今回紹介する作品は「シャークネード エクストリーム・ミッション」です。
邦題のでは「3」とついてないが、実質「シャークネード3」である。
目次
作品情報・キャスト・スタッフ
・製作年:2015年
・製作国:アメリカ
・上映時間:89分
・原題:「SHARKNADO OH HELL NO!」
・監督:アンソニー・C・フェランテ
・製作:デヴィッド・マイケル・ラッド
・出演:アイアン・ジーリング/タラ・リード/キャシー・スケルボ/デヴィッド・ハッフルホフ/ボー・デレク・マイケル・ウィンスロー/ニーヨ……etc.
※監督はアンソニー・C・フェランテが引き続き務めている。アイアン・ジーリング&タラ・リードも続投。
前々作で活躍した、キャシー・スケルボが復活。
フィンの父親役の、デヴィッド・ハッフルホフは「ピラニア・リターンズ」「アナコンダ3」とうにも出ている、B級モンパニの常連だが、本業は俳優ではなく、歌手です。
予告編
↑シリーズ第三弾!特撮は……まぁ、そこがいいんだよ。そこが!
『シャークネード エクストリーム・ミッション』:あらすじ
「ロサンゼルス、ニューヨークを”シャークネード“から救ったフィン(アイアン・ジーリング)は、ホワイトハウスで大統領から勲章を授与されていた。再び夫婦となったエイプリル(タラ・リードは新しい命を授かっており、フィンは幸せの絶頂にいた。
しかし、三度“シャークネード”が発生。フィンはまたもや戦いに身を投じる。
そんなフィンの前に、復讐の化身と化したノヴァ(キャシー・スケルボ)が現れて……」
感想/ネタバレ有
シリーズ第三弾。本作ではホワイトハウス、フロリダで死闘。さらには、地球を飛び出し、宇宙へ進出する。当たり前の様に、宇宙で襲ってくるサメ! スペースシャトル! そして大気圏突入と、見どころはバッチリだ。
サメ竜巻、三度襲撃す!
シリーズ第三弾の本作では、一作目では、フィンの店でウェイトレスをしていたノヴァ(キャシー・スケルボ)が、復讐に憑りつかれた戦士として再登場。
「えっ!?過去のあの人気キャラクターが!?」
と、いう少年誌ではお約束の展開を入れてくるあたり、制作者はわかっている。
(そうなの?、ねぇ!)
初っ端から、アメリカ首都ワシントンを襲撃するシャークネード。
「インデペンデンス・デイ」「ホワイトハウス・ダウン」とうでは、壊滅的な被害を受けたホワイトハウス。今回襲ってくるのは、サメ竜巻”シャークネード“だ!!
「ホワイトハウスを襲撃する、とんでもない勢力!」
尋常な作品なら、このプロットだけで一本作るのだろうが、本作はやっぱり普通じゃない。
案外適当に解決する。
と、言いますか、フィンが強すぎる。もう完全に“人外”である。
いや、黄金製のチェーンソーというのも、最高に頭が悪い感じがしていいね。オ〇カーのトロフィーじゃないんだから(笑)
前半は、フロリダのユニバーサルスタジオで対決。
後半は宇宙に行く。当たり前の様に記したが、舞台は、遂に宇宙だ……おう、もう、なんでもありだな。
NASAの協力で宇宙へ。ちなみに、宇宙船の名前は「インデペンデンス号」だ。
全く素人のはずのフィンが、スペースシャトルに座ってるが、つっこむだけ野暮だろう。ついでに、お腹の大きい、臨月のエイプリルが、誰にもばれずにこっそりと、入り込んでいたりと、もう滅茶苦茶(笑)
宇宙でも、当たり前の様に襲って来るサメ。つっこむだけ野暮かもしれんが、僕の常識的な認知能力の守るたびにつっこむよ。
ねぇ、どうやって息してるの?
大気圏に突入する主人公と嫁。
脚本家が、変な〇〇〇でも決めながら書いてそうなストーリー展開。
後のシリーズで重要な意味を持つバッチは、フィンの父親(デヴィッド・ハッフルホフ)が最後にくれたもの。
このバッチの真価は、続編をご覧になってください。
サメと親父と嫁と宇宙とチェーンソー
「サメと宇宙で戦う」
「サメ、宇宙へ……」
と、聞くと最高にぶっ飛んでいる感じがするが、本作は意外と地味と言いますか、「正統派な続編」です。
だからこそ、どこかで「テコ入れ」の必要があったのでしょう。
それが、「4」以降の謎のSF(?)路線なんだろう。
また、本作からフィンをはじめとした「シェパート一家」の面々が人間を辞め始める。
サメに喰われたぐらいでは、「どうせ腹を裂いて出てくるんでしょ。そのための前フリでしょう」と思ってしまう。(それは決して間違いではない)
嫁のエイプリルが、前作に引き続き「死霊のはらわた」のアッシュ状態。もしくは、機械仕掛けの百鬼丸。
あいかわらず、「手にチェーンソー」という、日常生活で困りそうな代物である。
ラストで、フィンと共にサメと一緒に大気圏突入→サメの中で出産→腕のチェーンソーを使って出てくる、という謎のコンボをかましてくれる。
もう、なんでもありだな!!
深く考えるのは、よそう……。
そこから、降ってきたスペースシャトルの残骸に踏みつぶされる、という斜め上の結末で本作は幕を閉じる。
このまま、フィンは、妻のエイプリルと死に別れて終わりなのか……次回作の「シャークネード4」では、ロボになって復活する。
嫁がロボ!!すげぇや!
……いったいどこに向かっていくんだろ、このシリーズは?
「サメと一緒に大気圏突入」
「サメの中で出産」
「腕のチェーンソーを使ってサメの腹を裂いて出てくる」
といった、パワーワードの数々。改めて考えるまでもなく、色々と酷いが、何故か面白い作品。
それが、本作「シャークネード エクストリーム・ミッション」である。
普通のサメ映画では満足できない、そこの貴方!!
是非一度観てみよう。
なんか、最近普通のサメ映画の方が、希少になってきた気がするが、どうだろう?
総評・感想まとめ
総評:♡♡♡♡♡♡ 6/10
●キャラクター……◎
・相変わらず、濃い。
・さらに“濃い”仲間たちが加わって、収拾がつかなくなってきた……と、思いきやっぱり適当に投げる。
●ストーリー………〇
・あってないようなもん。シリーズを重ねるごとに雑になっているような気がする。
●カメラ・演技等……〇
・相変わらず適当、でもそれがいい(洗脳済み)
●怪物………◎
・相変わらず、サメ竜巻”シャークネード“が襲ってくる。
・今作ではサメが、宇宙に進出する。おいっ!
・普通に泳いで襲ってくるのは、言うまでもない。
・深く考えるのはよそう……。
●雑多な感想
・今回も宇宙に行く以外は正統派な続編である。
・最後にとんでもない展開がある。
・サメのCGとうはあいかわらずである。
・主人公が段々と壊れていく。
・制作側が「テコ入れ」の必要性を感じているのが分かる。
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