今回紹介する作品は「フロッグマン」です。
とりあえずG-ショック関連で検索していた人は、お手数ですが「戻る」をクリックして下さい。目的の物が見つかるといいですね。
映画の方の「フロッグマン」、「雨——それは闘いの前兆」なんて無駄にかっこいい煽りで有名な作品を探している方。尖っていた頃のアルバトロス提供の「フロッグマン」を探していた方へ。
ようこそ。
【キャスト・スタッフ・データー】
「フロッグマン」
・製作年:2004年 ・製作国:アメリカ
・上映時間:80分 ・原題:「Frog-g-g!」
・監督:コディ・ジャレット ・製作総指揮:ジェネット・ブラシアス
・撮影:デヴィッド・ディアノ ・音楽:ブレイク・ニーリー
・出演:クリスティ・ラッセル/アリアドン・シェイファー/ロバート・パトリック・ブリンク/マイケル・マコノヒー/ジェームズ・デュバル……etc.
予告編↓
予告編を貼っておこうかと思ったんですが、最近、アドセンスの方が、裸に関しては厳しいんで、自重します<(_ _)>
興味のある方は、お手数ですが、Youtubeの方で「フロッグマン+予告」or「Frog-g-g!+予告」で検索してください。
……まぁ、そんなに大したエロスでもなんでもない気がする。構成上、ギャグみたいなシーンだったし。
俺に帰る場所はあるのか……(カエルと帰るを掛けてんのか?)
正直に言って、本作の面白いシーンは全部予告編で使われているから、本編はあんまり観なくていいかも。
(つーか、面白いのか?、これ?)
時々、自分の価値観が根底から崩れていくような無力感にさいなまれるが、まぁなんか、もうどうでもいいや。
どうでもいいが「アルバトロスがおくる、〇〇〇な問題作(衝撃作)」というフレーズって、いつの間にかやらなくなった気がする。
そんな訳で、尖っていた頃のアルバトロス作品です。
『フロッグマン』:あらすじ
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
驚異的な進化を遂げた“カエル”が登場するアクションホラー。とある町で大量発生した奇形生物の調査に乗り出したバーバラは、その原因が薬品工場が廃棄した化学物質にあることを突き止める。そして、その化学物質は一匹のカエルを驚異的に進化させ…。~Amazon作品紹介から抜粋~
「敵か味方かフロッグマン!」となっているが、どう見たって正義の味方には見えないフロッグマン。
うん、まぁ、あんまり悪い奴には見えないけど、やってることは、どう考えても悪い奴だよね(錯乱)
「フロッグマン」:感想/ネタバレ有
著名なクリエイターが集結している。
が、しかし、本作の撮影コンセプトが、「昔のドライブインシアターで上映されていたようなB級映画を撮る」なので、まごうことなきB級である。
確信犯的にB級映画といいますか、しょうもない作品を撮っているわけです。そんな訳で、有能スタッフが揃っている割にはしょうもない出来である。
予告編では、「美貌の女調査官」とうたっているがリアクションに困る。いい脱ぎっぷりだが、あんまり嬉しくないといいますか、”雑”なんすよ。
映画のサービスシーン(官能シーン)のフリをしたパロディシーンですからね。”エロ”じゃなくて、”ギャグ”でベットシーンを撮っているように感じ。
しかし、わざと変な作品を撮っているとなると、こっちも評価に困る。
いや、なんつーか2020年にもなってこんな映画を棚に残している地元のレンタル屋の経営方針がサッパリ理解できない。それを台風接近に伴い、家籠りのお供にレンタルしてくる俺も俺だが。
うん、おかげで「ある意味」レジェンドの作品が鑑賞できたんだけどね。
環境破壊が原因で生まれた、悲しいモンスター。
内容としては、地元の工場の産業廃棄物が原因で、ミュータントモンスターが生まれる。人類による環境破壊が原因で生まれたモンスター……設定だけなら「ゴジラVSへドラ」のへドラみたいだ。
この手のモンスターは人間を喰って大暴れってのが、基本だが、この「フロッグマン」では、繁殖のために、女の人を襲って手籠めにする。これはこれで、やってることが凶悪なんだが、本作は基本的にコメディタッチに描かれており、ゆる~い雰囲気で物語は進行していく。間違ってもホラー展開や、退廃的なエロスとは縁のない作品。
基本的に、映画人の悪ふざけ映画だからね。
「ゴジラVSへドラ」で、空飛ぶヘドラが、容赦なく人間を溶かしまくっていたのとは、対照的である。間違っても「環境破壊をやめよう!」みたいな熱いメッセージは出てこない作品である。
原因を調べる女性科学者(同性愛設定)と、妨害する工場関係者と、その辺の展開はどこかで見たような話が続く。祖筋はあってないようなもん。
この昔の特撮ヒーローの怪人にしか見えないチープなフロッグマン。暴れていてもあんまり怖くない。むしろ妙な哀愁があって、なんとも言えない魅力がある。
ただし、わりと簡単に人が死んでく。重要そうな役割で出て来た保安官のおっさんも殴られてアッサリ退場する様には笑った。
オチも含めて「昔のB級映画あるある」で作ってあるんで、この手の映画が好きな人はニヤリと出来ると思う。
ただ、一般的な感性の人にとっては、予告編でお腹いっぱいな作品なんで、鑑賞はあんまりお勧めしない。(いや、そもそも半端に古い作品だと、レンタル屋にあんまり置いてないよね)
もしレンタル屋で見つけても、塀の影に潜んでるアマガエルに気づいた時と同じく、そっとしておいてあげよう。
総評・感想まとめ
総評:♡♡ 2/10
●キャラクター………○
・適当なやっつけ気味なキャラクターが多い。印象には残る。
・ヒロインのレズビアン設定っているのか?、と思いつつサービスシーン(?)のため……?
●ストーリー………△
・あってないようなもの。産業廃棄物が原因でモンスターが生まれる展開が、もはやギャグ。
・スゲー適当に人が死んでる気がする。笑っちゃいけないのだが笑う。
●カメラ・演出とう………△
・特撮シーンはだいたいやっつけ仕事。
・↑そのチープさが愛おしい。
●怪物……△
・「フロッグマン」と名乗っているが、カエルはあんまり関係ないよね?
・ある意味犠牲者なんだが、やってることから、あんまり同情できない。
●その他・印象に残ったところ
・何気にエキストラは多かったような……。
・話のネタのネタにはなるが、基本的に予告編でお腹いっぱいになる。
・特典のフロッグマンダンスは必見。
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