今回紹介する作品は「シャークネード ワールド・タイフーン」
「サメは空を飛ぶ!」シリーズ5作目。
回を増すごとに、変な方向にパワーアップしていく進歩的作品。奴らの進化は止まらない!!
本作では、世界中でシャークネードとの戦いが繰り広げられる。
まさに、「ワールド・タイフーン」である。
目次
「シャークネード ワールド・タイフーン」作品情報・キャスト・スタッフ
・製作年:2017年
・製作国:アメリカ
・上映時間:89分
・原題:「SHARKNADO5:GLOBAL SWARMING」
・監督:アンソニー・C・フェランテ
・製作:デヴィッド・マイケル・ラッド
・出演:アイアン・ジーリング/タラ・リード/カサンドラ・スケルボ/キャシー・スケルボ/ドルフ・ラングレン/バイ・リン/ビリーバラット……etc.
※制作陣・主要キャストは続投。
本作のゲストは「人間核弾頭」こと、ドルフ・ラングレン。とんでもない使い方をされる。ほぼ反則級で笑う。
予告編
『シャークネード ワールド・タイフーン』:あらすじ
「一連のシャークネード撃退の功績を買われ、NATO戦略会議に招聘されたフィン(アイアン・ジーリング)は、息子のギル(ビリー・バラット)を連れてロンドンを訪れる。
しかし、5度発生したシャークネードがロンドンを襲う。
フィンは、人類とシャークネードの戦いが太古から続くものだと知り、人類をシャークネードの恐怖から永遠に開放するために、世界を股にかけて戦いを挑む」
今までの作品が、アメリカ中心だったのに対して、本作では世界中が舞台となる。また、「3」で再登場したノヴァが、謎の組織の一員となっている。色々と「テコ入れ」と呼ぶには、思い切った改革が今作でも続いている。
ちなみに、嫁・エイプリルの飛行機のは前作で破壊されてから、まだ修理されていない。予算の都合か「同じギャグは二度もやらない主義」なのかは、分からない。
感想/ネタバレ有
シリーズ第五弾。毎年毎年、コンスタンスに出しているのがわかる。
考えようによっては、素敵な、年に一度のお楽しみである。
パッケージのインパクトでは、前作「フォース・アウェイクンズ」にかなわない。
冒頭「インディ・ジョーンズ」のパロディから始める
シリーズ5作目は、サブタイトルの通り世界の名所巡り。
イギリスの女王陛下や、バチカンの法王様も出て来る。
開幕早々、「インディ・ジョーンズ」のパロディから始まる。謎の地下遺跡、そこに何故かいるサメの大群に、思わずフィンも、「なぜ?サメなんだ…」と呟く。
そのシーンで、腹筋崩壊。いやね、このシリーズを観ている人が、ずっと思っている疑問に、シリーズ5作目にしてやっとツッコミが入ったよ(笑)
「インディ・ジョーンズ」では、お約束のトラップをかわしながら、お宝をゲット。
そんなフィンを案内するノヴァ。シリーズでお馴染みのキャラクター・ノヴァは、対シャークネードを掲げる秘密組織のエージェントになっていた。
いちおう、つっこんでおくけど、なんやねん!その組織。
”ヘルシング機関”とか、”メン・イン・ブラック”な「世界を特定の危機から守っている秘密組織」みたいなもんですが、「なぜ?サメなんだ…」だよ。
伝説の聖剣と、成長した息子とデロリアン
法王様から”伝説の聖剣”(案の定チェーンソー)を授かる。
ビームが出るチェーンソーの登場に、全世界が熱狂!……もう、はっちゃけ過ぎだろう(笑)
戦いのさなかに末っ子のギルが、シャークネードに巻き込まれて行方不明になる。そして、戦いは熾烈を極め、フィンの仲間もほぼ全て犠牲になる。
そんなフィンの前に、不思議な車に乗った、息子と名乗る男(ドルフ・ラングレン)が接触してくる
息子が人間核弾頭・ドルフ・ラングレン……もう、今作は、全力で視聴者を笑わせにきていると考えていいんだな!
そんでもって、息子が乗っている車が、まんまデロリアンで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」な終わり方をする。
腹いてぇ(笑)
しかし、「人間核弾頭」のキャッチコピーを覚えてる人が、どれだけいるんだろうか?
覚えている奴は、30代以上。
サメの出来は適当
どんどん話が大きくなる反動か、サメの扱いがどんどん適当になっていくのには、笑う
ついでに、登場人物が出てくる→喰われるのスパンがどんどん短くなっていくのにも笑う。
もはや、コントである。
今作はサメだけではなく、日本で「シャークジラ」的な”鯨竜巻”が発生する。本作のファンは、日本人が多いのは有名だが、「ポケモンGo」の下りといい、粋なファンサービスである。
ちなみに、ロケ地は、東京なんだが、妙な発音の人ばっかりなのはご愛敬。
【感想まとめ】
総評:♡♡♡♡♡♡♡ 7/10
●キャラクター……◎
・相変わらずの濃い。新キャラたちもみんな濃いが、扱いはけっこうやっつけ気味。
もう、完全にお祭り騒ぎである。嫁のエイプリル(タラ・リード)は、もはや完全に人間を辞めている。
●ストーリー………◎
・あってないようなもんなんだが、ぶっ飛んでる(笑)
・開き直って好きに書いている感じがする。
・チェーンソーが「エクスカリバー」的な伝説の武器になってくる。
・今作も引きが酷い。
●カメラ・演出・演技……〇
・酷いよ(白目)
・この雑さがいい(洗脳済み)
・酷いのだが、いい感じの雑さであり、思わず笑ってしまう。
●怪物………〇
・シリーズを重ねるごとにパワーアップ&扱いが雑になっている。
・本作では世界中で発生する&あらたな「属性」を持ったものが現れる。
・特撮の出来は、微妙によくなっているような気がするが、映画が
「フィン一家>設定>シャークネード」になってきているので、扱いは適当になっている。
もう、サメ竜巻の原型を留めていないのも笑える。
●雑多な感想
・出来はともかくとして、話のスケールだけは大きくなっている。
・パロディがどんどん過激になっていく。
・日本の扱いに笑う。確かに「ポケモン・〇〇」は流行っていた(笑)
・ドルフ・ラングレンの扱いには笑う。
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