「新アリゲーター 新種襲来」の感想~最近のワニ映画の方向性が心配です。

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ワニワニパニック!

今回紹介する作品は「新アリゲーター 新種来襲」です。

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作品情報・スタッフ・キャスト

新アリゲーター 新種襲来
製作年:2013年  
製作国:アメリカ  
上映時間:89分 
原題:「RAGIN CAJUN REDNCK GATORS」 ・配給会社:アメイジングD.C.

監督:グリフ・ファースト:「ゴースト・シャーク」「シン・ジョーズ」
製作:ケネス・M・バディシュ
出演:ジョーダン・ヒンソン/ビクター・ウェブスター/クリストファー・ベリー/エイミー・ブラセット/ミハエル・ブラード……etc.

※監督のグリフ・ファースト「サメの幽霊が襲ってくる」映画「ゴースト・シャーク」や、「放射能火炎をまとったサメが襲ってくる」映画「シン・ジョーズ」とう、自由過ぎる作風で知られている。

そんなグリフ・ファーストが作った、とんでもワニ映画が本作である。

ちなみに、本作は動画配信サービス無料枠常連だったりする。

気になった方は、利用している動画配信サービスで、とりあえず検索してみるといい。

 

予告編

「新アリゲーター 新種来襲」:あらすじ

「野生のワニが多数生息するルイジアナ州の湿地帯。近くに住む一家は密かに科学物質を川に捨てていた。ある日ワニを捕獲しようとした男がとんでもない怪物に襲われる。それは大きな棘の生えた新種のアリゲーターだった!凶暴化したアリゲーターと人間の死闘が幕を上げる!」

感想/ネタバレ有

ネタバレしながらレビューしていくので、嫌な人はスルーして下さい……まぁ、ネタバレしていても楽しめるというか、「こんな変態ワニ映画もある」という事で、後学のためにも観て欲しい作品だ。
(※この手の映画は、ネタバレしててもあまり影響ないです

ある意味必見「ワニ映画お勧め作品」である。

一体何が「新」なのか?

タイトルは「新アリゲーター 新種来襲」
いったい何が「」なのかよく分かりませんがね。
大昔の元祖人喰いワニ映画と言うべき作品が「アリゲーター」でしたけど、勿論なんの接点もないです。

怪物映画あるあるなんですが、人間が廃棄した化学物質が生物を凶暴・巨大化させる設定です。
捨てられるものは放射性廃棄物だったり、産業廃棄物だったりと、いかにもケミカル&ハードな物だと相場が決まってますが、この映画では密造酒です。
失敗した密造酒を、何年も川にこっそり捨ててたら、ワニの新種が誕生したらしい。
その酒が、原料に何使ってるのか知りませんが…うーん、さすがに色々と無理がないですかね?
かき氷のブルーハワイみたいな色してたけど遺伝子が変異するって相当なもんだぜ
この手の映画に突っ込みを入れるのが正しいのか、スルーするのが正しいのか未だに分からない。

ヒロインと恋人はいわゆる、「ロミオとジュリエット
お互い惹かれ合ってますが、両家は先祖代々中が悪い。
そんな恋い焦がれる若者のことなんか、知ったこっちゃねぇ!とばかりに、人喰いワニが大暴れ。
それを退治しようとする人が、全体的にバカっぽいです。

このワニ凶暴化しているだけではなく、尻尾から棘が飛びます
生意気にも飛び道具持ってます。(↓↘→+Aですかね?)

さらにこのワニの肉を食べると食べた人も、ワニになるという斬新すぎる設定あり
やっつけたワニの肉でバーベキューしたせいで、両家の人間ほぼワニになる。
あと、噛まれてもワニになる。
もう人知を超えた不思議な事が起こっている
いったい、捨てられた密造酒に何が入ってたんでしょうか

ヒロインは事前に「私は肉を食べない」と話しているシーンがあって、ヒロインだけ肉を食べない=ワニにならないで済むと、一応辻褄を合わせている
「ワニを食べたらワニになる」
「ワニに噛まれるとワニになる」
そっちのほうは辻褄を合わせる気はないらしい

ヒロインの父親はワニになってしまうが、まだ理性が残っているらしくヒロインを守ろうとする。
しかし、因縁のあったヒロイン彼氏の父親と西部劇よろしく撃ち合いで相打ち。
ワニと人間が、西部劇でお約束の「三つ数えたらぬきな!」をやってて変な笑いが出た。
つくづく自由にはっちゃけてます。

ラストは、建物ごと吹っ飛ばすというこれまたお約束なオチ。
彼氏もワニになっちゃいますが、ヒロインと赤ん坊の近くで幸せに暮らすシーンで終了。

う~ん、そこだけちょっと”新しい”感じがしたかな。
「新アリゲーター」の新の部分が、やっと回収された感じ。
(※違います)

ツッコミどころ満載のワニ映画

うーん、どっから突っ込んでいいのかよくわからん映画だった。
ワニのCGは、この手の低予算映画にしては、頑張っていたような気がしますが、ストーリーと設定が自由すぎて笑いが止まらない。
サメ映画の迷走ぶりばっかり話題になりますが、ワニ映画も変な方向に突っ走ってるようです。
ワニ映画の迷走っぷりに一石を投じている作品ですのでよかったら「新アリゲーター 新種来襲」見て下さいね!

あ、管理人は「しばらく視なくていいかな?」と思ってます。

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡♡♡ 5/10
キャラクター………〇
・キャラクターは無駄に濃い。
・「ワニ映画」にお馴染みの”クロコダイルダンディー”ポジションのおっさんもちゃんと出てくる。

ストーリー………〇
・不朽の名作「ロミオとジュリエット」を元にしている(多分ね)。

・なんでこんなストーリーにしたのか、作った奴に小一時間ほど問い詰めたい。

カメラ・演出とう………△
・よくも悪くも低予算。

怪物……〇
・トゲのはえた尾、赤い首、飛び道具あり、感染してワニになるという訳の分からない設定がグッド!
・ここまで開き直ってバカをやってくれると、もう何も言えない感じがする。

 

ご購入はこちら

●こちらでもご覧になれます

 

◇グリフ・ファースト監督の他作品はこちら①↓

 

◇グリフ・ファースト監督の他作品はこちら②↓

◇変な「ワニ」映画はこちら↓

コメント

  1. 燃焼豚 より:

    この作品は当たりだった。ストーリーも登場人物もCGもしょうもないがワニはガンガン暴れていた。化け物の肉を食うと化け物になる事や尻尾の棘が飛び道具になるのは漫画やアニメ、その他の映画でのモンスターでもあるがワニにそれを流用した設定はいい。ワニと正々堂々の決闘はワロたがB級作品としては実に男らしい展開。シュールすぎるハッピーエンドも少し感動した。

  2. 堂柿弘也(管理人) より:

    >化け物の肉を食うと化け物になる事
    色んな怪物映画を観てきましたが、この作品ほどの力技で無理やり進める作品はそんなにないかと思います。
    《ワニを食べたらワニになる》この流れで腹筋が崩壊しました。

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