恐竜映画「ダイナソー・プロジェクト」感想・レビュー ~可愛いチビ恐竜~

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怪物映画

本日紹介する作品は「ダイナソー・プロジェクト」です。

POV方式で撮られた恐竜映画……の時点で漂う地雷臭。

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作品情報・スタッフ・キャスト

「ダイナソー・プロジェクト」
製作年:2012年  
製作国:イギリス  
上映時間:83分 
原題:「THE DINOSAUR PROJECT」

監督:シド・ベネット
・製作:ニック・ヒル    
脚本:ジェイ・バス       ・音楽:リチャード・ブレア=オリファント
出演:マット・ケイン/ピーター・ブルック/ナターシャ・ローリング/スティーブン・ジェニングス/リチャード・ディレイン……etc.

予告編

映画『ダイナソー・プロジェクト』予告編

「ダイナソー・プロジェクト」:あらすじ

世界的な動物学者・冒険家であるジョナサン・マーチャント率いる英国未確認生物学会の調査隊は、伝説の未確認生物“モケーレ・ムベンベ”を調査する旅に出発する。一方、トラブルばかり起こしているジョナサンの息子ルーク・マーチャントは、アフリカ大陸コンゴの秘境へ向かう調査隊のヘリコプターに高性能小型カメラと共にこっそり忍び込むが…。ロストワールドで繰り広げられる、人間と恐竜のサバイバル・アドベンチャー!

~Amazon~作品紹介より抜粋~

世界的に有名な探検家であるジョナサン博士は、”モケーレムベンベ”の調査のためにコンゴに出発する。
ジョナサンの息子のルークは、高性能カメラを手に父親たちの乗るヘリに、こっそりと潜り込むのだった。

ジョナサンが、ルークを見つけた直後に、ヘリは巨大な鳥のような生物にぶつかり墜落する。

そこには恐竜たちが生き残っていて……。

「ダイナソー・プロジェクト」:感想/ネタバレ有

「ついに出た!」感がある、「POV方式・モキュメンタリー」+「恐竜映画」作品。

怪物がほとんど映っていない事に定評のあるPOV方式・モキュメンタリーと、「恐竜が映ってなんぼ」の恐竜映画の、奇跡の合体。

嫌な予感しかしない。

POV方式で撮られた映像。

映画の冒頭に
「この映像は行方不明になった、英国未確認生物調査隊が残した映像メディアをそのまま公開したもので、一切手を加えられていない」
、とテロップが出てくる。
そういった物語の設定上、映像はPOV方式で撮られている。

う~ん、幾つものビデオカメラの映像を、ちぐはぐにつなぎ合わせている時点で、編集もカットもガンガンあるのですが…。

この手の「行方不明者の遺留品」タイプの設定は、一つの視点(一つのビデオカメラ)で撮られたものでないと、とたんに説得力が落ちてしまう気がする。

映像の説得力と臨場感がそぎ落とされた結果、POV方式最大のデメリット
画面が揺れて見にくいばかりが強調されただけである。

POV方式のうまみが全く活かされてない。

その辺をもう少しうまく調整できなかったのだろうか?

 

残念です。

未確認生物の存在をかたくなに認めないおっさん。

 調査隊隊長のジョナサン。
世界的に有名な探検家であり、生物学の博士でもある。
過去に絶滅したと思われていた”フクロオオカミ”を発見した実績がある。
 今回は息子が危険な探検に紛れ込んでしまった。
そのせいで気もそぞろなのか、目の前の恐竜の存在をかたくなに認めないスタイル

●ヘリが翼竜にぶつかる→ジャングルに棲むでっかい鳥やで!
●何かに襲われて全滅した村を見つける→これは部族間の抗争やで!血で血を洗う抗争って恐ろしいわ!
●ボートが水中を移動する巨大な何かにぶつかる→浅瀬にぶつかったんや!気をつけな!

 ………このおっさん実は自分の仕事がそんなに好きじゃないのではなかろうか?
確実なエビデンスペーストが見つかるまで、はっきりしたことを言わない学者の鏡とも取れるが、視聴者はそんなの望んでない。

もっとこう、なんでも宇宙人の仕業認定する捜査官を見習ってくれた方が、面白くなるのではないか。
(あ、あの人は自分以外が宇宙人を連呼すると、冷笑を浮かべる人だったね)

 

ジャングルでマジ〇チスマイルおじさんと追っかけっこ♪

 この映画も”結局怖いのは人間です”に後半はなってしまう。
映画の後半ルークは、実はジョナサンの名声を妬んでいたある人物に、ジャングルの中を追っかけまわされる。
 引き攣った笑みを浮かべる殺人鬼に、追っかけまわされる展開になって( ゚д゚)ポカーンてなる。
 ついでに恐竜が味方になって、さらに( ゚д゚)ポカーンてなる。

 お菓子をちょっとやっただけで、ホイホイ懐いてくるなんて、チョロイ奴だぜ…。

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡♡ 4/10
キャラクター………○
・人間ドラマメインのため、キャラクターはたっていた。
・人間の嫉妬心がメインである。

ストーリー………△
・POV方式・モンパニ映画な割には、まとまっている。
・恐竜はあんまり関係ない。

カメラ・演出とう………△
・思っていたよりも綺麗だった。
・↑ファウンドフッテージものにしては、ちゃんと編集してあるのはどうなんだろうか?

 

怪物……○
・出てくる恐竜は、ややマイナーなのが多い。
・この手のPOV・モキュメンタリーにしては、よく出てくる。

 

その他・印象に残ったところ
・いつものパッケージ詐欺に突っ込むのも無粋ですが、ティラノサウルスは出てきません
・この手の低予算映画にしては、恐竜の出来はいい。技術は確実に進歩している。
・一番盛り上がるのが殺人鬼関連で恐竜はやや空気

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コメント

  1. 燃焼豚 より:

    あの餌をもらっただけで異様に懐く恐竜の子供は可愛すぎるだろ。でも、この手の映画の恐竜は何でマイナーな恐竜ばかり出すのだろうか。

  2. 堂柿弘也(管理人) より:

    この手の映画の恐竜は何でマイナーな恐竜ばかり出すのだろうか。 >完全に同意。妙にマニアックな恐竜を出す割には特撮の出来がね……。メジャー所は「ジュラシック〇〇」に任せておけという事なんですかね。

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