今回紹介する作品は「13日の金曜日-FRIDAY THE 13TH-」です。
”殺人鬼ジェイソン”でお馴染みの人気シリーズ「13日の金曜日」のリメイク作品です。
目次
作品情報・スタッフ・キャスト
「13日の金曜日-FRIDAY THE 13TH-」
・製作年:2009年
・製作国:アメリカ
・上映時間:97分
・原題:「FRIDAY THE 13TH」
・監督:マーカス・ニスペル
・製作:マイケル・ベイ ・製作総指揮:ブライアン・ウィッテン ・音楽:ハリー・マンフレディーニ ・撮影:ダニエル・C・パール
・出演:ジャレッド・パダレッキ/ベッツィ・パルマー/エイドリアン・キング/ハリー・クロスビー/マーク・ネルソン/ケヴィン・ベーコン/ダニエル・パナベイカー/アマンダ・リゲッティ/とラヴィス・ヴァン・ウィンクル……etc.
ちなみに、ケヴィン・ベーコンは一作目「13日の金曜日」にも出ている。もちろんヤラレ役……と、思ったがケヴィン・ベーコンって、どの映画でもいつも役割が一緒のような気がする。
「13日の金曜日」のリメイク作品です。シリーズ1~4作目の内容を再編成している。
監督は「悪魔のいけにえ」のリメイクも手掛けた、マーカス・ニスペル
製作が「アルマゲドン」や「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ。
僕はマイケル・ベイをJ・J・エイブラムスと同じタイプの映画屋だと思っている。
映画屋が、B級アクション映画の監督連れて撮ってる。
う~ん、なんとなく嫌な感じがするぞー(笑)
予告編
「13日の金曜日-FRIDAY THE 13TH-」:あらすじ
行方不明になった妹を探してクリスタル・レイクに向かう青年クレイ。仲間とともに湖畔の別荘にやって来たジェンナは、彼に協力して湖の周囲を探る。その時、ホッケーマスクをした大男が彼らの行動を秘かに監視していた…。
~Amazon・作品紹介から抜粋~
ストーリーはいつもの通り、あってないようなもんです。
「人里離れた場所に遊びに来た若者たちが、殺人鬼に襲われる」という、よくあるプロット。といいますか、このプロットを確立したのは「13日の金曜日」シリーズの功績がでかいと思う。
(あとは”チェーンソー”のあの映画)
そんな訳で今日も「リア充絶対殺すマン」の活躍を報告したい。
「13日の金曜日-FRIDAY THE 13TH-」:感想/ネタバレ有
私の名はジェイソン。ちょっぴり恥ずかしがりやな〇〇歳!
最近、私の大好きな故郷、「クリスタルレイク」で騒いで、ゴミを散らかしてく人たちがいますぅ~(# ゚Д゚)
そんな悪い子、お酒やお薬で乱痴気騒ぎする人たちは、おしおきです!
(トラばさみをしかけながら)
も~うーエッチなのはいけないと思います(# ゚Д゚)
ブンブン!(ナタを振り回す音)
そこ男子、ちゃんと掃除して~♡
(野郎をゴミのように片付けながら)
リメイクと言いながら、だいたいいつもの映画である。すなわち、羽目を外してハメちゃってる若者にキツイ指導が入る映画である。
風紀委員が頑張る映画(白目)
「13日の金曜日」シリーズ・リメイク作品。
本作は「13日の金曜日」シリーズの1~4にあたるエピソードを再編集してリメイクした作品である。
最近のホラーは、
①「バイオハザード」のように、やたらとアクションを多用したスタイリッシュなもの。
②「ソウ」のような、いわゆる「ソリッド・シュチュエーション・ホラー」と屋ばれるもの。
③アート性が高い“ストレンジ・ラブストーリー”や、特定のマイノリティの代弁者。
④バカ映画。
の4種類に分類できそうだ。昔ながらのクラシックスタイルのホラー映画は、デジタル技術が発達したあたり・2000年前後から作られなくなった。
2009年に、クラシックスタイルホラーの代表選手ジェイソンを、アクション屋のマイケル・ベン主導でリメイクするのだ、昔ながらのホラーが好きな人は、この時点で警戒する。
昔ながらの、“ホラー映画の雰囲気”は消滅している。
案の定、やたらとスタイリッシュな映像ばっかりである(笑)
スタイリッシュなシーンが多くなるに連れて、ホラーな雰囲気は消えたが、いわゆる“マーダーシーン”以外の映像も、観ていて面白い。
スピード感があり、カメラアングルが面白い、カメラ移動の仕方もスムーズで観ていてストレスを感じさせない。サービスシーンをはじめとして、音楽の使い方演出も、観客の目を楽しませる工夫がしてある。
ただ、そういったこの映画の「よさ」が、やっぱりホラー映画らしくなく、「13日の金曜日」シリーズとして、これでいいのかと疑問が残る。
ホラー作品は、有名になるにつれ、シリーズの個性が消えてしまうのは、仕方がないのかもしれない。
しかし、往年のクラシックスタイルのホラー映画は、アナログのあの独自の”粗さ”があってのものなんだな。そうなるとデジタル時代の旧作のブラッシュアップ作品として、本作はよくできていると思う。
ジェイソンのキャラクター性をドラマッチに捉え、殺害シーンをスタイリッシュにみせる演出は、素直にかっこいいと思った。
旧作のファンがうるさい作品だが、デジタル技術時代の「13日の金曜日」シリーズとして、頑張って欲しい。
清々しいまでにクズな登場人物たち。
本作の犠牲者の若者たちは、主人公キャラ数名を除き、清々しいまでにバカしか出てこないので、安心して観ていられる。
「酒・ドラッグ・SEX、ヒャッハー!」、と一昔前のロックスターも真っ青な、はっちゃけぶり。
そりゃ、風紀委員長によりる、粛清対象ですわ。
この手の映画の若者は、乱痴気騒ぎのバカしか出てこないイメージがあるが、実は旧「13日の金曜日」シリーズでは、それほどでもない事をご存じだろうか?
旅行中で羽目を外しているが、根は善良な青少年だったりする。家族や友人を大切にする、根は善良な真面目な人だったりする。掛け値なしのバカは、一人ぐらいしか毎回出てこない。
(あの「悪魔のいけにえ」の犠牲者一行も、自分の家のお墓が心配になって様子を見に行った兄妹とその仲間。)
それに比べ、本作の奴らは、分かりやすいバカである。そりゃ、風紀委員長に”おしおき”されますわ。
出ているメンツは、けっこう豪華ななんでビックリする。
あ、実にいいオッパイでした(笑)
ケヴィン・ベーコンはスタッフロールで気づいた(笑)
やっぱりいつものケヴィン・ベーコンだった。
総評・感想まとめ
総評:♡♡♡♡♡♡♡ 7/10
●キャラクター………〇
・キャラクターは立っていたが、主人公とヒロイン以外、バカしか出てこない。
・「酒・ドラッグ・SEX」と一昔前のロックスターも、真っ青なはっちゃけぶりである。
●ストーリー………〇
・あってないようなものだが、この作品がいわば「本家」である。
●カメラ・演出とう………〇
・映像は綺麗。アングルやカメラワークは上手い。
・画の撮り方は「ホラー」ではなく、「アクション」である。
●怪物……〇
・元々あった設定の見せ方がドラマチックになった。
・いちいちポーズの付け方が、スタイリッシュでかっこいい。
●その他・印象に残ったところ
・映像は妙にスタイリッシュ。
・分かりやすいサービスシーン多い。
・意外と頭脳はなジェイソンが観られる。 ・鏡の前でホッケーマスクをセットする様子。
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