを付けたヘンテコな道具を活用したりと、伏線はちゃんと回収。
本家の『ジェラシック・パーク』みたいなのを期待して借りてはいけない。
『トレマーズ』みたいな映画だと思って借りるといいですよ( ・∀・)
映画のノリもなんか80年代ぽい(笑)
感想まとめ
総評:C ただしコメディ映画としてはB
●テンポのいい会話シーンは評価したい。
●翼竜のCGは妙な味わいがある。
●「繰り返しはギャグの基本」にとっても忠実。
コメント
あまり期待しないで見たが結構面白かった。まさか、「志村、後ろ後ろ」のネタが見られるとは。モンスターも安定していたでよかった。
>あまり期待しないで見たが結構面白かった。
モンスター映画として面白いのか、コメディ作品として面白いのかが気になります。
「繰り返しはギャグの基本」、それはアメリカでも一緒なんだなとしみじみする作品でした。