今回紹介する作品は「ポセイドン・レックス」です。
目次
作品情報・スタッフ・キャスト
「ポセイドン・レックス」
・製作年:2013年
・製作国:アメリカ
・上映時間:79分
・原題:「POSEIDON REX 」
・監督:マーク・L・レスター
・製作:スチュワート・オルソン/ジェフ・ゴールドマン
・出演:ブライアン・クラウス/アン・マクダニエルズ/スティーブン・ヘルムカンプ/キャンディス・ニューンズ……etc.
※監督のマーク・L・レスターは、あの大人気作品「コマンドー」の監督。
そういえば、台詞にそれっぽいのがあった気がするなぁ…?q|゚Д゚|p
予告編
「ポセイドン・レックス」:あらすじ
「体調15メートルに及ぶ太古の怪物と、人間との死闘を描いた海洋モンスターパニック。
沈没船の財宝を探していたトレジャーハンターのジャックスは、ブルーホールの底を爆破する。
しかし、その爆発の衝撃で太古から生き延びていた怪物”ポセイドン・レックス”が、目覚めてしまう。
怪物は観光客に襲いかかり、平和な島はパニックに陥る。
ジャックス達は、なんとか事態を収拾しようとするが……」
感想/ネタバレ有
BGMは凄くいい(笑)
観光地の街のテーマソングみたいなのがあって劇中で繰り返し流れる。
明るいポップな曲調で、まさに”南の楽園”みたいな音楽で妙に耳に残る。
肝心の映画のほうは、……うん、突っ込みどころ満載というか、設定が粗いと言いますか、
「細かいことなんか知るか!」(ノ`Д´)ノ
、とばかりに、思いっきりぶん投げてる感じです。
だいたいこんなお話だ。
順を追って書いていきます。
冒頭トレジャーハンターのジャックスが、仲間と共にブルーホール(なんだかよく分かりませんが海中にある深い穴です)に潜ろうとしてる。
船上には、銃を構えた悪人面の黒人。
どうやらジャックスは、ギャングに脅されて、沈没したスペイン船を探してるらしいです。
↓
ジャックスは、海底で沈没船の積み荷の金貨を見つける。
↓
仲間を退避させて、自分は海底に爆弾を仕掛ける。
↓
ドカーン!(CGと思われる気の抜けた爆発表現あり)
↓
ポセイドンレックス「海の底からこんにちは!」
(※この時のCGが一番まともである)
↓
ポセイドンレックス、ジャックスの仲間達と、ギャングを血祭りにあげる。
ジャックス:気絶
……この時のギャングが銃撃するシーンがあるのだが、もう予算を使い切ったのかCGが粗くなる。
CG自体はそれなりなのだが、悲しいぐらい画面から浮いてる。
ついでに、ギャングの銃のマズルフラッシュ(※銃口からの閃光のこと)までちゃちなCGで、作り物感ハンパない。
↓
海に遊びにきたカップル(ロッド&ジェーン)、クラゲの研究をしている女性科学者のサラ、観光客向けのツアーで生計を立てているヘンリー、画面に登場。
↓
ロッドとジェーン、波間をプカプカしていたジャックスをヘンリーの船に回収する。
↓
サラの研究室に担ぎ込まれたジャックス、皆を沈没船の宝探しに誘う。
ジェーン以外協力を申し出る。
↓
一方ギャングのボスタリクは、ジャックスの追跡を部下に命じる。
部下:「YES,BOSS!」
↓
ボスに目撃者は消せと命じられた部下達、先回りしてブルーホールの上で待ち構えるも、案の定喰われる。
…ここも酷いCGがご覧になれます。
叫びながら銃を乱射してるシーンなんて、優勝が決まった時のビールかけにしか見えない。
↓
海底でポセイドンレックスの卵を回収。
見回りに来てた警察と共にポセイドンレックスに遭遇&ドンパチ
↓
ジャックスとサラ卵を無理やりこじ開ける。
ポセイドンレックスの幼体は小さくても凶暴で手に負えない。
止む無く、冷蔵庫の中に封印する。
ギャングのタリク、部下と共に登場。
ジャックスの口車にはめられて、ポセイドンレックスの幼体を解き放ってしまう。
ジャックスとサラは研究室を脱出。
……猫より小さいトカゲに武装した部下二人が瞬殺されたりと、突っ込みどころ満載な気がする。
ギャングもきっと人材不足なんでしょうね。
↓
一方地元の男性主催のパーティーにホイホイついて行ったジェーン、ポセイドンレックスに襲われ、海に転落。
パーティー会場の船沈む。
ロッドと共にジェーンを助けに向かったヘンリー死亡。
…このヘンリー、ハンサムでマッチョな黒人でユーモアを解するナイスガイ。もう少し活躍するかと思われたがここであっさりと退場する。
↓
波間を漂っていたジェーン、回収される。
ジェーン死亡。
…普通に生きてそうなシーンなのに死んでいた。
正直これは、ないと思う展開。
あ、うん、ジェーン役の女優の方が、若くて綺麗だと思うんだが……。
↓
退治に乗り出した警察隊も全滅。
ポセイドンレックス街へ!
↓
生きていたギャングのボス、でかい方に喰われる。
唐突に、くっつくジャックスとサラ。
そんなそぶりは一切なかったのに、唐突に熱いkissシーンが始まり、視聴者(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
↓
レーダー怪物の存在をキャッチしたアメリカ軍、さっさと島ごと空爆で吹っ飛ばす決断を下す。
米軍おっかねぇ……。
(※残り時間と予算の都合です)
↓
ロッド、ロケットランチャーを撃った反動で、海中に転落&喰われる。
…ビジュアル的にロッドとジェーンが主役でよかったんではないかと思う。
↓
戦闘機のミサイルでも死ななかったポセイドンレックス、サラの放ったロケットランチャーを浴びて、死亡。
↓
めでたし、めでたし。
「あれ、卵忘れてなかったけ?」
卵孵化したEND。
登場人物まとめ
登場キャラクター
・ジャックス:主人公、トレジャーハンター。見た目は、パッとしないないおっさん、あんまし主役らしくない。
・サラ:ヒロイン、クラゲの研究員。研究内容はブルーホールに棲んでいる不死身のクラゲ。研究内容で視聴者のミスリードを誘うが、そんなことはなかったぜ!乳は多分なんか入ってる。
・ヘンリー:観光客むけのレジャーで喰ってる青年。ハンサムでマッチョな黒人。ユーモアのセンスもある。こいつが主役でいいんじゃね?其の一。活躍せず、あっさりと退場する。
・ロッド:観光客。若いハンサム。こいつが主役でいいんじゃね?其の二。もっと活躍するかと思いきや、物語上はほぼ空気。
・ジェーン:観光客。こいつがヒロインでいいんじゃね?な女性。凄く適当に殺される。
・タリク:ギャングのボス。物語上空気。部下にはあまり恵まれない。
・魚群探知機:水中の動いてる奴が分かるスゲーやつ。懐中電灯、エンジンと並び、「三大肝心な時に当てにならないやつ」と評される怪物映画界の名脇役。
今回も肝心な時に故障して皆をヤキモキさせる。
・車のキー:携帯電話と双璧をなす、「映画の途中でしれっといなくなるやつ」と高い評価を得ているホラー映画界の重鎮。
今回の映画では死体のポケットに潜む。いつもより簡単に見つかってしまい、脚本に不満がある。
・ポセイドンレックス:古代の恐竜の生き残り。体長は15メートル。人を一口で食べてしまう。卵生。幼体も凶暴。
水陸両棲生物。海底で眠っていたのを起こされたうえに殺害される。多分この映画で一番の被害者。命名はサラ。
原因:爆発により目覚める。
決まり手:ミサイルとロケットランチャーで爆殺。
色々と適当な出来だ。
うーん、予算とかやる気を早々に使いきったのか、粗が目立つ。
ポセイドンレックスは、最初のシーンと水中のシーンの映りはまずまずの出来。
しかし、街中を走るシーンは凄く浮いてる。
場面によって明らかにCGのクオリティーが違うが、
「予算の都合だよ!」
微妙に要らないシーンや、外してるシーンがあってそれがまた、この作品の魅力である。
(多分ね)
テーマソングとBGMはいいよ。
総評・感想まとめ
総評:♡♡♡♡ 4/10
●キャラクター………〇
・主人公、ヒロイン共にパッとしないがキャラクターは立っていた。
●ストーリー………△
・ないようなもん。
・「不死身のクラゲの研究」はどうした?
●怪物……〇
・デザインはT-REXをモチーフとしておりカッコイイ。
・CGと予算は速攻で使い切るスタイル。時間と共に適当に描かれる。
●雑多な感想
・BGMがグッド
・なんにもしてないオペレーターが一番喜んでいた。
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