ホラー映画 「オブジェクト」感想 ~男の生き様みたいとはなんぞや?、みたいなお話~

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哺乳類、獣系、獣人など。

今回紹介する作品は「オブジェクト」です。

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作品情報・スタッフ・キャスト

「オブジェクト
製作年:2015年  
製作国:アメリカ  
上映時間:97分 
原題:「Dark Was the Night」

監督:ジャック・ヘラー
出演:ケヴィン・デュラント/ルーカス・ハース/ビアンカ・カズリッヒ/イーサン・フシドマン/スティーブ・アギー

予告編

「オブジェクト」:あらすじ

「山間の小さな町”メイデンウッズ”。最近この小さな町では家畜やペットが行方不明になる事件が頻発していた。調査を始めた保安官のポールとドニーは馬の蹄に似た奇妙な足跡を発見する。足跡は馬に似ているが、二足歩行で歩き、全く正体が分からない。町に不安が広まる中、森に狩りに出かけたハンター達が、何者かに襲撃される。吹雪が近づいてくる中、ポールとドニーは町に残っていた人々を教会に避難させるが……」

感想/ネタバレ有

「オブジェクト」で検索すると、某アニメと、学問関係の真面目な本ばっかり出てくる。

テーマ=「男の生き様とは、なんぞや?」

まず、感想を正直に書くと、……じ、地味過ぎる!、てな感じ。
「俺の死んだ爺様が言ってたんだが、森の中には”何か”がいるんだぜ!」、そんな話でもの凄く引っ張る。

冒頭犠牲者が出る(※この時点では怪物は画面に姿を現さない)

      ↓↓

家畜やペットがいなくなる。え!、なにそれ怖い……

「この辺にはこんな伝説があってね…」、といった流れを60分間延々とやられる。
 
ただし、その間に登場人物達のドラマを丁寧にやってくれるため、それほど退屈はしなかった。

人間ドラマをやたらと丁寧かつ、ベタベタに撮っているから、てっきりそういったジャンルの作品なのかと思えるほどだ。

「父親として、夫として男の生き様とはこうだ!」、みたいなお話が長い。

怪物はあくまで”死や恐怖のメタファー”であって主人公の乗り越える壁として存在する、云々…そういった真面目な作品だと思って観ればいいかと思う。

しかし、アルバトロス系の分かり易いB級モンスターパニック、そんなのを期待して借りるとがっかりする。

当然真面目な映画なんで、サービスシーンもありません、悪しからず。

ラストは熱い展開が待っている。

その反面クライマックスの怪物との死闘はよく出来てると思う。

ここでやっと怪物が襲ってきてモンスター映画らしい雰囲気になる。ピントの合わせ方一つとっても、製作者は映画の撮り方をわかっている感じがしたが、いくらなんでも怪物が出てくるシーンが短すぎる。

   
個人的に、怪物映画は怪物が派手に暴れまわってナンボなんで、もうちょっと怪物を映して欲しかったなーと思う。

中盤の怪物が出てこないのに、”主人公の悲しい過去”を題材に、丁寧な人間ドラマを観せられた時の「いや、俺がみたいのはコレジャナイ」、感は凄い。

※ドラマ自体はけっこう良かった(笑)

まとめると、真面目なノリの、地味な怪物映画に抵抗がない人は観てもいいかと思う。
結局、怪物の正体もよく分からずに終わってモヤモヤする。
オチだけ途端にいつものB級モンスターパニックのノリになって笑う

真面目な映画ならそれを貫いて欲しい。

うーん、新作で借りてこなくてもよかったかなぁ~(`・д・´)

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡♡ 4/10
キャラクター………〇
・演者は上手いので安心して観ていられる。

ストーリー………〇
・「怪物映画」としてはダメだが、一人の男の”再生”の物語としてはいい。

カメラ・演出とう………〇
カメラワークピントの合わせ方効果音の使い方は上手い
・↑技術的なものは凄く丁寧だ。

怪物……△
・ラスト5分くらいまでほとんど出てこない。
・「ホラー」自体はクラシックスタイルである。

 

雑多な感想
・人間ドラマを丁寧に撮っている。
・全体的に丁寧に作ってある。
・怪物の出来自体はいいが、ほとんど出てこない。
・話が物凄く地味。

 

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