【キャスト・スタッフ・データー】
「ピラニア・シャーク」
・製作年:2014年
・製作国:アメリカ
・上映時間:83分
・原題「PIRANIA SHARKS」
・監督:リー・スコット
・出演:ケビン・ソーボ/コリン・ガリアン/ラモーナ・マロリー/アル・スノー/ホセ・カンセコ/ジーナ・マリー・ジマーマン/ベンジャミン・カネス……etc.
予告動画はこちら↓
「ピラニアシャーク」:あらすじ
「新たな生物兵器として開発されたハイブリット生物、通称‘ピラニア・シャーク‘。
しかし、あまりにも危険で制御不能のため、計画は凍結される。
多額の損失を出した開発会社は‘ピラニア・シャーク‘を家庭向けペットとした売り出すことに。
物珍しさに注文が殺到。家庭に向けて大量の‘ピラニア・シャーク‘が出荷される。
しかし、奴らの繁殖力と凶暴さは想像を超えていた!
下水道に逃げ込んで、大量繁殖した奴らは、ニューヨークを恐怖のどん底に落とし込む!
害虫駆除会社のジャクソン達は、なんとか退治しようと試みるも……」
感想/ネタバレ有
タイトル『ピラニア・シャーク』から伝わってくる地雷臭。
実在する生物の名前を二つ連ねただけで、こうも胡散臭い感じがする。
言葉って不思議だなぁ……。
評価は50点満点中で10点くらいかなぁ…。
名前、パッケージ、裏面に書かれてるストーリー、予告編とどれを見てもB級以下の臭いがプンプンしますが、ヤバいと分かっていても、行かなきゃならない時が人生にはあるんです。
(※意味不明)
提供はこれまた一部のマニアには定評のある、MIDSHP。
「ピラニア・シャーク」はこんなお話(ネタバレ有)
物語は実験室から始まる。
白衣の男のゴム手袋の先がちょっと破れる、
→「た、大変だ!感染した」
(緊急ボタンを押しながら)
た、大変なのはこっちです。
サメかピラニアかは仔細を問わないつもりだが、海産物系の映画で
「感染した!」
なんてワードきくとは思わんかった。
うーん、案の定、研究員のおっちゃん、体の中から食い破られてお亡くなりになる。
ウィルス感染系の話に行くのかと思ったらそうでもない。
危険すぎて兵器としてコントロールできないと判断された‘ピラニア・シャーク‘。
それを「シーモンキーと一緒です」とペットとして売り出そうとする、胡散臭いビジネスマン二人。
それを「シーモンキーと一緒だ」と販売決定する、責任者。
駄目だろ、おい!
(`・д・´)
視聴者の100%発するであろう突っ込みは届かず、ペットして出荷される‘ピラニア・シャーク‘
そして、大ヒットする‘ピラニア・シャーク‘
嘘だろ、おい!
ヽ(#`Д´)ノ
主人公のジャクソンは、仲間と共に小さな害虫駆除会社を営んでいる。
害虫駆除業者のはずが、なんやかんやで‘ピラニア・シャーク‘退治をするはめになる。
ところでこの‘ピラニア・シャーク‘さも当然のように自己増殖、自己修復し、ついでに空も飛ぶ。
もうなんでもあり。
デザインとCGは酷い。
人が喰われるシーンも基本的に酷い。
そしてこんな完璧生物にも、アルコールに弱い=お酒で死ぬという、「さっき適当に考えました」みたいな弱点が発覚する。
なんだかさっきから、その場で適当に考えたような設定ばっかり視てる気がする。
ジャクソンの会社にはもう三年働いてない、勝手にジャクソンのクレカで通販を利用する、穀潰しの代表みたいなニートを飼ってる。
唐突に前世の話をしだすニート。
‘三分間体操‘を毎日続けたせいで、ムキムキいいボディになってるニート。
来世がどうのこうの、解脱がどうのこうの言い出すニート。
ラストで‘ピラニア・シャーク‘の巣に化学薬品抱えて特攻するニート。
自分は死ぬが、世界を救うニート。
……色々と過程をすっ飛ばして最後までいっちゃてる気がする。
なんだろ、この不思議君。
最後の特攻シーンに至る過程も、絶対必要なかった展開だったような気がする。
不思議君ニートは脚本の犠牲になったのじゃ……。
ビジネスマン二人は、最後に‘ピラニア・シャーク‘入りのドリンクを飲まされたっぽい。
落とし前を付けるのは重要だが、それやっちゃうと折角全滅させたのに、また増えてえらいことにならないのだろうか?
うん、細かいこと気にするような映画じゃないよね。
あ、あとニューヨーク市長は何故か、執務室ではズボンをおろして、下半身パンいちで過ごす業の深い人です。
大丈夫なのか、この映画?
●突っ込みどころしかない割には、なんか微妙映画だったような気がする。
馬鹿やってるのに、ことごとく滑ってる感じがする。
●ムキムキいいボディになれる三分間体操は収録されてません。
感想まとめ
総評:♡♡♡♡ 4/10
●キャラクター………△
・キャラは立っているが、立っていればいいという訳ではない!
・さとりニートだの、ズボンずり下げ市長など意味不明である。
●ストーリー………△
・中身はない。怪物が脱走する下りが適当過ぎる。
・最後は思いっきり適当にぶん投げる。
●怪物……△
・設定はあるが、途中から変な方向に暴走する。
・途中からなんでもありになっている。
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コメント
ピラニアシャークはまあ予想通りだった。でも、素手で捕まえたり、お盆で叩き落としたりしたのは笑えた。ショッカーの改造人間でピラニアシャークという名前が出たりすると妙にわくわく感があるのにB級映画だと地雷臭しかしないのは文化の違いなのだろうか。
>B級映画だと地雷臭しかしないのは文化の違いなのだろうか。
地雷臭もなにも、低予算のB級映画ですからね。むしろ地雷であるべし。
この映画怪物よりも、怪物を販売しちゃうセールスマン二人組だとか、ズボンを脱ぐ癖のある市長だとか、特攻ニートだとか人間さんサイドのキャラが濃すぎてね…。
全体的に製作者が、ハッパを決めながら適当に作ったとしか思えない作品。