色んな種類のサメが襲ってくる!「シャーク・ナイト3D」感想・レビュー ~お勧めのB級映画~~

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サメの話しようぜ!

今回紹介する作品は「シャーク・ナイト」
この手の低予算のB級映画の中では、おすすめの「サメ映画」だ。

タイトルに「3D」とついているが、2019年現在「3D要素」を楽しむ方法があるかは、不明。

この作品、日本で劇場公開したっけな?

その時に3Dだったのか?

2011年に3D公開劇場ってどれくらいあったけ?

と、微妙な疑問が尽きないタイトルだ。

 

 

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作品情報・キャスト・スタッフ

「シャーク・ナイト3D
製作年:2011年 

製作国:アメリカ  
上映時間:91分 

原題:「SHARK NIGHT 3D」 ※PG-12作品

監督:デヴィッド・R・エリス、「ファイナル・デッド・サーキット」「スネーク・フライト」

製作:マイク・フレイス/リネット・ハウエル

出演:ライアン・カヴァナー/ニック・マイヤー/マシュー・ローランド/キャサリン・マクフィー/ドナル・ローグ/ジョシュア・レナード/ジミー・リー・Jr…etc.

予告編

『シャーク・ナイト3D』:あらすじ

 「湖の別荘地に、バカンスにやってきた若者集団が、様々な種類のサメに襲われるパニックホラー。
美しい森と静寂に囲まれたクロスビー湖。地元出身の女子学生のサラは、仲間と共に卒業を祝うため、湖の別荘を訪れる。
釣具屋で、因縁のある地元の人間に因縁をつけられるが、その場はなんとか切り抜ける。
別荘に到着し、湖を満喫するが、そこで仲間の一人が、湖に本来は生息しないはずのサメに襲われる。

無線も通じないなか、サラたちは、どうにかして救助を呼ぼうとするが、サメは一匹だけではなかった……」

 

サメが湖にいた、驚きの原因とは!?

「シャーク・ナイト3D」:感想/ネタバレ有

サメ映画ファンの間では評価の高い作品。

出てくるサメの種類の多さも魅力的だが、サメを映す構図がよい作品である。

善悪は関係ない、エスカレートする

 本作のプロットは、「バカンスにきた若者が、地元の悪い奴らに酷い目にあわされる」である。ハリウッドでは一つの「型」になっているものだ。

 簡単に言えば「13日の金曜日」「悪魔のいけにえ」のプロットで、サメ映画を作っていると思ってください。

それに+アルファとして「サメ映画」である。
サメは、本来は海にいる生き物だ。そのいるはずがないサメが、淡水の湖で襲ってくる、それも複数の種類が襲ってくる作品が、本作「シャーク・ナイト」だ。

じゃあ、なんでサメがいるのか?

それは地元のDQNな皆さんが湖に放ったから。

曰く、「自然ドキュメンタリー番組で1番観られているのは、サメ特集だ」
    +
  「善悪は関係ない。エスカレートする」

要は「湖に放ったサメにカメラを着けて、襲われる人を撮影する&それを有料会員様にお届けで、一獲千金を狙う」
といった、趣味の悪い企業精神にあふれた悪い奴らが、黒幕だったという話。

その中の一人が言う、前述の台詞
「善悪は関係ない。エスカレートする」
は、なかなか物事の真髄をあらわした言葉だと思う。

① 誰かが何かを始める。
   ↓
② それが世の中にうける。大ヒット。
   ↓
③ 誰かが「二匹目のドジョウ」を狙って似たような事をやる。
   ↓
④ 特に面白いアイデアがあるわけではないから、次第に過激になる。

↑のようなサイクルってよく見るでしょう?

それに加えて、
⑤ 人が集まるにつれて、バカも入ってくる。
  ↓ 
⑥ 加減を知らない奴がやりすぎる。
  ↓
⑦ 大ヒンシュクをかう&規制が入る
  ↓
⑧ 面白い事をする人、アイデアマンが去る。
   ↓
⑨ 一気に廃れる。

、といったサイクルである。

ネットが登場してから、物事が一気に広まって過激になり、廃れる。
その一連のサイクルが、もの凄く早くなった、なんて改めて実感できる言葉だった。

「善悪は関係ない。エスカレートする」

手帳にメモっておこう。( ..)φメモメモ

ちなみに、悪い奴らは、一通りやりたい放題やった後、自業自得の最後を迎えます。

ある意味、ここまで“すごくいい仕事“してくれるキャラクターって、あんまりいないですよ(笑)

そんな悪い奴らでした。

 

海水ないところにサメおらず

本作「シャークナイト 3D」では、色んなサメが出てくるのが特徴だ。

「レクイエム」「海のポリバケツ」の異名をとる“イタチザメ”
トンカチ型の頭が特徴の“シュモクザメ”
小さいのが複数襲ってくる“ダルマザメ”
巨大な“アオザメ”……etc.

と、かなり色んな種類のサメが襲ってくる作品だ。

ただし、たくさんの種類のサメが出てくる分、それぞれの出番は少ない。
ついでに、映画のストーリー的に「DQN」>「サメ」なため、若干影が薄いといいますか、ほぼ舞台装置(ギミック)である。

「水中に落ちてきたものは、なんでも食べる」
様が、まさに「善悪は関係ない」であり、その辺はある意味平等である。(実際黒幕も喰われて証明する)

さらに「46種類のサメを放った」と、言ってますが映画に登場するのは、せいぜい4~6種類ぐらいです。それでも多いけどね。

 

その中には“ダルマザメ”のように、実際は人を襲わない種類のサメもいます。

このダルマザメ、映画では「今朝捕まえて来たばっかりだぜ」みたいな台詞とともに紹介されるが、ダルマザメが棲んでいるのは、深海だそうだ。
とてもじゃないが、「今朝、仕事前に釣ってきた」と言えるサメではないそうだ。

 

このダルマザメ、まだどんな生態をしているのか、あんまり分かっていないらしい。

捕食行動も「おそらくこんな感じで肉を喰う」という、予想らしい。
要は、ヴィジュアル重視、画面映り重視のフィクションです。

とても人間を襲うような、浅いところまでやってこないらしいので、安心して観て欲しい。
「えっ?ピラニアじゃあかんのですか?」
と、言いたくなる気持ちも分かるが、本作はサメ縛りです。

うん、まぁ、「ピラニア・シャーク」という、これまたトンチキな作品があってだな……。

 

個人的には、ホオジロザメあたりを、ラスボスにした方が、盛り上がると思うのだが、どうだろうか?

やっぱり、ラスボス的存在がいて、最後は爆発で締めて欲しい。

爆発は最後までとっておくべきだ。

 

本作は、この手B級映画の中では「面白い作品」に入ると思う。
サメを気合入れて撮っている事に加えて、テンポがよく中だるみがない。

出演者のレベルも高く、映像の撮り方も面白い。
映画の基本的な事が、しっかりしているから、サメが出てこないシーンも退屈しないで観賞できる……って、その辺りを疎かにしている「サメ映画」サイドに問題があるような気がしないでもない(笑)

上記に加え、ストーリーやギミックも「B級」に徹しているので、気軽に観えていい。
休日に、テレビの前でゴロゴロしながら観るには、十分すぎる作品だ。

そんなサメ映画の佳作「シャーク・ナイト」
興味のある人は、是非観て欲しい。

 

P.S:本作品のエンドクレジットの後には、出演者による「サメラップ」と、呼ぶべきものが入っている。
 

「出演者がちゃんとしたレベルの人だったのは、これがやりたかったからか……」
と、一瞬思ってしまった。はっきり言ってただのギャグだが、本編を観たのなら、ついでだから観て欲しい。サメ映画クラスタの間ではそこそこ語り草になっている。

うん、そんな訳ないな。

 

 

 

総評・感想まとめ

総評:♡♡♡♡♡♡♡♡ 8/10

キャラクター………◎
「バカンスに来た頭からっぽの若者」なんだが、感情移入できる程度にはいい奴ら。
「ハメを外してバカ騒ぎしているが、根は善良」なのがいい。
・この手の映画にしては、出演者のルックス・演技レベルが高い。
   ↓
特典映像のラップのためという説あり。

ストーリー………〇
「バカンスにきた若者が、地元の悪い奴らに酷い目にあわされる」と、いったプロットから分かる通り、サメがメインではない。
・その手のプロットとしてかなり王道をいく展開で、綺麗にまとまっている。

カメラ・演出……◎
・映像が無駄に凝っていて面白い。→3D映画のためだったのか?
・特に、導入のバカンスシーンのジェット・スキーのシーンの動きのよさ。
・映像が面白いため、怪物が出てこないシーンも退屈しない。

●怪物………〇
・CGの出来はいい。

・種類も多く出てきて満足。
ただ、不満を言うとしたらストーリー的に「DQN>サメ」なため、若干影が薄い(笑)

雑多な感想

「善悪は関係ない、エスカレート」するは至言だと思う。
・出てくるサメの種類は多い。
・サメの出来はいい。
・カメラワーク、演技など、基本的な事がしっかりしている。
・サメより悪人がやっかいな作品。
・エンディング後に謎のラップあり。一応観よう。

 

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