アニマルパニック映画「ウルフ・タウン」感想・レビュー   ~そりゃそっちに惚れるよね、みたいなお話~

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哺乳類、獣系、獣人など。
今回紹介する作品は「ウルフタウン」です。

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作品情報・スタッフ・キャスト

「ウルフ・タウン」
製作年:2011年  
製作国:アメリカ  
上映時間:89分 
原題:「Wolf Town」   ・配給会社:トランスワールドアソシエイツ ・

監督:ジョン・レベル
製作:ロエル・レイネ
出演:アリシア・ジーグラー/レヴィ・フィーラー/マックス・アドラー/ジョシュ・ケリー……etc.

予告編

 

 

 

 

「ウルフ・タウン」あらすじ

カイルは学校の課題と偽り、憧れていた同級生のジェスを誘いかつては”天国”と呼ばれていた廃墟に向かう。
しかしそこは野生の狼たちが支配する危険地帯だった。
カイル達は決死の脱出を試みるが……。

感想/ネタバレ有

ネタバレしつつ感想を書いていきます。

原題も「Wolf Town」
主人公のナイーブ青年のカイルは気になっている女生徒のジェスを誘い出すことに成功する。
親友ポジションの男も一緒について来きてくれるのだが、ついでにジェスが勝手に誘ったいかにもリア充な奴までついてくる。
カイルがウジウジしている間に、ジェスは連れて来たリア充野郎とイチャイチャ、イチャイチャイチャ…。
うん、親友ポジションの男も、
「駄目だこりゃ!」
て言いますわ(笑)

で最初に狼君たちに噛まれて大怪我するのは、この親友君。
どういうわけか車も狼に壊されてしまう。
電気系統を念入りに噛んで破壊。
(ちょっと無理のある展開)

携帯電話も狼が隠します。
(ちょっと無理のある展開2)

どうしたらいいのかパニックになるカイル。
言い出しっぺの上に、今死にかけてるのはお前の親友だろうが!
と視聴者はイライラしだすわけです。

でお邪魔虫だった男が、テキパキとその場を仕切り、
「俺が走って助けを呼んでくるぜ!」
(熱い決断)
……そりゃ、女の子もそっちに惚れるよね、ってお話。

そして見事にフラグを速攻で回収するリア充青年、(’A`|||)

狼は襲ってくるがさっぱり怖くない。
狼は本物の狼が演じているわけだが、狼さんに細かい演技しろってのも無理な話なんですよね。
遠巻きのシーンや、走ったりするシーン、ドアップの威嚇するシーンばっかり。
直接戦うシーンとかはありません。
多分人に慣れた狼かオオカミ犬を使っているのだろう。
所々、「あ、このワンちゃんけっこう機嫌いいだろうな、これ」、
てなシーンがあって、怖がるどころか笑顔になってしまう。

予告編だと1分15~1分20秒くらいのシーン。
あの歩き方は、
「あ、飼い主が呼んでるな…う~ん、今眠いし、遊ぶ気分じゃないけど、あいつ散歩行ってくれるし、あんまし無下にできんし、仕方がない、行ってやるか」
みたいな時の歩き方、接近の仕方です。
(※ブログ主の飼い犬の場合です)

小屋に人間追いつめて扉ガリガリやってるシーン。
あれ、我が家の飼い犬も散歩帰りにようやってますわ(笑)
犬を飼っている方は分かると思うが、散歩中にカエルやネズミなんかを見つけてテンション爆上げ中のあのなんとも言えない、楽しそうな追跡モードが画面上にちらほら見られてね。

ブログ主は映画鑑賞中ずっと、

(*´ェ`*)

こんな顔だった(笑)

途中でウジウジ君とヒロインなんてどうでもよくなっちゃんですよね。
むしろ、ウジウジ君の世話を色々とやいてくれてる親友ポジの男と、決断力と行動力のある正義漢のリア充青年が不憫でしょうがない。

いい奴等ですよ、この二人とも(´;ω;`)

ダイナマイトで小屋吹っ飛ばすシーンなんて、狼の方に感情移入してしまって辛かった。
だって絶対この子達、人に慣れてるでしょ!って感じのカッコいい狼の方が、ウジウジ君より好感が持ててしまうのだから仕方がない。

ブログ主が犬好きなのは取敢えず置いておきますが、狼や熊、虎、ライオンは絵になると言うか、”かっこいい””美しい”生き物だと思うんですよ。
それをモンパニ映画の”恐ろしい怪物”に見せるのは難しいのではないだろうか?
もう少し狼を怖い感じにしてくれないと、主人公サイドに感情移入出来ません。

あ、ちなみにウジウジ君とヒロインは荒野で死にます。

”ああ……これが罪に対する罰か…”

みたいな妙に宗教的な雰囲気出してるけど、何がしたいのかよく分からない映画でした。

本編とあまり関係ない話で恐縮だが、この映画の監督ジョン・レベルと脚本家のロエル・エイネは過去に「グリズリー2010」という作品を撮っている。
その時も、
●本物の熊を使ってるが、この映画と同じ理由で全く怖くない。
●人間側のドラマに1mmも共感できない。
●最後は宗教というか説教くさい感じでしめる。

と、全く同じことをやってた。

成長してないな、お前ら(‘д` ;)

総評・感想

総評:♡♡♡ 3/10
キャラクター………△
・全体的にキャラが薄い。特に主人公。
・「そりゃそっちに惚れるよね」という感じだ。

ストーリー………△
・あってないようだが、妙に説教臭い。
・監督のジョン・レベルの趣味か?

怪物……〇
・本物のオオカミを使用。
・オオカミは可愛い。

その他・印象に残ったところ
・全体的にテンポが悪い。
・陰惨な感じはする。
・オオカミはかわいい。  ・オオカミはカッコイイ。

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コメント

  1. 燃焼豚 より:

    この作品はレンタル屋にはなく未見なので取りあえず予告を見て思った事。野生の狼にしては毛並みが妙に綺麗である。野生の狼にしては人間に対して妙に警戒心がない気がする。野生の狼にしては犬のように見える以上。

  2. 堂柿弘也(管理人) より:

    >野生の狼にしては毛並みが妙に綺麗である。野生の狼にしては人間に対して妙に警戒心がない気がする。野生の狼にしては犬のように見える以上。
     本編ではもっと「あ、この子達人間になれているな」ともろ解りのシーン満載です。
     ある意味、犬好き・動物好きにはたまらない作品でしたね。
     TSUTAYA限定かもしれないので、気が向いたらTSUTAYAで探してみて下さい。

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