人喰いサメ映画 「ディープブルー・ライジング」の感想。~〇〇〇(有名な怪物映画)ライジングの法則~

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サメの話しようぜ!
今回紹介する映画は「ディープブルー・ライジング」です。
あの名作「ディープ・ブルー」とは一切関係ありません。
よく見ると「・」(なかぐろ)の位置も違うwww

 

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作品情報・スタッフ・キャスト

ディープブルー・ライジング
製作年:2016年  
製作国:アメリカ  
上映時間:90分   ・配給会社:アルバトロス、ニューセレクト
原題:「ICE SHARKS」  

監督:エミール・エドウィン・スミス
製作:デヴィッド・マイケル・ラット  ・製作総指揮:デヴィッド・リマゥイー
出演:エドワード・デルイター/ジーナ・パーカー/クラリッサ・ティポー/カイワイ・ライマン・マ―セロー……etc.

安定のアサイラム製作・配給アルバトロス作品

予告編

「ディープブルー・ライジング」:あらすじ

「北極海の海氷に建造された環境調査基地”オアシス‘”。化学調査チームはある日突然変異したサメの大群に襲われる。海氷を破壊しながら進むサメ達にチームのメンバーは次々に殺されていく。海氷から分断された”オアシス”基地は海底に沈んでしまう。外部との通信も断たれ、残りの空気も徐々に減っていくなか生き残りのメンバーはなんとか脱出しようと試みるが……」

感想/ネタバレ有

予告編の段階で地雷臭しかしないですが、どれくら大きい地雷か気になったので借りてきました。
北極海で突然変異したサメが氷を破って襲ってくる……十分異常な事態なのだが、それくらいでは別に驚いたりしなくなってるのは、最近のサメ映画が色々と酷いせいだろう

う~ん……30点満点中5点ぐらいの映画。

「・」(なかぐろ)の位置が違うのだよ!!

映画のタイトルでよく見るとこいつ→「・」

「なかぐろ」と読む。(豆知識)

今回みた映画のタイトルは『ディープブルー・ライジング』。
このタイトルに注目して頂きたい。
『ディープ・ブルー』という結構よく出来たサメ映画がある。
それに”ライジング”を足して『ディープブルー・ライジング』である。
ライジングって何や!
『プレデター・ライジング』『トレマーズ・ライジング』みたいに、有名な怪物映画の名前+ライジングみたいな映画に面白いやつは皆無です。
むしろ、『バイオクリーチャー・ライジング』をはじめ、今までに観た怪物映画で三本の指に入る酷さの映画は皆”ライジング”が付いていたくらいだ。

ブログ主はそれを、『ライジングの法則』と呼んでいる。
この度またも『ライジングの法則』の正しさを証明するためのデーターが取れたので、個人的には無駄ではなかったかなぁーと思っています。

”ライジング”てなんなんですかね?

『ディープ・ブルー』はかなりよく出来たサメ映画です。
(当時、結構な数の映画館で公開され、TVでCMが流れていた記憶もある)
その名作の名前のパチもんなんですが、共通点は、
①基地が海中に沈む。
②敵は進化したサメ。
③感電させて倒すシーンがある。
④基地の中に海中と繋がったプールがある。
⑤サメが咥えた道具を利用して水槽の強化ガラスを割る。
⑥ヘリが墜落する。
…と意外と共通点はあった(゚∀゚)

酷いCG、低予算で現実味のない施設なんてのはまぁ許せるんですよ。
ストーリーがどこかでみたやつなんてのもブログ主は気にしません。
ただ、この映画の場合致命的に‘画‘の見せ方が下手なんですよね…。
もうちょっと画面に緊張感や恐怖感を出せなかっただろうか。
いくらなんでも、もう少し説得力のある‘画‘を撮れなかったもんだろうか、と思う。

前半、サメが氷を割って襲撃してくるシーンがいくつかある。
氷割って出てきてすぐ潜って終わりor氷の上でジタバタしてるだけで全く怖くない。
サメがどの辺にいるのかよく分かってしまい恐怖感はない。
氷を背びれで割って泳いでるシーンには笑いしか起きないのだが、作ってるやつらは、途中で「あれ?おかしいな、全然怖くないし、緊張感もないや!」と思わなかったのだろうか?そこんとこ小一時間ほど問い詰めたい。

登場人物が間抜けなのはB級映画の宿命である。

もう一つ気になったのは、登場人物が間抜けすぎる点。
登場人物が愚か者過ぎるのもこの手の映画ではよくあるが、科学者集めてバカばっかりなのはどうなんだろうか?脳みそがアルコールとお薬に使ってるパリピーな若者ならまだしも、科学者なんだよ。
登場人物の行動の根っこにある部分が、なんとなく視聴者に伝わるかどうかでキャラクターの説得力が違ってくると思うのだ。キャラクターの説得力があれば、物語が多少荒唐無稽でも、‘物語のリアリティー‘を確保することが可能になってくると思う。
”そんなもん知るか!”って映画もありだが、そうなってくるともっと斜め上のバカ映画として突っ走らないと視聴者は楽しめないんじゃないかと思った。

もう少し‘画‘の見せ方を工夫するのと、キャラクターの作りと、映画の雰囲気をマッチさせたらなんぼかマシな出来になったのではないか?
そんな感想を抱かせた映画。

多少無理な展開は「奴らは進化したサメなのよ!」で強引につっきてたが、そのノリだけは好きです(*゚∀゚)っ
あと、主人公なのに、アイディアだけだして自分は傍観者スタイルを決め込む男、デビット。
そのアイディアを、実行する為に体を張る漢、マイケル。
(そして喰われる)
主人公とヒロインは、いちゃつくだけで特に何もしません。

…やっぱり、何だか色々と間違ってる気がする。

サメ映画マニアの方は、借りてみてもいいんじゃないでしょうか?

逆に言えな、サメ映画マニアの方以外は、観なくていいんんじゃないでしょうか?

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡ 3/10
●キャラクター………△
・キャラクターの造形はともかく、主人公のクズっぷりには笑ってしまう。
・よく見ると、何にもしてないのが分かる。

●ストーリー………△
・かなり適当な感じがする。
・どこかで見たようなストーリーである。

●怪物……△
・設定は面白いが、活かせてない。
・CGとうはやっつけ(笑)

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コメント

  1. 燃焼豚 より:

    てっきりディープブルーの続編かと思って借りてひどい目にあった。それでも同時期に手に入れたロスとジョーズよりはましだった。

  2. 堂柿弘也(管理人) より:

    >てっきりディープブルーの続編かと思って
     パチもんです。あと「〇〇ライジング」と付けられてる作品は要注意ですよ。
    >「ロストジョーズ」……制作にかのブレッド・ケリーが一枚噛んでます。
     観てしまいましたか、…心中お察しいたします。
     なんであんな作品が、流通網にのってるのか不思議でしょうがない。

  3. 燃焼豚 より:

    ライジング商法でエイリアンライジングというのに引っかかったことがある。内容はガバガバだが怪物の造形がよかった。あと似たものにリベンジ商法というのがある。その名はエイリアンリベンジ。設定はA級、内容はへたすればZ級かもしれない。

  4. 堂柿弘也(管理人) より:

    >ライジング商法でエイリアンライジングというのに引っかかったことがある。
     「エイリアン・ライジング」この作品は僕も観ましたよ。
    「〇〇ライジング」とついた作品では、多分一番まともです。
    >リベンジ商法というのがある。その名はエイリアンリベンジ。
     「エイリアン・リベンジ」この作品も僕観てます……この作品は確か酷かった気がする。
     この作品は僕の観た中でも「5本の指に入る」酷さです。
     確かに自主制作のZ級かもしれません。
     二本ともまた気が向いたらレビュー書きますね。

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