「新エイリアン 最終繁殖」感想 ~パッケージは一種の様式美~

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宇宙生物襲来!

 

 さ~て、今回紹介する作品は「新エイリアン 最終繁殖」です。

 
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作品情報・スタッフ・キャスト

「新エイリアン 最終繁殖」
製作年:2015年  
製作国:アメリカ  
上映時間:87分 
原題:「THIRST」

監督:グレッグ・キーファー
製作:エリザベス・ハンセン
出演:ジョン・レッドリンガー/ジェス・マッカラン/カール・マネキン/クレア・ニーダープルーム/アシュリー・サントス/ライアン・ジマ―……etc.

予告編

 

「新エイリアン 最終繁殖」:あらすじ

臨時ガイドとして伯父叔母の運営する金持ちの不良息子達の更生プログラムに参加する事になったロス。
グループはキャンプ地に向かう途中に何者かに惨殺された死体と、謎の物体を発見する。
キャンプを続行した一行は夜を迎える。
暗闇から突如として現れたエイリアンに襲撃されて叔父が命を落とし、洞窟に隠れた子供達も次々と襲われる。
生き残ったロス達はエイリアンが地球で繁殖しようとしていることを知ってしまう。
救助を求めてベースキャンプに辿り着いたロス達の前にエイリアンが襲いかかる。
ロス達は最後の抵抗を試みるが……。

感想/ネタバレ有

以下ネタバレしつつ感想を書いていきます。

※パッケージはイメージです。
そんな文言がピッタリの作品。
タイトルは『新エイリアン 最終繫殖』。
緑色の表紙に女性のアップ、ペニスヘッド型エイリアンの頭となんでこう本家「エイリアン」を意識したパッケージにするのかね~。
もうパチもんの様式美過ぎて、逆にありと言いますか、やってくれないと却って寂しいかな~とそんな風に感じる様になってきた。

怪物のデザインが4本の足と2本の腕、体の所々を機械化していてなかなか個性的。
エイリアン系統って地球に何故かやって来るくせに、揃いも揃ってただの肉食生物で文明の臭いがしない連中ばかりだったのがずっと疑問だったんですよね。
そんな疑問に答えたかのようにこの「新エイリアン」では、ちゃんと宇宙船らしき物でやって来た様子が見られる。
ついでに体も機械化して、高い文明を持っていることがうかがえる………がやっていることは生き物を肉弾戦で捕獲して体液をチューチューすすって、人間捕まえて幼体のエサにすること。

あ、うん、いつもの脳筋残虐迷惑生命体ですね。

バクテリアとか有害物質の有無、必要な栄養素は揃ってるかとか、食い合わせだとか、料理の仕方とか、知的生命体ならもう少し色々と調べないといかんでしょうがね。
降りて来て目についた生物をいきなりガブリって腹を壊す心配とかはしないのだろうか?
うん、そんなのを気にすると別の種類の映画になっちゃうね!
(まぁいいや)

まさかのエイリアン+ターミネーターな怪物なんですが、やってる事はいつもとそんなに変わらない。
人間追っかけまわして食べるだけです。
この怪物、胸にイソギンチャク状の捕食器官を持っていて獲物の体液をチューチューやる。
頭の口はなんなんでしょうかね?
牙は生えてるし、一応生身っぽい。
幼体は成長する段階のどこかで機械化するのだろうか?
どこまでが生身でどこからが機械なのかよく分からないがデザイン的にはありだと思う。
機械化してるから、銃やヘリコプター墜落の爆発ぐらいは兵器らしい。

最後は感電させたあと、胸の捕食器官に爆弾突っ込んで爆殺。
「体は丈夫いらしいが、口の中はどうなんだ?」
みたいなノリなんだが、結局は爆発オチです。

体を機械化してるから、近くにいると無線機等に異常がみられる。
そんな細かい設定をけっこう上手に使っていたと思う。

洞窟に産み付けられた卵がまだ残ってるオチなんだが、幼体自体はけっこう貧弱だし、教育する奴がいないと体を機械化するような、高度な科学知識を獲得出来ないだろうし、そんなに危機感を抱かせる感じじゃない。

うーん、深く考えすぎだろうか?(笑)

映画自体は丁寧に作ってある感じで好感が持てる。
ただ全体的に盛り上がりにかける感じがする。
怪物はオープニングで顔見せした後はなかなか出てこない。
グレた若者のドラマが続きます。
その辺も丁寧に作ってあるが、話のすじにあんまり関係ないんですよね。

あとパッケージの女性は別に活躍しません。

主役は好青年のロス君です(笑)

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡♡♡ 5/10

その他・印象に残ったところ
・生物と機械のハイブリッドのアイデアは面白かった。
・パッケージの女性は出てこない。
・デザインは最早一種の様式美である。ギーガーは偉大だ。

 

 

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コメント

  1. 燃焼豚 より:

    エイリアンの造形が機械的+生物的でぬるぬるぽく多脚戦車かケンタウルスかという感じで本家エイリアンと差別化してガンガン暴れるのはいい。ただ、どこが新だとは言いたくなる。

  2. 堂柿弘也(管理人) より:

    >エイリアンの造形が機械的+生物的
     この辺は個人的には高評価です。ただやってることは毎度お馴染みの凶暴な迷惑な生き物というのが、なんともはや。
    >ただ、どこが新だとは言いたくなる。
     この辺は突っ込むべきか、突っ込まざるべきか。

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