本日紹介する作品は「テリトリー・オブ・ザ・デッド」です。
量産型ゾンビ映画みたいなタイトルだが、コメディ映画です。
頭のおかしい映画ばっかり販売している、キュリオスコープが取り扱っている割には、フツーの映画だよ。
目次
作品情報・スタッフ・キャスト
「テリトリー・オブ・ザ・デッド」
・製作年:2018年
・製作国:イギリス
・上映時間:85分
・原題:「Killer Weekend」
・監督:ベン・ケント
・製作:ジョナサン・パーソン
・脚本:ジュエル・ウィレニアス
・音楽:サッシャ・パットナム
・出演:マーク・ヒープ/ショー・マイケル・ヴェリー/ダニー・キアラン/ジョー・ペリー/デビッド・ムメニ……etc.
予告編
「テリトリー・オブ・ザ・デッド」:あらすじ
結婚式を控えた新郎サム。彼の友人たちが用意したのは、週末のゾンビ・サバイバルゲームで、森の中で次々と襲ってくる元軍人たち演じるゾンビをペイントボールで倒していくというスリリングなゲーム。義父となる元軍人のジェラルドに嫌われているサムはいいところをみせようと奮闘するが、まったくうまくいかない。それどころかゲーム中にゾンビ役を誤って殺めてしまう!死体を隠すことにした彼らだったが悲惨な事故は相次いで…。
~作品紹介より抜粋~
↑あらすじ的には、本当にゾンビが出てきそう。販売がキュリオスコープなのも一役買ってる。
ただし、内容は「週末サバイバルコメディ」といったもので、結婚を控えた友達の独身最後のバカ騒ぎ(バチェラー・パーティー)をやるために集まったら、酷いハプニングが……といったもの。
※参考→バチェラー・パーティー←
「テリトリー・オブ・ザ・デッド」:感想/ネタバレ有
事前に何の前情報も入れずに鑑賞。タイトルは「量産型ゾンビ映画」といった感じ。
似たようなタイトルのゾンビ映画なかったかな?
裏面のあらすじ欄では、何とも言えないストーリーだが、「ゾンビサバイバルゲームをしてたら本当にゾンビが発生した」という展開を期待してレンタル。
頭のおかしい映画ばっかり提供している、キュリオスコープなのも期待値に入れている。
(「マンホール」や「ハウス・シャーク」とうを販売している会社です)
男8人、バチェラー・パーティー、なにも起きないはずはなく……。
独身最後のバカ騒ぎ(バチェラー・パーティー)を楽しむために、友人たちが企画したゾンビサバイバルゲーム。ゾンビに扮した元軍人たちを、ペイント弾で撃つゲームだ。
そんなゾンビサバイバルゲーム中に、アクシデントが起こり、ゾンビ役を一人殺してしまう。結婚を控えてサムの事もあって、とっさに死体を埋めて隠蔽するが、その後も、不幸な事故が続き、死者が出てしまう。それが、ついにばれて、元軍人たちが襲ってくる……というのが、大まかなストーリーだ。
残念ながら最後まで、本物のゾンビは出てきません。
同じイギリス映画である「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ワールズ・エンド/酔っ払いが世界を救う!」とうと、だいたい同じノリだが、本物の怪物が出てこないのが異なる。
罪を隠蔽したら、どんどん状況が悪化していき収拾不能になる様を、下品なギャグとブラックユーモア満載で描いています。
男8人のうちで、一番高齢で落ち着いているはずのジェラルド(主人公サムの義父)が、一番うさんくさくて厨二病なのが笑ってしまう。学生時代マリファナの密売をしていた友達よりも、言動が胡散臭い(笑)
さらに、一番死体を隠すことに積極的なマイルズの職業は……(笑)
↑とうとう、イギリスらしいエスプリのきいたブラックユーモア満載です。いちいち下品だったり、偽装工作が適当過ぎてツッコミどころ満載で面白い。
こりゃ、笑うしかない。
ストーリーはあってないようなものだが、偽装工作がばれてしまうきっかけ等、伏線の前フリ・回収は丁寧だったと思う。映画の基本的な技術はしっかりしている感じ。
感想まとめ。
最初から最後まで、ブラックで下品なギャグだらけ。
予告編では「ゾンビ映画のニューウェイブ、誕生!!!」「これまでなかったゾンビ映画!」なんて言ってるが、ゾンビ映画じゃないと思うぞ……。
時々、思い出したかのようにホラー映画みたいな画の撮り方をするが、だいたいギャグの前フリです。
この手の、ブラック且つ下品なギャグが大丈夫な人は観てみよう。
紳士の国イギリスでは、出会い系サイトに登録すると、チン〇の写真がいっぱい送られてくるらしいぞ。
総評・感想まとめ
総評:☆☆☆☆☆ 5/10
●【よかったところ】
・しょうもないギャグが面白い。
・個人的に、厨二病のお義父さんが一番好き。
・「変態でした」の下りは笑った。
●【悪かったところ】
・ゾンビを期待していると裏切られる。
・下品さが、程度を超えているのが多々ある。
・事件が起こるまで長い。
●雑多な感想
・下品なギャグのオンパレード。
・ゾンビサバイバルゲームは楽しそうだ。
・唐突に始まる「ローン・サバイバー」ネタ。
・お義父さんは厨二病。
・ストリッパーがおばさんなのが妙にリアル。
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