「機動戦士ガンダムNT」感想 ~宇宙世紀の新たなスタンダード~

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映画

アニメーション映画「機動戦士ガンダムNT」を観てきたので感想を書いていきます。世間一般では、もう少し早い時期に公開されたみたいですが、僕の住んでいるエリアの映画館では2月に入ってからの封切りでしたね。

(他のエリアよりちょっと遅い)

一応、ネタバレありです。

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機動戦士ガンダムNT:ストーリー

U.C0097——

後に「ラプラス事変」と呼ばれる争乱は、ネオジオん残党「袖付き」の崩壊で終局を迎えたかに見えた。

「ユニコーン」と「バンシィ」、共に人類の理解を超えたサイコフレーム搭載型のMSの存在も忘れられたかに思えた。

しかし、2年前に行方不明となっていた、3番目の兄弟機が地球圏に姿を現す。

金色にひかり輝くMSの名は「フェネクス」

主人公のヨナ・バシュタは、地球連邦軍の極秘作戦「不死鳥狩り」に参加するが……

と、いうのがだいたいのストーリー。

福井晴敏:著による、「ガンダムUC」の外伝小説である「不死鳥狩り」がベースになっているアニメ映画です。

あくまでも”ベースになっている”で、小説を、そのまんま映画化している訳ではない。

登場人物・登場モビルスーツの増加+変更、時系列が一部異なる。ただし、大筋は変わっていない。

「不死鳥狩り」からの、人類の敵である、あってはならない兵器「ネオ・ジオング」の破壊といった流れ。その間に福井流「ニュータイプ論」が語られる感じだ。

機動戦士ガンダムNT:登場キャラクター

ヨナ・バシュタ……本編の主人公。悪名高い某ニュータイプ研究所出身だが、強化はされていない。ガンダム映画の主人公には珍しい普通の人。

「不死鳥狩り」ナラティブガンダムで参加する。モコモコの重装備で登場。

モビルスーツ戦の腕は、シェザール隊の隊員曰く「悪くないが、中の上ってところ」

エキセントリックな性格が多いガンダム主人公の中では、常識的な人物だと思う。

ガンダム主人公と、ロックバンドのギタリストは、性格がいい人は評価されない傾向があると思うの……。

ミシェル・ルオ……ヨナとリタの幼馴染で、同じ研究所出身。ルオ商会の養子になり、占いにより経営に参加している。巫女っぽい。

出番、台詞と共に主人公を喰う勢いだが、原作には存在しない。

それ、なんて花澤さry…(以下略)

大事な事は、一切説明しないうっかりやさん。

さらに、それを隠し通せないあたり、根は善良なのかもしれない。

それなら、いがみ合うのではなく、お互いの感想に対して、寛大な気持ちで語り合える雰囲気を作っていけばいいんだけどね。

劇中で起こる戦闘は、だいたいこいつのせい。

リタ・ベルナル……ヨナ、ミシェルの幼馴染。三人の中で唯一の本物のニュータイプ。

劇中では既に故人。しかし、「フェネクス」にとり憑き動かしていた。

「凄いいい子」らしいが、劇中では具体的なエピソードは語られない。むしろ、ただの不思議ちゃん。

ゾルタン・アッカネン……シャアのコピーである、フル・フロンタルのなりそこない。強化人間で、案の定色々とこじらせている。

コロニー内でビームライフルは撃つは、ヘリウムガスタンクを全部燃やすは、やりたい放題やる。

まさに「ヒャッハー!!」なキャラクターなんだが、言ってることは一番まともという、よう分からんキャラクター。

こやつも、原作には登場しない。個人的には一番好きなキャラクター

「ゾルたん」と、萌えキャラ(燃えキャラ)要素もバッチリだよ!

イアゴ・ハーカナ……シュザール隊の隊長。バニングス大尉枠かと思ったら生存。

シュザール隊は、顔と名前があるモブみたいなもん。

ブリック・テクラート……ミシェルの秘書のイケメン。

テンプレ過ぎて、「お嬢様」「女社長」キャラの付属物みたいなもん。

!!??

イケメン二人を連れた、濃い目元メイク、思わせぶりな言動……ミシェル!お前、やっぱり……。

(ブルゾンちry…?)

機動戦士ガンダムNT:メカニカル

ナラティブガンダム……RX-93 ν-ガンダムの前にサイコフレームのテスト機として運用された設定。そりゃ、荒れるは……。

A~C装備を持つ。

頑張っていたが、相手がガンダム史上屈指のバケモンだった為、善戦むなしく……といった感じ。

シナンジュ・スタイン+ネオ・ジオング(セカンド・ネオ・ジオング)……ゾルタン・アッカネンが搭乗。

金型を流用したプラモデルを売りたいという執念が、誕生させた悪魔のマシン。

そりゃ、強い。

ジオン残党の経済力&金の使い方がどうなっているのかは、聞いてはいけない。

冗談のような機体設定だが、映画本編でも人智を超えた強さを見せつける。

フェネクス……ユニコーン、バンシィに続く、3番目の兄弟機。

金型を流用したプラモデルを売りたいという執念が、誕生させた悪魔のマシン、其の二。

もともとトンデモマシンだが、さらにパイロットが幽霊というぶっ飛んだ設定。光の速さで飛ぶ、質量を無視したエネルギーと、「Gガンダム」に出れそうな機体設定。

「金ぴかーー」

機動戦士ガンダムNT:感想

賛否両論のストーリーに関しては、よくまとまっていたと思う。
ネットの評判だと、ストーリーに関しては散々言われていたが、僕の感想では「よくまとまっている」と思いました。
特に引き延ばすでも、ぶん投げもせずに、それぞれの要素を短い時間にまとめる事に成功していたと思う。

ただし、ちょっとオカルト要素が、強すぎた気がします。

うん、「ガンダム」はもはや熱心なファンが多すぎて、誰がどう作っても荒れるコンテンツだ。

それなら、いがみ合うのではなく、お互いの感想に対して、寛大な気持ちで語り合える雰囲気を作っていけばいいんだけどね。

作画、これは散々言われているが、あんまり擁護できないかな。特に登場人物が、具体的に言えばミシェルが酷かった気がする。

「UC」キャラも作画が酷くて、ほぼ別人に見える。

製作スタッフが「ユニコーン」と同じかと思ったが、違うんですね。

おかげでマーサが、寝起きのスッピンのように見える。

「マーサ様の寝起きドッキリが見えるのは、劇場版ガンダムNTだけ!」

という、キャッチコピーが浮かんだが、ちょっと苦しいかなぁ……

以上、とっちらかっていますが、「機動戦士ガンダムNT」の感想でした。

地域によっては、まだ公開されいますので、気になった人は劇場まで足を運んでみてくださいね。

 

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