今回紹介する作品は「トリプルヘッド・ジョーズ」です。
目次
作品情報・スタッフ・キャスト
「トリプルヘッド・ジョーズ」
・製作年:2015年
・製作国:アメリカ
・上映時間:89分
・原題:「3 HEAD SHARK ATTACK」
・監督:クリストファー・レイ
・製作:デヴィッド・マイケル・ラット ・製作総指揮:デヴィッド・リマゥイー
・出演:カルーシェ・トラン/ダニー・トレホ/ジェイソン・シモンズ/ロブ・ヴァンダム/ジェナ・シムス/ブラッド・マイルズ……etc.
予告編
「トリプルヘッド・ジョーズ」:あらすじ
「海洋生物学を専攻するマギーは、海底800メートルにある研究施設にやってくる。海洋に漂うゴミの影響を調査するためだ。
しかし、マギーが入所してすぐに、クジラ程の大きさのある頭が3つあるサメが、施設に体当たり攻撃を仕掛けてくる。すぐさま避難命令が下されるが、血に飢えた3つ頭のサメの猛攻は、施設への攻撃だけでは済まさなかった……」
人類VS多頭サメを描いたシリーズ第二弾。今回のサメは3つの頭を持つ。
感想/ネタバレ有
うーん、なんだか真面目に解説するのも馬鹿らしい気がするタイトルといいますか、なんつーか力業で全部封じた感じのタイトルで嫌いじゃないよ、こういうの。
そう、いつだって2の次は3がくるもんです。
それは、数学的な絶対的真理であるが、それをサメの頭でやらなくてもいいんんじゃないかと。
いや、そもそも、サメの頭って、そんな風に増加するもんでしたかね?
なんだか、自由な発想が羨ましいといいますか、確信犯的に暴走してね…。
いや、深いねサメ映画。(錯乱)
まぁ、そんなんで詳しいレビューの方にいきたいと思います。
ストーリー?酷いよ。
《この映画の気になった点》
●怪物が終始派手に暴れまわる………◎
●前作の「ダブルヘッド・ジョーズ」よりもキャラがたってる…〇
●ダニー・トレホの安定感。
●相変わらずヒーローとヒロインが空気…✖
●相変わらずのストーリーの無さ……△
いきなり駄目出しで申し訳ないが悪い点。
《この映画の気になった点》でも挙げたが、相変わらずの酷いストーリー。
今回のストーリーを大雑把に説明すると、”環境破壊が原因で生まれた頭が三つあるサメが襲ってくる”この一文で説明できる。
一応今回は、海洋研究所→観光船→サンゴ礁の小島(前作の使いまわしです、本当にありがとうございます!)と舞台が移動していきます。
それに加えて、ヒロインと、ヒロインの分かれた彼氏の、ボサっとした兄ちゃんのロマンス(※ほぼ空気)が、絡んでくる感じです。
冒頭の、怪物の顔見せの犠牲者のシーン以外は、前述の通りに進んでいく。
この映画、怪物の頭が2つから→3つに増えた以外は、だいたい前作と同じです。
…えぇ、頭が一つ増える事をこのように、サラッと片付けていいもんでしょうか?
確かに2の次は3ですよ。
ダブルの次はトリプルですよ。
ダブルからトリプルに増えていいのは、某アイスクリーム屋のメニューとか、フィギュアスケートの技にとどめてもらいたい。
頭をサラッと増やすなよ!
(※ドから始まる某ポケットなんちゃらが、浮かびましたがスルーします)
さすがに、常に三人セットで犠牲者が出るのは色々と大変なのか、今回三人まとめて喰われるシーンは2,3回です。
その割には、海に沈む海洋研究所のシーンで、キャラクターが適当な感じで大量に処理されており、その辺のさじ加減が、実にいい加減で素晴らしい。
何故か、怪物の生態に前回よりも突っ込んで解説しており、今作のトリプルヘッド・ジョーズは人間の他に何故かゴミも食べる。
↓
そして、何故か怪物としてよりパワーアップしていく。
文章に起こしていくと物凄くバカバカしいが、劇中けっこう真面目に語られていくからリアクションに困る。
これはもしかして、「ゴジラVSヘドラ」のヘドラが、汚い物を吸収してどんどん強くなる設定だったが、それと似たような感じなのだろうか?
我々日本人が、様々な社会問題や環境問題を、ゴジラやウルトラマンで怪獣に語らせた様に、アメリカ人は、サメ映画に色々なものを託したのか?
ちょっとその線で、小論でも書いてみようかなぁ~。
ぐうぜん無線にダニー・トレホが出る世界観。
逆に良かった点と言いますか、キャラクター分野で良かったところを挙げたい。
今回のMVPは中盤から登場するスタンリー。
マッチョなおっさん。
モブみたいな登場の仕方する癖に、終盤まで大活躍する。。
このおっさんが、主役で良かったんじゃないか?
もしくは、ダニー・トレホに演じさせてもよかったんじゃね?、と思う。
そして安定のダニー・トレホ。
今回は、主人公たちのSOSをキャッチした釣りバカなおっさん役。
海洋警察に連絡したら、ダニー・トレホが偶然無線に出る世界観。
ねーよ!
そして、さも当然の様に、銃器とマチェーテで武装してるダニー・トレホ兄貴。
まぁ、「マチェーテ」だからね…。
海洋警察だろうが、マフィアだろうが、釣りバカだろうがいつものダニー・トレホ。
まぁ予告編でどんな風になるかわかってたから、なんだけど、いつものダニー・トレホでしたよ。
いや~安定してますな。
ダニー・トレホのおかげでなんとなく怪物の攻略法が分かる流れ。
まぁ、頭が、4つ5つと増えたのは大爆笑だったが、同時に次回作はないなぁ~と言うことがはっきりしたから、寂しいです(´;ω;`)
ざざっとまとめて評価すると、前作同様、出オチ映画かと思いきや、意外と引っ張る点は評価する。
しかし、怪物の頭をどんどん増やしていく発想は、面白いのではないか?
キングギドラの頭を増やす柔軟さが、今の怪獣映画には必要なんだって。
すいません、最近ちょっと忙しかったもので疲れてるんですヽ(TдT)ノ
総評・感想まとめ
総評:♡♡♡♡♡♡ 6/10
●怪物の強さ…かなり強い
●キャラクター…△
●音楽………可もなく不可もなく(※テーマソングは◎)
●ストーリー…△
●カメラワーク…可もなく不可もなく。
●水着のお姉さん…たくさん。
●今回のMVP…スタンリー(中盤から出てくるマッチョなおっさん)
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