今回紹介する作品は「バニー・ザ・キラー」です。
一部の人には「こころがぴょんぴょんする映画」其の二。ほとんどの人には「すみません」です。
「ごちうさ」ファンの人には「本当にごめんなさい」です。
なんで、「ウサギ」が題材の映画は変なやつが多いんだろう?
目次
作品情報・スタッフ・キャスト
「バニー・ザ・キラー」
・製作年:2015年
・製作国:フィンランド
・上映時間:88分
・原題:「BUNNY THE KILLER THING」
・監督:ヨーナス・マッコネン
・脚本:ヨーナス・マッコネン ・音楽:ヨッシ・フフタラ
・出演:エンニ・オユトカンガス/ヴェーラ・W・ヴィロ/ルーペ・オレニウス/ヤーリ・マンニネン/ヴィンセント・ツァン/ヒスキ・ハマライネン/ヘンリ・サーリ……etc.
予告編
「バニー・ザ・キラー」:あらすじ
雪山にバカンスに来た有名作家。彼の小屋に覆面の男たちが侵入、作家は拉致されてしまう。そして怪しげな組織によって、作家はウサギ人間に改造されてしまう。ウサギ人間となった作家は組織の人間を殺して、雪山に脱走する。それから一年後、同じ山小屋に男女のグループがバカンスに訪れる。そこに現れるウサギ人間。巨大なペニスをおっ立て、「プッ〇ー」と叫びながら男女を襲っていく! そう、ウサギ人間はバニー・ザ・キラーと化したのだ!
~Amazon作品紹介から抜粋~
↑レンタル屋に並んだパッケージの裏のあらすじ欄もこんな感じだった。
「怪しい組織」「改造」とう素敵なワードがたくさん並んでいる。
「そう、ウサギ人間はバニー・ザ・キラーと化したのだ!」、なにが「そう」なのかイマイチ分からん。「ウサギ人間」とか「バニー・ザ・キラー」を一般名詞みたいに扱うなって!
作った奴は頭おかしい。いわゆる「公式が病気」である。
管理人の頭の中では、フィンランド人って真面目なイメージあんだけどなー。
真面目な人が考えすぎて、とんでもない奇行をやりだすあの症状だろうか?
先生どころか、クラスのヤンキーに「お前大丈夫か?(ドン引き)」ってされるアレか?
いや、国籍・人種問わず、ホラー映画・モンスター映画を撮ってる奴なんて……、そうか、お前もこっち側の人間か!
分かった!お前の思いは、俺が受け止めてやる!
「バニー・ザ・キラー」:感想/ネタバレ有
【内容】
謎の組織に捕まった作家がウサギ人間に改造される。組織の人間を殺害して脱走したウサギ怪人は「プッ〇ー」と叫びながら女性を襲い始める(実際は男女おかまいなし)
一年後、バカンスに出かけた主人公一行。山荘地帯に向かい途中に怪しい外国人の男三人組と出会う。三人を誘って山荘に向かうが、ウサギ怪人の襲撃に遭う。
果たして、主人公たちの運命は……。
【感想】:長いチン○ンをブルンブルン回転させながら(手で振り回しながら)、迫ってくるウサギ怪人がとにかくアホらしい。
放送禁止用語を連発しながら、着ぐるみ感満載のウサギ怪人が迫ってくる様は、悪い夢を見ている気分にさせてくれる。
ただし、行われるのは強姦殺人(男女見境なし)なため、よくよく考えなくても笑えない。しかし、その絵面のバカバカしさは特筆すべきものがある……うん、すまん、笑うわこんなもん!
ここまで馬鹿らしいと、ひょっとしてこれは「セックスのカジュアル化」に対する警鐘を鳴らすためだとか、人間の事物化といった方面からテクニカルな批評をくわえるべきなんじゃ……と思い、背筋を伸ばして観ていた。
しかし、終盤、黒人の兄ちゃんが、自慢のイチモツで悪い奴をぶん殴るシーンを観て悟った。
「ああ、これは掛け値なしのアホな映画だ」と。
(遅いわ!)
ところで、「手」で“殴る”である。
「足」で“蹴る”である。
じゃあ、チン○ンは?
チン○ンで相手を攻撃する際に、適切な言葉がない事に気づいた。
新たな動詞の誕生が期待できそうだ。
ウサギ人間の倒し方。
※ネタバレ注意!
オチが渋滞気味。
本編はなんだかんだあってウサギ怪人を倒す。
↓
黒幕である組織のとんでもない目的が明らかになる。
(ウサギ人間を増やしてエロいことをしていた)
↓
主人公たちが、全員ショットガンで撃ち殺す。
一件落着。
↓
一方その頃、主人公の仲間の一人の童貞少年は、奇妙な場所に迷い込んでいた。
「あなたこそ伝説の童貞様じゃ。どうぞこの娘に種付してくだされ」
という、エロ漫画的なイベントを迎えていた。
↓
さらに別の場所で、「ウサギ怪人(♂)がいるなら、ウサギ怪人(♀)もいるよね」
という、オチで本作は幕を閉じる。
オチが渋滞気味である。なんでたたみ掛けたんだろ?
どうしようもない作品ですが、気になった人は観て下さい。
しかし、なんでウサギをモチーフにしたホラー作品は、変態度が高いんだろう?
総評・感想まとめ
総評:♡♡♡♡ 4/10
●キャラクター………〇
・キャラクターは立っていた気がする。
・映画の本筋とは全く関係ないが、フィンランド人の耐寒能力ってどうなってんだ?
●ストーリー………△
・あってないようなもの。「殺人鬼もの」の基本プロットを踏襲している。
・かなりバカバカしいお話。
●カメラ・演出とう………△
・撮影に関しては良くも悪くも低予算映画らしい。
・無駄に流血シーンが多い。
●怪物……△
・清々しいまでに着ぐるみ。←そういった問題ではなく、設定が色々と狂っている。
・チ〇チ〇は凶器になる。そういうもんだっけ?
●その他・印象に残ったところ
・チ〇チ〇で殴られた奴が、派手にぶっ飛ぶところ。
・「伝説の童貞様」の下り。
・オチが渋滞気味。
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