小説「エイリアン 虚空の影」感想

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本・小説

◆なんだかお前はどんだけモンスターが好きなんだと言われそうだが、今回は小説の紹介。
2014年の「プロメテウス」は公開されたあたりに発売されてる。
時間軸としては「エイリアン」と「エイリアン2」の間に、実はヒロインのリプリーはゼノモーフ(※エイリアンシリーズの怪物の呼び名です)とやりやっていた!と後付け設定バンザーイ!(ノ`Д´)ノ な作品。

 
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著者・作品概要

ティム・レボン:著
渡辺周:翻訳
竹書房文庫:出版(2014/7/17)

「エイリアン 虚空の影」:あらすじ

◆大雑把に話の筋を説明をすると、
鉱石採掘用の惑星LIV178から、輸送艇のサムソン号とデリラ号がSOSを発しながら戻ってくる。
鉱石採掘用のマザーシップであるマリオン号にデリラ号がぶつかって大破。航行不能に陥ったマリオン号は軌道から外れてゆっくりとLIV178に降下していく。このままではやがて大気圏に突入して燃え尽きてしまう。そんな中一隻の救命艇がマリオン号に漂着する。その中には冷凍睡眠中の女性と一匹の猫。これまでの出来事は新たな悪夢の始まりにしか過ぎなかった……

「エイリアン 虚空の影」感想

◆もう「プロメテウス」の不評っぷりをみるにつれて、ゼノモーフ以上にシガニー・ウィーバー演じるヒロインのリプリーがエイリアン・シリーズを構成する上での重要なファクターなんじゃないかと思う人がいても仕方がないと思うわけだ。
そんな全世界に1億人ぐらいはいると思われる、「リプリー・ロス」に苦しむ人向けに書かれた小説。
いやね、取りあえず映画の時間軸に沿って、リプリーとあの陰険アンドロイドのアッシュ君出しとけば、「エイリアン」原理主義者どもは納得するだろ、涙を流して喜ぶんだろ?(゚д゚)、ペッ みたいな意思をビンビンに感じてはいるんですけどね。
ええ、「プロメテウス」の宣伝のための小説でしたね。
「プロメテウス」要素はちょっとでしたけど、けっこう目立つ例のギミックが出てくる。
まぁファンとしてはどんな媒体でもいいから、コンスタンスに作品がリリースされるだけでも御の字なんですがね。

◆映画一作目の陰険アンドロイド、アッシュ君は今回体は持たないプログラムとして暗躍してる。
ビジュアル映えするギーガーデザインの怪物は小説媒体だと、どうしても魅力半減。
そうなってくると、人に害をなすプログラムが存在し、こっちをずっと狙ってる、サスペンス要素というか、小説媒体を生かした恐怖をぶっこんできたのは正解だと思う。
この恐怖は小説媒体ならではで、もし映像化したら適当になるんだろうな~(´Д⊂)

映像化してもOKなように新デザイン・新設定のエイリアンもちゃっかり出てくる。

うん、映像化はまずないけどな。・゚(゚`Д)゙

◆海外のSFの翻訳にしてはかなり読みやすい訳です。
よくわからんSF特有の造語や設定はない。
そのせいで読みやすく、すっと頭に入ってくるが、同時に「あ、俺は今、SFを読んでいる!」(*´Д`*) みたいなのもない。
その辺は好みの問題かなー。

◆内容としては及第点は上げれるよ。
むしろまとまり過ぎててムカつくぐらい。

巻末の後書きに載ってるのだが、この小説自体三部作の第一作らしいが、二作目、三作目は日本での発売は未定とのこと。
発売から三年くらいたったが、まだ二作目、三作目は出ていない。

(´;ω;`)

まぁ今年の夏に「プロメテウス」の続編である、「エイリアン・コヴェナント」が公開されるみたい、だからその辺りに期待(☆゚∀゚)

でもそうなると、小説の三作目が発売されるのは、「プロメテウス」三部作の最終章が公開された時期になってしまう。

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

まぁ気長に待ちます。

 

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