POV「ジャングル-不滅-」感想&紹介 ~おっさん4人、ジャングル、何も起きないはずはなく……~

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怪物映画

今回紹介する作品は「ジャングル-不滅-」です。オーストラリア産のPOV方式・ファウンドフッテージものである。

「ジャングル サバイバル・ゲーム」表記されていたりする。パッケージも黒豹が映っていたり、いなかったりする。

なんで?

B級映画道も奥が深いのさ……

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作品情報・スタッフ・キャスト

「ジャングル-不滅-」「ジャングル サバイバル・ゲーム」
製作年:2013年  
製作国:オーストラリア  
上映時間:85分 
原題:「THE JUNGLE」

監督:アンドリュー・トラウキ
脚本:アンドリュー・トラウキ
出演:ルパート・リード/アグン・ピンタ/

予告編

【予告編】遺伝子震撼!!映画まつり『ジャングル 不滅』(2:03)

「ジャングル-不滅-」:あらすじ

「生物学者のラリーは大型のネコ科の生き物を専門に調査を行っている。ある日、プロカメラマンの弟・ベンと一緒にインドネシアのジャワ島に調査に向かう。
妻にしばしの別れを告げ、現地のガイドと合流した後、絶滅危惧種のジャワ豹の調査に向かう。
ラリー一行が向かった先は、現地人が「森の悪魔がいる」と恐れて近づかない地域だった。
調査を開始するラリー。密猟者の物と思われる機材を発見するも、ジャワ豹は見つからず、さらに奥に向かう。
人が近づかないジャングルの奥で見つけたのは、ジャワ豹の引き裂かれた死体だった……。

ここにきてやっと、ラリーは、この森には、豹を引き裂く“何か”がいることをさとるが……。」

「ジャングル-不滅-」:感想/ネタバレ有

監督アンドリュー・トラウキ「ブラック・ウォーター」「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」などを撮っている。
今回手を出したのは、いわゆるPOV方式のいわゆる「モキュメンタリー」なんて呼ばれているやつ。

「ブレアウィッチ・プロジェクト」以降、コンスタンスに出てくるが、いまいちパッとしないことがほとんどだ。

なんとなく、「恐怖にひきつった顔の女性が、カメラに向かって懺悔や後悔をのべている」イメージがあるが、本作はパーティーメンバーを”おっさん×4”という、汗臭い構成なんで、そういった心配はない。

やっぱり、女の人ってホラー映画に必要だと思った……。

 

POVとは?
Point of viewの略語。映画の撮影用語。「視点ショット」「主観ショット」などと訳される。
カメラの視線と登場人物の視線を一致させるようなカメラワークを指す。

ファウンド・フッテージ(英:found footage )とは?
映画のジャンルの一種。撮影者が行方不明になり、埋もれていた映像という設定の作品。
「映像が、撮影者とは関係ない第三者の手に渡り、そのまま公開される事になった」という設定でもある。第三者によって発見された(found)、未編集の映像(footage)なので、ファウンド・フッテージと呼ばれている。

「モキュメンタリー」「フェイクドキュメンタリー」などと呼ばれる。

みどころ:「おっさん×4VS.森の悪魔」

さて、本作はPOV・ファウンド・フッテージものとである。
ストーリーは「動物学者一行が、調査のためにジャングルの奥地に向かうが、何かに襲われる」といった、いたってシンプルなもの。

ジャワ豹の生態調査に熱中するあまり、現地人が「森の悪魔の住処だ」と恐れる場所に迷い込んだ結果、全滅する。その記録映像を公開されて……といった作品。

現地人のコーディネーターのブーティー、インドネシア政府の公式のガイドのアディ、村の祈祷師などが、色々と警告してくれるのに、一切聞かない主人公。傲慢な気がして、あんまり好きになれない。かといって、自分の仕事に責任感を持って挑んでいるから、嫌いにもなれない感じ

ファウンド・フッテージ作品の宿命か、ほとんど変わり映えのしない映像ばかり見せられる。現地民の村の様子や、ジャングルの景観は観ていて楽しい。

しかし、ラスト15分くらいまでほとんど動きがない。

ところどころに、正体不明な何かが映ってはいるが、映像的に面白いのは、ラストの10分くらい。そのラスト10分を楽しむためには、それなりに真剣に観ないといけないんで、辛いです

いちおう、襲撃者の姿は最後の方で映る
この手の映画は、さんざん引っ張っておきながら、結局、襲撃者は映っていないことが多いので、その点だけ評価したい。

木から、得体の知れない怪物が降りてくるシーンを、怪物の手だけで表現しているシーンは、面白かった

 

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡ 3/10
キャラクター………△
・主人公が自分勝手でイラっとする。
「おっさん」×4という、汗臭い暴挙に出た作品。

ストーリー………△
・モキュメンタリーものの宿命か、ストーリーはあってないようなもの。
「川口博探検隊」的なテコ入れをしたくなる。

カメラ・演出とう………〇
・POV方式・モキュメンタリーとしては平均的。
・カメラの通常モードと暗視モードの切り替えは、ベタだが面白い。

怪物……△
・案の定最後に一瞬だけ映る。猿みたいな怪物。
・一瞬でも映ったことを評価したい。

 

その他・印象に残ったところ
・「画のバランス的に主人公の奥さんも連れて行けばよかったのに」と強く思う。
・追っかけているのは”ジャワ豹”です。”黒豹”ではない。
・↑と思ったが、”黒豹”という種類はないらしい。 ※参考Wikipedia

 

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