「デッド・クリフ(2019)」紹介&感想 ~ポンコツ姉さん、はじめてのおつかい~

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サスペンス映画

本日紹介する作品は「デッド・クリフ」です。ジャンル的にはサスペンスらしいが、パッケージからはなんの映画かサッパリ伝わってこない。

2009年・フランス製の「デッドクリフ」という映画があるので、便宜上「デッド・クリフ(2019)」と表記します。

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作品情報・スタッフ・キャスト

「デッド・クリフ」
製作年:2019年
製作国:アメリカ
上映時間:88分
原題:「BODY AT BRIGHTON ROCK」

監督:ロクサーヌ・ベンジャミン
製作:クリストファー・アレンジャー    ・製作総指揮:デヴィッド・A・スミス
撮影:ハンナ・ゲッツ
音楽:ザ・ギフテッド
出演:カリーナ・フォンテス/ケイシー・アダムス/エミリー・アルトハウス/ミランダ・ベイリー/マーティン・スパンジャーズ/マット・ピーターズ/スーザン・バーク/ジョン・ゲッツ……etc.

予告編

デッド・クリフ

「デッド・クリフ」:あらすじ

ウェンディは山岳州立公園で季節限定で働く落ちこぼれの新人レンジャー。シーズンの終わりに自分がしっかり仕事ができることを周りに証明しようとするが、広大なバックカントリーの奥地で道を完全に見失い、そこで謎の死体を発見する。助けを求めるが無線バッテリーが切れ、さらには人喰い熊の咆哮が聞こえてくる。救命を待つ為に崖を離れることができず、ウェンディは死体と一夜を過ごす最悪の状況に陥る…。

~Amazon作品紹介より抜粋~

↑あらすじに、”落ちこぼれ”とハッキリ書かれている。

泣いていいんじゃないかな?

(ノД`)・゜・。

「デッド・クリフ」:感想/ネタバレ有

パッケージに様々な言葉が並んでいる。なんの映画かいまいちわかりづらいが、一応サバイバルものである。

本作のプロットは、「山で遭難した新人レンジャーが、様々な脅威と戦い、無事に生還する」といったシンプルなものである。

パッケージに並んでいる様々な単語が、その脅威の訳だが、モンスター映画専門の当ブログとしては「人喰い熊出没」に反応せざるを得ない。

まぁ、「熊映画」って、だいたい酷い出来なんで、今日も地雷を踏んでみる

 

「デッド・クリフ」ネタバレ:ネット怪談で見たことあるような……。

オープニングから”デンジャーゾーン”の偽物みたいな音楽に、ダッシュしている主人公に笑いが禁じ得ない。
オープニングクレジットの文字が、1980年代風だが、本当に2018年の作品なのかしら?

ついでに、カメラワーク・色調も昔の映画っぽい。

本作の感想を述べるにあたって、先にオチを説明してしおく。

「ある日、登山客が滑落死体を発見する。手を合わせ、死体を発見したことを知らせるため、山小屋に引き返そうとする。しかし、運の悪いことに山の天候が崩れ、雨が降り出す。その悪天候で遭難してしまい夜になる。

途方に暮れていると、通りすがりの人が夜通し助けてくれて、知っている場所まで出ることができた。お礼を言おうと思ったら、その親切な人はいなかった。

その親切な人が、先ほど見つけた死体と同じ顔をしていたと気づいたのは、助かったあとだった」

↑こんな感じのお話を「洒落怖」とうで読んだことはないだろうか?

中盤で登場する怪しいおっさんが実は幽霊で、ヒロインが迷ったり熊の巣に近づかないように守っていたという、ハートウォーミングストーリーだ

本作のオチはそんな感じである。80年代な作りとあいまって、懐かしい気分にさせてくれる映画だ。

 

はじめてのお使いスペシャル:ドジっ子を大自然に放り込んでみた。

さて、本作はヒロインのドジっ子ポンコツぶりに萌える映画である

初っ端から遅刻をして、注意事項を全然聞いてないヒロイン。

「シフト交換ダメ!絶対!」なのに友達の恋愛を応援するために変わるヒロイン。

その際、友達と同僚に「お前があのコースを担当して大丈夫か!」と本気で心配されるヒロイン。

職場の陰キャラにも、丁寧な対応をするヒロイン。

音楽を聴きながらスキップしていたら、道に迷うヒロイン。

迷った際に地図を落としたが、気づかないヒロイン。

目的地に着いて、どや顔で友達に写真送ったら「そこ、どこ?」と返ってきて涙目のヒロイン。

メールのやり過ぎで、スマホの電池がなくなるヒロイン。

暗闇が物音がして、ビビッて熊撃退用スプレーをまき散らしたら、自分の目に入ってしまったヒロイン。

………アホの子かな?

演じているのが、幼い感じのする美人なのもあいまって、観てるこっちの「萌えメーター」の針は振り切れる寸前である。(ただし、出てくる熊は本物を使用している)

なに?この映画?

 

ヒロインの属性が、「まんがタイムきらら」系に一人はいる「天然ドジっ子」である。そういったヒロインは、たいていしっかり者の幼馴染キャラセット運用されるものだが、それを切り離して、大自然に放り込んだらどうなるか?という、思考実験なんじゃないだろうか?

実験結果:死んでいたオッサンが幽霊になって世話をやいてくれる。

職場の同僚・上司が本気で助けに来てくれるあたり、ヒロインの人望が伝わって来る(笑)

助かってよかったねー、無事に帰れてよかったねー、となるが、感想の内容が、ホラー映画・サスペンス映画ではなく「はじめてのおつかい」を観ている時と同じである

 

感想まとめ。

ホラーやサスペンスを、期待してレンタルするとガッカリする。
開始10分くらいで、ヒロインのドジっ子ぶりに萌える方向に切り替えて観た。

映画の総評としては、10段階で2~3くらいなんで、あんまり鑑賞はお勧めしない。

( ゚Д゚)<ただし熊は本物だ!

 

総評・感想まとめ

総評:☆☆☆ 3/10
【よかったところ】
・熊が本物。
・ロケーションが綺麗。
・ヒロインのポンコツぶりに萌えれる。

【悪かったところ】
・内容が薄い。
・サスペンスや熊要素はどこにいったのだろう?
・低予算丸出しなのがみて分かる。

雑多な感想
・ヒロインのポンコツぶりに思わず笑顔。
・↑そりゃ、おっさんもオチオチ死んでいられないわ……。
・なんでこの手の映画は、本物の熊に演技させたがるんだろう?

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