今回紹介する作品は「名探偵ピカチュウ」です。
目次
作品情報・スタッフ・キャスト
「名探偵ピカチュウ」
・製作年:2019年
・製作国:アメリカ
・上映時間:分
・原題:「Pokemon:Detective Picachu」
・監督:ロブ・レターマン:「シャークテイル」「モンスターVSエイリアン」
・脚本・ニール・パールマン/ロブ・レターマン
・製作:ケイル・ボイター/メアリー・ペアレント
・出演:ジャスティン・スミス/ライアン・レイノルズ/キャスリン・ニュートン/渡辺謙/ビル・ナイ
参考→公式サイト←
製作は「パシフィック・リム」や「ジュラシック・ワールド/炎の王国」のレジェンダリー・ピクチャーズ。
ピカチュウの声は「デッドプール」のライアン・レイノルズ。共演に渡辺 兼。
日本は世界に先駆けて5月3日に公開された。
予告編
「名探偵ピカチュウ」:あらすじ
「かつてポケモンの事が大好きな少年だったティム(ジャスティン・スミス)は、ポケモンに関わる事件の捜査に向かったきり、家に帰らなかった父親・ハリーとポケモンを遠ざけるようになってしまった。
それから、年月が経ち、大人になったティムのもとにある日、ハリーと同僚だったというヨシダ警部補(渡辺 兼)から電話がかかってくる。「お父さんが事故で亡くなった—」。複雑な思いを胸に残したまま、ティムは人間とポケモンが共存する街・ライムシティへと向かう。
荷物を整理するため、ハリーの部屋へ向かったティムが出会ったのは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す、名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ)だった。かつてハリーの相棒たったという名探偵ピカチュウは、事故の衝撃で記憶を失っていたが、一つだけ確信をもっている事があった……。
「ハリーはまだ生きている」。ハリーは何故、姿を消したのか?ライムシティで起こる事件のなぞとは? ふたりの新コンビが今、大事件に立ち向かう!」
~映画公式より抜粋~
ピカチュウの中身がおっさん。
流石に「テッド」みたいなノリではないだろうが、「ポケモン」は”穴久保ピッピ”通称「ギエピー」という実績があるんで、何をされてもあんまり驚かない(笑)
おっさんなピカチュウという、わけわかんないのを演じているのは、「デッドプール」「ドライブ」とうで知られるライアン・レイノルズ。本記事の副題は「ブレードランナー2049」とかけて付けた(笑)
映画によって幅広い役をやっているイケメン俳優。
さーて、本作ではどんな感じだろうか?
「名探偵ピカチュウ」:感想/ネタバレ無
まだ公開されて間もないので、今回はネタバレ無しで感想を書いていきます。
主に、出て来たポケモンに関するフワッとした感想です。
ポケモンの世界観を踏襲しながらも、ちゃんと「探偵もの」「バディもの」をやっていて面白かった。
子供向け・ファミリー向けの作品と思いきや、「王道だが二転三転するストーリー」「分かりやすく且つ深いメッセージ」「伏線を綺麗に回収し、スカッとしたラスト」といった手堅い作りである。
「トイ・ストーリー」や「ベイマックス」のように大人が観ても楽しめる作品である。
ゲームを元にした作品だが、「探偵もの」「バディもの」をしっかりとやっているため、「ポケモン」に詳しくない人でも楽しめる作品だ。
幅広い層が楽しめる作品なので、興味のある人は是非とも劇場に足を運んでほしい。
映画で再発見「ポケモン」の魅力。
ポケモンの見せ方がとっても魅力的な作品である。3DCGで描かれたピカチュウは初見こそ少し違和感があるものの、すぐに気にならなくなる。いや、「これこそピカチュウである」と映画を観終わるころにはなっていると思う。こんな動物本当にいそう(笑)
本作では「ああ、そういえばそんな設定だったな」というのを上手く使っており、作り手のポケモン愛が伝わってくる。日本の作品がハリウッドで使われると「なんだ…これ(ドン引き)」となるものが多い中で、原作の設定をこれほど上手く使った作品も珍しいのではないか?
任天堂がしっかり管理したおかげだろうか?
コダックの「頭痛がすると超能力が暴走する」設定だとか、バリヤードの「パントマイムで見えない壁を作り出す」設定なんて、初代ゲームボーイのポケモンをリアルタイムでやっていた世代としては感動もんだった。そういった設定が視覚で分かりやすい表現に落とし込んでいたのは、素直に凄いと思った。
特に、バリヤードのキャラクターが凄くいい!
この絶妙にむかつく、コミカルな動きと表情がいい。ついでに、お約束の「オチ」までもっていって面白かった。比較的弱い地味な印象のバリヤードだが、こんな風に上手く料理してもらってよかったな。
意外なポケモンの魅力が再発見できる映画である。
ドダイトスの下りは大爆笑!
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に先駆けてまさかの怪獣映画である。
ポケモン、いくつ見つかるかな?
画面に、何種類のポケモンが登場するのか探しながら観てしまった。
DSあたりで離脱しているから、新しい作品はあんまり分かんないが、それでも多くのポケモンが見つかって楽しかったです。若いころ夢中でやった作品が、こんな風にアレンジされてやるなんて、感無量である。
(えッ!、フルポリゴンで「ドラクエ5」を?…で、できらー!)
途中までかなり正確に数えられた自信があるが、「ライモシティ」に入ったシーンで諦めました(笑)
う~ん、映画をストップさせて、どんなポケモンが映っているかじっくりと探したいですね。色んな世代からまんべんなく出ていた気がするが、やっぱりファースト世代のポケモンが人気なんですかね。
初代御三家だと、やっぱりリザードンが一番人気なんですね。カメックスもうつっていたけど、フシギバナは出てこなかったような……。
そのかわりドダイトスが大活躍。いや、こいつがわき役といいますか、物語の背景としては、文字通り一番大きく目立っていたような……(笑)
「名探偵ピカチュウ」:その他の感想。
あんまり長文にならない感想を箇条書きで。
・エンディングの入り方がかっこいい。
エンディングのアニメ絵パートはよかった。
お馴染みの音楽に、ゲームのエンディングを思わせる演出がカッコイイ。
ただし、日本語の妙なラップ調のテーマソングは別にいらないと思う。
・メタモン。
こいつもかなりおいしい使われ方をしていた。よく見ると、手の質感とかが違うんですよね。やたらと強いのは「実験で教化された」で済ますのは笑う。マッドサイエンティストにかかったら、こんなもんである。
・渡辺謙
「日本人?とりあえず、ケン・ワタナベ起用しておけばええやろ!」の精神、一理ある。
渡辺謙自体は好きだが、最近雑に使われているような気がする。
「実は黒幕」だとか「クライマックスで主人公をかばって死ぬ」とか期待していたが、そんな事はなかったぜ!
演技がどの作品でも一緒だから、後から思い出してみると、もう何が何だか……。
「時輔を殺せェ……」
・研究所の下りが無駄にホラー(笑)
あのシーンだけホラー映画の撮り方なのは、なんでやねん!
ゲッコウガは、人喰いモンスターのポジション(笑)
・やっぱりミュウツーはナンバーワン!
やっぱり初代最強といえば、こいつ。思い入れが強いポケモンである。こやつをこっそり捕まえてくる主人公の親父の凄腕さが、ちょっとギャグ漫画っぽい。
今年の夏にポケモン映画の初代である「ミュウツーの逆襲」がフルポリゴンでリメイクされるらしい。これの予告編も流れていたなー( ゚Д゚)
(あと、「ドラクエ5」)
個人的にはそれ程期待せずに観たら、思った以上に楽しめた作品。かなり手堅く作ってあるのでお勧め。
総評・感想まとめ
●怪物……◎
・CGで表現されたポケモンたちが非常に魅力的。
・まさかの怪獣映画(笑)
●印象にのこったところ
・3DCGで描かれたポケモンたちが非常に魅力的。
・”おっさんピカチュウ”の魅力。 ・画面にポケモンを探しながら映画を観るのが楽しい。
・綺麗な伏線回収。 ・とりあえず出てくる渡辺謙(笑)
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